本ページはDragonbird Project公式ブログ「とみーごろぐ。~メタルと天使と自動車と~」にて2021年1月から2022年4月にかけて投稿・連載されたブログ小説「超能力集団『ZONE』」の物語を1ページにまとめたものです。少しオカルト臭が漂っておりますが、楽しんで頂けたらと思います。なお、この物語はフィクションであり、実在する団体や個人、事件などとは一切関係ありません。また、物語に登場する超能力は現在の科学で証明されたものではありません。あくまでも作者の創造です。
プロローグ「はじまりの時」
20XX年・未来首都トウキョウ。この地に未知の集団が活動している。2人の男たちと2人の女たちが科学では証明されない力・超能力で人々を助けたり、悪を退治したりする。
「はぁ?こんなの単なるオカルトじゃん」。
大半の人はそう思うだろう。
しかし、こんな集団が多くの人が助けられている。その集団の名は…
「ZONE(ゾーン)」。
メンバーの内訳は赤い服の「α(アルファ)」、「β(ベータ」、「γ(ガンマ)」、「Σ(シグマ)」の4人で構成されている。
αは赤い服の女。炎属性の攻撃は勿論、透視が出来る特殊スキルを持っている。
βは緑色の服の男。風属性の攻撃は勿論、人体から迸る未知の煙「エクトプラズマ」を出せる特殊スキルを持っている。
γは青い服を着て、サングラスをかけた男。水属性の攻撃は勿論、予知能力の特殊スキルを持っている。
Σは黄色い服の女。雷属性の攻撃は勿論、ポルターガイストをコントロールする特殊スキルを持っている。
そんなZONEには大敵の「暗黒科学団」というものがある。その長が「ミスターX」だ。
彼はZONEの活躍を批判している。
「黙って見過ごすわけにはいかない。科学で証明し、正しく滅ぼさねば…」
Xの目的は科学に反する行動を批判対象とし、ZONEを壊滅することだ。
しかし、ZONEは超能力の存在を主張する。
α「さぁ、みんな!私たちの力を結集して、闇の組織を壊滅するぞ!!」
彼らは、平和を乱す科学者たちと戦うことになる。暗黒科学団の壊滅をきっかけに未来のトウキョウが平和になり、人々を幸福にする結末を見いだせることが出来るのか?
第1話「ZONEと科学者の闇」
「暗黒科学団」のリーダー・ミスターXがある時、未来都市トウキョウに訪れた。
その頃のZONEは生活に苦しむ都民たちを助けていたのだ。
その時Xがこう警告した。
ミスターX「おい!そこのお前たち!!超能力だのオカルトなど何故に非科学的な犯罪行為をやっている!?真っ向から科学に対立し、科学に挑戦し、良識ある都民たちに馬鹿なコトをやっているんだ!!」
α「私たちがやっているのは反科学行為じゃない!未科学だ!!」
ミスターX「おのれ、馬鹿どもが!!牢獄に入れてやるわぁ!!」
Xは睡眠銃ででZONEのメンバーたちを撃ち、眠らせてしまった!!
そしてZONEはどこかへ連れ去られてしまった…
ミスターX「フン、こんなもんで科学文明が負けると思うか!」
第2話「ZONE、牢獄でピンチ」
未来都市トウキョウで活動していた、超能力使いの4人組、ZONE。しかし、暗黒科学団の首領・ミスターXの手によって、催眠ガスで眠らされたα、β、γ、Σは、Xのアジトの一部である、科学収容所に閉じ込められてしまった…
α「なぜ私たちがこんなコトで…」
β「α、取り敢えずここから脱出する術を考えないと!」
するとXがやって来た。
ミスターX「ふっふっふっふ…ワシの科学で閉じ込められてオカルト・超能力が時代遅れという絶望の味はどうだ?」
α「貴様-っ!!私たちを閉じ込めてどうするつもりなの!?」
ミスターX「決まっておる。貴様らを葬り去るのだー!!」
そしてXは化学兵器で4人をつぶそうとするが…
β「それはどうかな?僕はこんな技が使えるんだ!」
するとβがエクトプラズマでXの目を眩ました!!
β「さぁ!みんな!この隙をついて逃げるぞ!」
そしてβがサイクロン・アタックで檻のパイプを吹き飛ばした!!!
ミスターX「ううっぅぅぅ…」
Xは正気を戻し、その時は4人は脱獄した。
ミスターX「くっそおおおおおおおおお!!!!ZONEめえええ!!私の目を潰した上にどこかへ逃げてしまった!!シャーク、クリード、コテール!!ZONEどもを追えー!!確保しろ!!」
第3話「3匹の科学怪獣」
ここからZONEと科学者の強大な闘いが始まる。
因みにシャーク、クリード、コテールは科学の知恵で作られた科学生物であり、通常の能力では倒せない守備力を持っている。
果たしてZONEはこの生物を倒すコトが出来るのか…?
一方のZONEは、トウキョウに逃げるコトが出来た。
例によってα、β、γ、Σは超能力で人々を助けたり、希望を与える活動を行っていく。すると…
???「おい!ZONEの野郎ども!!オカルト・超能力で人々を扇動(せんどう)するのはもうやめろ!!」
α「誰!?」
β「これは科学生物だ!!」
???「オレたちはX様のしもべの科学生物…」
「シャーク!」「クリード!!」「コテール!!!」
γ「それだけかよ!」
シャーク「全然驚いてない…!!」
β「もああああ…」
βはエクトプラズマを試みた!!
シャーク「ぎゃああああああ!!!くっさいいいい!!!」
コテール「逃げろー!!」
クリード「待ってよぉ、シャークぅ!!」
なんとか科学生物は撃退成功。その4日後…
トウキョウ。その日は活動休みで商店街で4人でアキハバラを散歩していた。すると…
Σ「聞こえる…悪の世界に蠢く、何者かの気配が…!寄り潜め、息を殺して、あたし達を狙っている…!ブツブツ…」
α「Σ、何ブツブツ言ってるの?」
すると科学生物が久しぶりにZONEに襲い掛かってきた!!
科学生物たち「キャハハハハー!!」
α「きゃあ!!またお前たちか!!」
コテール「お前らがオカルトで人々を扇動するおかげで、オカルトが霊感商法に悪用されているコトが自覚出来てんのか!?」
α「知らない!それがどうした!?」
シャーク「この野郎!!!許さないぞ!!」
クリード「科学の力を見せるよぉ!!」
そして生物たちは目潰しビームを発砲!!
γ「うあああああっ!!」
γに当たり!!
コテール「今だ!!」
α「何をする!!」
αは火の粉を生物たちに吹き付けた!!
α「私は炎を操れるα。どこから攻めても意味はない」
コテール「くっそおおおおおおおおお!!!!みんな!今回は引き上げるぞ!!」
なんとかZONEは科学生物を倒すコトが出来た。しかし、この後、どんな課題が待ち受けるのか!?
第4話「異次元空間のZONE」
ある日、ZONEメンバー一同はとある田舎を訪れた。その日は心霊スポットで怖がっている人たちを超能力で助けていた。すると、暗闇の洞窟に看板が立っていた。そこには
「この池には異次元の空間が存在するので、決して入らないように」
…と書かれていた。
するとまたもや科学者・ミスターXの造った科学生物がZONEを襲った!
その名は「豈鬼(あにき)」。超能力を封じるこん棒を持った暴れん坊鬼である。
メンバー一同は逃亡するが、全員洞窟の池に入ってしまった!!果たしてどうなってしまうのか!?
―—池の中。そこには魔物たちが蔓延る地獄の場。それが異次元空間。
一度入ったら2度と脱出できない極めて危険な場所である。…
その異次元空間に入り込んだZONE。同時に豈鬼も入り込んできた。
豈鬼「グヘヘヘヘ…お前たちが噂のZONEか。」
α「来るな!!なぜお前は私たちの活動していた場所を知っている!?」
豈鬼「貴様らのような反科学能力で人々を扇動し、事あるごとに良識人を操る変なニオイを感じてな…グヘヘヘヘ」
β「ふざけるな!!オレたちがやっているのは…」
豈鬼「うるさい!黙れ!!そんな奴には自慢のこん棒でお仕置きだぜ~!!」
すると異次元空間の魔物が豈鬼に襲い掛かってきた!!
???「この捨て熊、腹が減ったぞ~!!」
豈鬼「何をする!!」
捨て熊は異次元空間きっての腹ペコ熊で、生物なら何でも食べてしまう恐ろしい熊である。
捨て熊「がおーー!!」
捨て熊は豈鬼の胸を噛んだ!!
豈鬼「ぎいいいやああああああああああっ!!!」
γ「やったぜ!あそこに脱出口があるぞ!そこに飛び込め!!!」
そしてZONEは異次元空間から脱出できた!!
その後田舎から逃げ出し、トウキョウに逃亡できた。
すると、異次元空間に、あの兵器の影が…
なぜかシャークが!!
第5話「ジャックと呼ばれた生物兵器」
異次元空間。そこにシャークが捨て熊に何やらお願いしていた。
シャーク「どうか、弟子にしてください!!」
捨て熊「ん?…これは…
…トランプカードのジャック!!」
シャーク「オレはトランプカードのやつじゃなーい!!」
…
トウキョウ。
シャークがいなくなったため、クリードとコテールが捜していた。
クリード&コテール「シャーク!シャーク!!」
コテール「…いないぞ」
クリード「シャークのやつ、どこに行っちゃったのよ…余計な手間かけさせてぇ…シャーク!!」
一方のZONE。
今日は活動休みで、パワースポットを訪れていた。
コテール「クリード、またZONEの連中がオカルト喧伝してるぞ」
すると異次元空間の扉からシャークが飛び出してきた!!
クリード&コテール「おお!!シャーク!」
シャーク「今回はオレに任せてくれ!」
クリード「分かったわ!ZONE!!今日こそオカルト喧伝やめてもらうわよ!!」
γ「う!またXの生物兵器!!」
α「あんたたちはしつこいな」
シャーク「うおおおおお…」
Σ「今日のジャックは何やら強い力を感じるわ…!!」
β「へへへ!!いくら強くてもトランプカードのジャックというひ弱なレベルだな」
シャーク「だからオレはトランプカードのジャックじゃなーい!!このオレを怒らせたな!!覚悟しろ!!」
するとシャークがZONEを襲う!!
すると突然サラリーマンの男社員が急ぎ足でかけてきた。
サラリーマンの男「ああ!!早くしないと遅刻する!!」
シャーク「邪魔をするな!!」
サラリーマンの男「ひっ…!!!」
突然シャークが男を噛みつき、殺してしまった!!
γ「あ…あれは…捨て熊の技だ…!!」
その名もワイルドファング!!実は前回の物語にて、捨て熊が豈鬼の胸をかじった時の技で、シャークが強くなろうと、捨て熊がシャークに教えた技なのである。
β「みんな!ここはひとまず逃げろ!!噛みつかれるぞ!!」
ZONEはここで一旦逃げるコトになるが…
クリード「あのシャークが…」
コテール「ZONEを退治したぞ!!」
クリード「シャーク、やればできるじゃない!!」
シャーク「オレだって、やる時はやるさ!!」
α「私たちが本気になれば、生物兵器なんかには負けない…!!」
しシャーク「ふん。ならば、科学が正しいコトを教えてやろう」
γ「死にたくなければやめておくんだな」
クリードはワイルドファングを試みた!!…が!!
Σがマジックの如くステーキナイフを出し、シャークの口の中に入れた!!
クリード「あ…あえ…!!」(な…なぜ…!!)
Σ「あなたの格闘スタイルなんて某ストIIのブランカのまねごとよ。私たちZONEは結成した時から超能力のプロよ。あなたたちが超能力をオカルトと呼ぶけど、全ては科学に勝るわけなのよ」
クリード「シャーク!!」
Σ「口を裂かれて死になさい!!」
Σはステーキナイフを伸ばす技、「エクステンション」を試みた!!
するとクリードの口が縦に伸び、顎を粉砕してしまった!!
クリード「がああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
コテール「今日のところはひとまずひきあげるぞ!!」
γ「ジャックが大口叩くな!!」
クリード「おうあ…おえあおあんうああおおあっうあっあうあ…」(そうか…オレはトランプカードのジャックだったんだ…)
しかし、一難去ってまた一難という言葉があるが、果たして逃げられた生物兵器を完全に潰すコトが出来るのか!?
第6話「デンジャラスな実験科学者」
ある日、ZONEに手紙が来た。
「ZONEの皆さん、お元気ですか?私は米村けんじろうです。今回は皆さんにサプライズなデンジャラス実験をお見せしたいので、是非ともシブヤのモールに来てください」
β「なんか嫌な予感がするな…」
γ「まぁ、取り敢えずXを倒すヒントを見つけるためにも、勉強の一環として行こうぜ」
果たして米村けんじろうはどんな実験をするのか、そしてZONEはどうなるのか…?
シブヤのモール。
???「あ、ZONEの皆さん!こっちです!」
α「あ、あなたがけんじろうさんか。こんにちは」
???「はい。私は米村けんじろうです。皆さんに会えてとても嬉しいです!」
β「こちらこそ、お会いできて光栄です」
けんじろう「おほめに預かりありがとうございます!」
Σ「で、どんなサプライズを見せてくれるの?」
けんじろう「今日は身体に致死量の電流を流し、焼き肉を焼く…」
(ここは読者の興味をそそるかもしれないが、危険なので、少し割愛する)
けんじろう「はい、いかがでしょうか」
β「…ちょっと、それは子どもが見たらまねしそうだろ。もし見た子どもがまねして死んだらお前の責任だぞ。いくら安全に考慮してやっているとはいえ、それはやりすぎだぞ。科学を悪いコトに使うんじゃない!!」
けんじろう「…ッ!!よくも私の実験に注文を入れてくる!!この感想を聞いた私は流石に怒るぞ!!!」
そしてけんじろうは科学生物に変貌した!!
実は米村けんじろうは暗黒科学団の一員だったのだ。XにZONEを倒すために作られた生物だったのだ。
けんじろう「ワタシハモウダレニモトメラレナイキケンセイブツニナッタ。ドコカラデモカカッテクルガイイ!!!」
Σ「さっきとは違う…やっぱりXの仕業だったのね!!」
けんじろう「サアゾーンヤッテミロ!!」
α「みんな、まずは通常攻撃で試してみよう!!」
ZONE一同「はあああっ…!!!」
ZONEはそれぞれの通常攻撃をけんじろうに叩き込んだ。…が!!
α「きゃあああ!!」
跳ね返されてしまった!!
けんじろう「ワタシノカラダニハナニヲヤッテモキカナイトイッタダロウ!!」
Σ「そうだ!どんな属性の攻撃が効かないなら、私の特殊攻撃で行くわ!!」
Σは身体の細胞を溶かすポルターガイストを試みた。
すると…
けんじろう「グッ…!!グエエエエエッ!!!ガアアアアア!!!ナ…ナントイウ…ナントイウチョウノウリョクダ!!!コレハヨイコノミンナデモマネデキナイ…!!」
α「罰が当たったんだ。もう危ないコトはやめような」
第7話「スピリチュアル・カウンセラーの憂鬱」
あるところに、スピリチュアル相談を受け付ける精神科が設立された。
その相談師の名は、相川博之(あいかわひろゆき)。
彼は精神疾患を持つ患者を治療し、その人を癒している。
そんなある日、相川は自分の身を心配していた。
相川「ううん…何か恐ろしい事件が起きるのを感じている…このトウキョウのある集団に強力な霊力を感じる…その霊が科学団を壊滅させる何かが災いを打ち消すようだが…」
そこにZONEのメンバー一同が訪れていた。
α「あ、これはどうも、相川先生。いつも色々な人を治療して頂き、御礼申し上げます」
β「相川先生、今日は少し落ち込まれていらっしゃるそうですが、何があったんですか?」
相川「いや、何でもない。少し強大な霊力を感じていて、それを追い求める何かを探求している」
γ「まさかオレたちの力を感じておられるのですか?」
相川「…!!」
その時、相川に衝撃が走った!
相川「将来的に超能力と科学が共鳴するだろう…」
Σ「まさか、Xが攻め込んで来るという予知なのですか?」
相川「いや、何でもない。知らない方が身のためだ。ZONEの皆、まずは自分たちの身を守れ。そして科学団を静かに壊滅した方がいいのかもしれないぞ」
β「いやぁ、何か引っかかりますね、そのようなコトをきくと…」
α「私も引っかかるコトが少しあるみたいです。科学と私たちの力が共鳴するというのは…」
相川「悪いコトは言わない。今日は休戦協定とせよ」
γ「オレたちが少し休めと。まぁそうしましょう」
その時、運悪くミスターXがスピリチュアル精神科にやってきた!!
相川「来たようだな。ではスピリチュアル・ジュエリーで科学の能力を防ぐしかない」
X「貴様が相川か。その宝石で何をしようというのだね?」
相川「ふっ、運気向上には必要不可欠だ。あなたは科学文明ともいうが、それを否定するわけが…」
するとXが…
X「ふん!!」
なんと、Xは科学銃でスピリチュアル・ジュエリーを台座から落としてしまった!!
相川「ああ!!X…何というコトをしてくれる!?」
X「ふん。ちょうどZONEも居たな。」
α「X…これは、どういうコトだ!?」
すると相川が力をためる。
相川「ZONE、下がっていろ。今はまだ戦う時ではない。いくぞ」
すると相川はZONE一同に呪縛超能力を与えてしまった!!
ZONE一同「うわあああっ!!!」
相川「ZONE、お前たちには呪縛の術を使わせていただく。この術は私が解かぬ限り動かないようになっている」
β「やめてください…!!」
相川「ZONEよ、今のお前たちは私を凌ぐ能力は持っていない」
γ「やめてください…」
相川「止めるな」
Σ「謝らなくてもいいです…!!」
相川「いや、お前たちには私が見せたいものがある!!」
α「待ってください!!」
相川「まずは私の力を見るがいい。見るコトもまた戦いだ。私の力が、この先の戦いに役に立つものがあるから…」
β「嫌です!!そんなのは苦痛に耐えろと言われるようなものです!!オレたちの力は発展途上でも、戦いで力を上げられるんです!!」
相川「いや、私はZONEのポテンシャルを引き上げるために戦うのだ!!」
β「ううう…オレたちを…オレたちを動かしてください!!呪縛を解いてください!!!」
呪縛の能力をかけられたZONEは相川とXの戦いで何を学ぶのか?そして相川とXはどうなってしまうのか!?
第8話「世紀の決戦・序章」
ZONEに呪縛の能力をかけた相川。遂にミスターXと闘うコトになった。
X「貴様、何故オカルトを存在すると思っているんだ?そうすれば、私と闘う運命にあるわけだ。フッ…いいだろう。どこからでもかかってこい」
相川「貴様の科学など、めではない。」
X「喰らえ!!科学銃マシンガン!!!」
Xは科学銃を取り出し、闇の弾を連射した!!
が、相川は全ての銃弾をかわした!!
相川「ふっ、そんなのでは私は倒せん!!喰らえ!!!!プラズマサンダー!!!」
相川は手からプラズマ電撃を放つ!!
が…
X「見切った!!死ね!!!」
なんとXが闇の弾で電撃を跳ね返し、相川にダメージを与えた!!
相川「ぐあああああぁぁぁっ!!」
α「ど…どうすれ…ば…」
β「スピリチュアル・ジュエリーの光が…オレたちに力を送っている…みんな、あのジュエリーをつかめ!!」
ZONE一同はXに台座から落とされたジュエリーをつかんだ!!
すると眩い光がZONEを包んだ!!そして…
X「貴様の命は終わった!!くたばってしまえ!!!」
するとXの手が止まった!!
X「ううううううっ…貴様…何故呪縛超能力を外した!?」
β「外せたのは、この宝石のおかげだ。その光が呪縛超能力を破ったのだ!!」
そして、スピリチュアル・ジュエリーの輝きが消え、使い物にならなくなってしまった。
相川「ど…どういうコトだ!?」
そして、ZONE一同の超能力がグレードアップした!!!
α「今までの私たちとは違うというコトを見せつけてやるぞ!!」
X「いいだろう。貴様らの強さとやら、とくと見せてもらうぞ」
遂に超能力のZONE一同はと、科学文明主義のXの戦いが始まる!!
α「喰らえ!フレイムバースト!!」
αは炎攻撃でXを燃やそうとした!!
β「いけ!!テンペスト・サイクロン!!」
βは風の攻撃で吹き飛ばそうとし…
γ「やるぜ!!アルティメット・ウェーブ!!!」
γは波で飲み込む!
Σ「えいっ!ライトニングサンダー!!!!」
Σは眩い電撃でXの目を潰そうとした!!
X「ウィンド砲!!」
一方のXは科学の風を送り込んだ!!
ZONE一同「うあああっ!!」
ZONEメンバー一同は風で飛ばされた…が!!
X「ふふふふ…これで終わっt」
しかし、Xも先ほどの4つの攻撃を食らい、ダメージを負った。
X「くっ…貴様らの超能力とやら、私の想像を遥かに超えていた。やはり貴様らは奈落の底に落とさねばならない…」
そしてZONEは立ち上がり、Xをあらゆる超能力で攻撃し、Xも科学的な攻撃で壮絶な戦いを繰り広げるが、勝負はつかなかった…
X「はぁ…はぁ…取り敢えず休戦協定だ…しかし、今日が戦いの終わりではない。今日が、科学文明とオカルトの戦いの始まりなのだ。私は科学文明を世に広め、正義の社会にするまでは、決して死なん!!さらばだ!!」
果たして超能力VS科学文明の決着はつくのか!?
第9話「肥った科学生物の憂鬱」
ZONE一同はある日、日頃の活動によって疲れていたので、気分転換に森の空気を吸っていた。その森は自然豊かなおいしい空気を木々が開放しているのだ。
α「なんてこんな清々しい空気だろう?心がリラックス出来る…」
すると森の奥で何らかの振動が伝わってくる。
β「何だ、あの生物は…。ひょっとして…!!」
そう、あの生物こそ、例によってXが送り込んだ科学生物だった!!
その名はデービィー。デービィーはZONEを抹殺するために、Xが特殊ゲノムで作り上げた生物兵器だ。その名の通り(?)肥っている暴れん坊なのだ。
デービィー「ふっはっはっはっはっは。私がきみたちを殺してあげますよ~」
γ「あぁん!?デブはデブ小屋で寝ていな!!」
デービィー「ぶっひっひっひ。私をデブ扱いするとはいい度胸ですね~。ならば死になさい!!!」
デービィーは例の振動『ダイビングヒッププレス』という技でZONE一同にダメージを与えた!
ZONE一同「うあああっ!!」
デービィー「ぶっひっひっひ。私の身体はゴムのような仕掛けを持っているんです。ですから、ZONEの皆様の力はこの肉の壁に吸収され、力をためるコトが出来るわけです。この力は皆さんにも跳ね返しちゃいますよ~!!」
γ「くっ…デブだと思って、油断してたぜ…」
α「それでも負けないのがZONEだ!私が炎であいつをやせ細らせるから、その後にΣ、雷攻撃でよろしく!!」
Σ「はい!」
αはフレイムストームでデービィーをやせ細らせた!!
デービィー「な…私の肉が…柔らかくなっていく!!」
Σ「あなたはもう、脂肪の塊となったわ!!これでも食らいなさい!!『エクステンション・サンダー』!!!」
デービィー「うぎゃああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
ZONEはデービィーを倒した!!
γ「いやぁ、凄かったな。デブを潰すと気持ちいいなぁ!!」
そしてZONEはまた活動を再開するのであった。
第10話「超能力と科学と善と悪」
――天空に2つの極星あり…。
即ち…。
超能力と科学、善と悪、陰と陽、オカルティズムとサイエンストイズム…。
ある日、ZONEがトウキョウで活躍していると、また異次元から豈鬼が襲ってきた!!
豈鬼「うおおおおおおおお!!!!」
α「お前は何処かで見かけたぞ…豈鬼!!」
※豈鬼がZONEを最初に襲った時の詳細は、第4話「異次元空間のZONE」に詳しい。
β「来るな!これ以上近づくな!!」
豈鬼「いやだよ~~ん♪」
γ「ふっ、ふざけやがって!!」
Σ「いい?私たちがやってるのは、ただのオカルト活動じゃないの!」
豈鬼「オカルトはオカルト!このこん棒で懲らしめちゃうぞ~!!」
Σ「何やら今日の豈鬼、あまりにも強い力を感じる…!!」
豈鬼「ん?何か怪しい力を感じるなぁ。そんなものはこれだ!」
豈鬼はΣにこん棒を振り、ぶった!!
Σ「きゃあああっ!!!」
豈鬼「はっはっはっは…これで科学の力は1つ弱くなったな。他の3人もまとめて地獄に落としちゃうぞ~~~!!!」
豈鬼はこん棒を振り回し、ZONEの力を封印しようとする!
しかし、Σはぶたれた時、思わず避け、かすり傷で済んでいた!
Σ「まだ…まだ戦える…!!みんな、力を貸して!」
α&β&γ「ああ!」
そう、実は以前のXとの戦いで、宝石を掴み、超能力のパワーがアップグレードしているのだ。
ZONEはその時に覚えた、強力な技を使った!!
ZONE一同「いっけー!オカルティズム・ソウルフォース!!」
オカルティズム・ソウルフォースは、超能力をフルに使い、科学関係者の力を絶命にする、最強技!!
豈鬼「ば…馬鹿なぁっ!!」
そして、豈鬼は倒れた。
豈鬼「ど…どうやら…ここまでか…」
α「科学とやらで私たちを軽蔑するのが悪いんだ。極楽浄土で反省しろ」
豈鬼「極楽浄土で反省…だと…?」
そして、αは炎で豈鬼を燃やした!!
豈鬼「ギャアアアアアアアアアアアッ!!!」
β「おい!α、酷いぞ!」
γ「そうだぞ!」
Σ「α、いくら何でもやり過ぎじゃない?」
α「…ごめんなさい」
第11話「兄弟喧嘩」
トウキョウのヤスクニ神社。政府の関係者などが参拝するこの神社に、ヤスクニ神社の兄弟の守り人がいる。
その兄弟2人の名は、弟がヒカル、兄がハルオ。
ある日、ハルオが大きなため息をついていた。
ヒカル「あにぃ!どうしたんだいため息ついてぇ」
ハルオ「ヒ、ヒーくん!あにぃの悩み、聞いてくれる?」
ヒカル「うん」
ハルオ「今日も明日も年末もこんな退屈の門番しなきゃいけないなんて、毎日毎日こんな繰り返しでさ、やってらんないよぉ」
ヒカル「そんなコトないんじゃないかな、あにぃ。それよりも話があるんだけどさ」
ハルオ「ん?」
ヒカル「あのさー。これ何!?」
ハルオ「あぁっ!」
それはハルオが好きな、大人気美少女アニメーション番組の主人公のフィギュアだった!!
ヒカル「あにぃにこんな趣味があったなんて…。ショック受けちゃった。こんなの集めて楽しいの?」
ハルオ「いいじゃん、オレの趣味なんだから」
ヒカル「でもだめだよ、あにぃ。美少女アニメなんて卒業しようよ。あんなの女の子が見るアニメだから。オタクになるだけで、何の意味もないんだから。こんなの処分するよ」
ハルオ「ちょ、ちょっと待てよ!」
ヒカル「あにぃの頼みでも、こればかりはきかないよ!」
ハルオ「や、やめろぉ!!」
そして、ヒカルはフィギュアをへし折った!!
ハルオ「ああああああああああああああ!!!!!!なんてコトを…」
ヒカル「なんてコトをじゃねーよ!テメェが目を覚ませよ!いつまで泣いてんだよ、このクソあにぃ!!」
ハルオ「それが兄に対する言葉かよ!?もう堪忍袋の緒が切れたぞ!!」
ヒカル「やんのか!?テメェコラァ!テメェはもうヤスクニ神社の門番のあにぃじゃねぇ!!!」
ハルオ「望むところだ!!やってやるぞー!!」
そして兄弟喧嘩が始まった。
すると、活動していて、偶然ヤスクニ神社を通り過ぎようとしていたZONE一同がやってきた。
α「みんな、神社の門番がこんなのでいいか?」
γ「う~ん…。これではヤスクニ神社の品位も落ちちまうな」
β「こうなったらオレたちZONEが、超能力集団の力でなんとかしないとな」
Σ「そうね!」
ZONE一同「おい!そこの門番!!」
ヒカル&ハルオ「!?」
α「ヤスクニ神社の門番の兄弟同士、仲よくしよう!」
ZONE一同「フレンドリー・ディメンション!!」
この技は超能力の1つで、全身の部位を狂わせ、自在にコントロール出来るようにする。
ヒカル&ハルオ「う…うううううっ!!身体が…勝手に…!!」
そしてヒカルとハルオは仲直りした。
ヒカル「ごめんなさい、あにぃ」
ハルオ「ごめんな、ヒーくん」
β「もう喧嘩はするなよ?」
ヒカル&ハルオ「はい」
そして兄弟はヤスクニ神社の門番を正しく務めるのであった。
第12話 「悪魔たちの哭(な)き声」
この日のZONEは、休日なので、ビルの展望台からトウキョウの街を眺めていた。
Σ「ここは中々いい眺めだね」
β「そうだな!」
その日の午後、ビルから出ると…
α「な…何か科学の怪しい匂いが…」
γ「オレに任せろ!!」
γは透視能力を使う。すると久しぶりの3匹が後をつけていたのだ!!
シャーク「な、なぜわかった!?いとも簡単に!!」
γ「へ、オレは目がいいし、たとえ物音一つ立てずに近づいたとしても、オレたちZONEの背後を通るなんて難しいんだぜ!!」
コテール「そんなコトより、お前らのオカルト活動もこれで最後にしてくれる!!」
そう、あの3匹は以前の物語(第3話参照)と同じように、ZONEを追いかけて、オカルト活動に終止符を打たせようとしていたのだ!!
生物兵器一同「さて、今回はいつもより強い科学を見せつける!!」
まずはコテールからの攻撃が!
コテール「これぞミスターX直伝のオカルト終止符攻撃・電気ショックブラスター!!」
しかし、ZONE一同はもちろんかわした!!
クリード「よくかわしたわね。なら、これなら!!」
クリードはフレイムロケットを発射!!
今度はβにヒット!!
β「ぎゃあああああっ!!!」
クリード「まずは一人とっちめたわ!!」
α「なんという凶暴なコトを…!!許さない…!!!!」
その直後、βはヒーリングし、カムバックした。
α「みんな、力をためるぞ!!」
するとZONE一同の身体が輝いた!!
クリード「何その目が悪くなりそうな技は!?」
シャーク「てんかん痙攣するからやめろ!」
これこそ、スピリチュアル・ピカリーニョという技だ!!!この技の奥義は、スピリチュアルパワーがたまる点にある。そして、その奥義を見た科学者はひれ伏す。
シャーク「みんな、オレに力をかしてくれ!!」
クリード&コテール「はい!!」
すると科学生物も力をためた!
シャーク「トドメだ!死ね!!」
β「死ぬのは、お前たちの方だ!!」
シャークは、アングリーブラスターを発射!!
ZONE一同「先手を打つ!!オカルティズム・ソウルフォース!!」
なんとZONE一同はアングリーブラスターを撃たれる直前に避け、ソウルフォースを放った!!
科学生物一同「ああああああああああああああ!!!!!!」
そしてシャーク、クリード、コテールは科学能力を完全に失い、最早げっ歯類同然と化してしまった。
γ「眠れ。悪魔たちよ…」
α「みんな!よくやった!!これで科学生物は追い払われた!!」
γ「オレにはまだ、悪魔たちの哭き声が聞こえる…」
そして科学生物はアジトに戻り、Xに謝罪をするコトになる。
科学生物一同「X様、申し訳ございませんでした~」
X「ワシの方が泣きたい。もう悲しいよ~」
第13話「上からの圧力に背く者」
ヤスクニ神社。
ヒカルにZONEが何やら質問が。
α「この神社の神、カネクイーン様はどうしたんだ?」
ヒカル「そうなんだ。以前から姿見なくなって、すごい心配をしてるんだ…」
ハルオ「オレはいいんだけど…」
するとヒカルはハルオを叩いた。
ヒカル「あにぃ!そんなコト言わないで!!」
β「まぁまぁ。じゃあα、カネクイーン様を探しに、ちょっと散歩でもして来い。ただ、ミスターXの罠には気をつけろ」
α「わかった!!」
こうして、αは一人カネクイーンを探すコトになった…
――一方、暗黒科学団アジト。
ここに、ミスターXの上の階級「Z」を持つゼードがいた。
そこでは何やら揉めているらしい…
ミスターX「だから、ワシの力をもっと強くする科学の技を授けてくれと言ってるはずじゃ!」
ゼード「そんなものは自分で考えなさい」
ミスターX「だからつまらないのだよ、ゼード。この意地悪めが」
ゼード「意地悪とは何!?あんたのコトを思って言っているの!!」
ミスターX「はぁ!?」
ゼード「ああもう堪忍袋の緒が切れた!!もう科学者やめろ、X!!二度と科学研究するな!!」
ミスターX「そんなのはしない!!」
ゼード「しょうがない。貴様のその腐った精神を崩壊させてやろう」
ミスターX「何が腐った精神じゃ!!」
ゼード「その口がいけない!今すぐ科学者をやめるのだ!!」
ミスターX「ならばその上からの圧力、吹き飛ばしてもいいかね!?」
ゼード「やるかテメェ!!」
こうしてミスターXとゼードの戦いが始まった。
ゼード「喰らえ、サンダーフラッシュ!!」
ミスターX「うあああっ!!」
すると偶然にもαが散歩していた時、カネクイーンが通り過ぎた。
α「あ、あれは…」
ミスターX「く…うぐぅ…」
ゼード「殺しはしない。その舐め腐った精神を潰すだけだ!!」
そしてゼードは止めを刺そうとした…その時!!
ゼード「ううぅ…何故か身体が重い…頭も痛い…」
ゼードは倒れた。
実はこの時、カネクイーンが軟体能力でアジトに侵入し、ゼードのエネルギーを奪っていたのだ。
カネクイーン「おほほほほ。ごめんあそばせ。私がくっつくと、力を吸い取るの」
ゼード「こ…こんな時に…!!」
ミスターX「フハハハハハ!!!これでお前は終わりだ!!死ね!!!」
ミスターXはデス・ポイズンをゼードに食らわせ、殺してしまった!!
ゼード「ああああああああああああああ!!!!!!」
ミスターX「ふぅ…ちょっとやりすぎだったけど、上からの圧力は懲り懲りだ」
α「これ大丈夫なのか…?」
第14話「αの最期」
X「ワシはついに科学の頂点を目指すのじゃ~!!」
それを偶然暗黒科学団アジトで見たαは、怖気づいた。
α「私は、見てはいけないものを見てしまった…!!」
するとαを察知したXは、超能力のにおいを感じたのか、玄関に出てきた。
X「α、いよいよお前をこの世から葬ってくれるわぁ~!!」
α「くっ…かくなる上は、一人でも、やるしかない!!」
さぁ、αとXの大決戦が始まった!!
α「かかってこい!私はオカルトを広める目的はない!!」
X「小賢しい!!そんなものでワシを倒せると思うか!?」
α「科学だけがすべてじゃない!超能力はマジックだ!!その能力、とくとみろ!!」
αはフレイムレーザーを使った!!…が!!
X「貴様にも、ゼードと同じ目にしてくれるわ!!!」
Xはデス・ポイズンを使った!!
α「きゃあああああああああああああっっ!!!」
そしてαは倒れてしまい、昏睡状態になってしまった。
…
一方、ZONE一行。
β「αはどこだ?もうすぐ夕方になるのに…」
数時間経ってもαが帰って来ないので、あたりを探していた。
すると…
γ「ああっ!!」
Σ「何!?」
なんとデス・ポイズンで殺められたαが倒れていた!!
γ「α!!大丈夫か!?」
α「あ…ああ…。私、あっさり負けてしまった…」
Σ「負けてしまったって…、誰の仕業なの!?」
α「ああ…やつから渡されたこの携帯型ビデオプレイヤーを見て…」
そこに映っていたのは、ミスターXだった!!
ビデオの中のX「くっくっくっくっく…ついに貴様らの息の根を止める準備は整った。ワシら暗黒科学団のアジトで待っているぞ…はーっはっはっはっは…!!」
β「許せない…!!」
α「私は…やはり役立たずの邪魔者だったの…」
γ「おいおい、何を言う。αは役立たずじゃねぇぜ。色々活躍してるし」
α「あ、ありがとう…」
Σ「αがいないと、あたしも寂しいし、活動能力が低下しちゃうわ。トウキョウの平和は、みんなで守らないと」
α「そうかもしれない…けど、もう…迎えが……」
β、γ、Σ「あ、αああ!!」
そしてαは息を引き取った…
β「α…何で――――!!!?」
γ「炎の使い手が死ぬなんて…」
Σ「うわあああん、こんなの嘘だと言って!!」
そして3人はαの死を悲しんだ…
β「α、お前のコトは忘れない。まさしくZONEのトップリーダーだったからな。安らかに眠ってくれ。X…αの仇…絶対にとってやる!!」
第15話「ZONEvsX」
超能力でトウキョウを平和に導いたZONEの頭、αを殺めたXの仇をとるため、暗黒科学団アジトに向かった、β、γ、Σ。
そのZONEを解散に追い込もうと力を付けた、ミスターX。
その闘いは、オカルトと科学の因縁の宿命!!
さぁ、今、その未科学と真の科学の闘いに、終止符を打つコトが出来るのか!?
暗黒科学団アジト。
そこにZONE一行がスタジアムに居る。
X「来たかZONE…。ここは貴様らのオカルト・ヒストリーを葬るには相応しい場所だ」
β「お前のオカルト否定も今、ここに終わる。俺たちZONEが、全ての力を持って、貴様の野望を断つ!!」
X「フッ、霊能力などワシの科学力でねじ伏せてくれるわ!!かかってこい!!」
かくして、ZONEとXの闘いの火蓋が切って落とされた!!
X「喰らえ!」
Xは銃を放つ。
β「テンペスト・サイクロン!!」
βは風の攻撃!!しかし相打ちだった。
X「肉体が無事だったコトは奇跡だったな。だが、この場で引導を渡してくれよう!!」
β「みんな、行くぞ!!」
ZONE側はオカルティズム・ソウルフォースを放つ。一方のXはデス・ポイズンを放った。
すると共鳴し、皆はぶっ飛ばされた。
ZONE一行「はぁ…はぁ…」
X「ぜぇ…ぜぇ…」
Σ(そういえば、アタシ、とっておきの技を持ってた…。ストーンが力をくれたとき、アップグレードしたから…)
X「おい、そこの黄色い小娘、何しようとしている?」
Σ「いや、別に、気にしないで…」
X「まさか、ライトニングサンダーを試みようとしたか!!」
Σ「え!?なぜ…」
X「デス・ポイズンであの世へ葬ってくれるわ!!地獄に落ちろ!!」
XはΣにデス・ポイズンを放った!!
Σ「きゃあああああああああっ!!!」
当然ながら、Σも倒れ、帰らぬ人になってしまった。
β「Σーーーっ!!」
X「はっはっはっはっはっはっ…次はお前たちだ!死ねー!!」
するとβとγは何らかの力でデス・ポイズンを跳ね返した。
X「くっ…こ…これは…」
ZONE一行が怒りに震えていた。
X「何という怒りを…」
βとγ「Σが何かを企んだ位で…ひと目も憚らずこれほどにも怒らず、怒りを覚えざるを得ない、それが…」
アングリーソウルフォース!!
βとγ「これこそ超能力究極奥義!!」
この世で頂点に立つ超能力者は、その無より転じて怒りの波動を放つ、それがアングリーソウルフォース。それは怒りを覚えた者のみが成し得るもの。
X「怒り…貴様らは、その怒りを覚え、超能力集団として立派なオカルティズムとして産まれたのか!!」
β「超能力究極奥義・アングリーソウルフォースの前に、死、あるのみ!!」
γ「星に帰る時が来たのだ!!」
果たして、超能力vs科学者、決戦の行方は!?
最終話「最終決戦!衝撃結末と涙の解散」
X「フン…オカルト第一主義たと…?認めん!!科学は正直だ…霊能力など科学では解明出来ぬ!!科学第一主義が最強なのだ!!」
β「霊能力は未科学だ。しかし、それもいつか科学で証明されるんだ!!」
γ「今こそ野望を果てる時…オカルト第一主義を貫いてやる!!」
X「ゼードには感謝しかない…我が前にこれだけの科学者に成長させたコトを…」
βとγ「もはや次の攻撃が、決着がつく時だろう…」
X「ならば、科学とオカルトの戦いの歴史を、ワシの科学で終止符を打ってくれるわ!!受けてみよ、驚異の科学力を!!」
そして、ZONEとXは極限の技を放った!!
X「ポイズン・ディストラクション!!」
βとγ「アングリー・ソウルフォース・アルティメット!!」
Xは致死量の毒を放ったが、ZONEの極限攻撃で跳ね返されてしまった。
X「ぐぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
β「フッ…αとΣの天国からの声で、お前の科学を超えるコトが出来た。これが仇討ち、だ」
γ「如何なる科学でさえ、オレたちのオカルトには太刀打ちするコトは出来ない」
X「い…今こそ悟った…貴様らは今日まで、科学に挑戦して、ここまで生きてきたのか…ワシが送り込んだ様々な科学の戦いの中で、オカルト能力で生きてきたコトを…見事だ…超能力集団、ZONEよ…」
そしてXは…
X「さらばだ…ZONEよ…」
…息を引き取った。
βとγ「はぁ…はぁ…疲れた…」
…
そして、βとγはαとΣの墓に赴き、2人の死を悲しんだ。
β「思えば、オレらがトウキョウで活動していて、色んなコトがあったな」
γ「あぁ」
β「γ、オレのコト、忘れないでくれ」
γ「おい、そんなコト言わないでくれ」
β「γ、オカルトの力が一つ失われる時、また引き継がれし者を求めて旅をしなければならないんだ」
γ「…え?」
β「避けるコトは出来ない…例え科学を頑固に肯定されても、進まなきゃならない…う…うぅ…」
βはγを抱き、泣き出した。
β「うああああああ!!ZONEで活躍出来て、良かったぁぁっ!!オカルト第一主義で良かったぁぁ!!わあああああああ!!ぅああああ…」
…
そして…
β「じゃあ、ZONEは解散だな」
γ「そんな…」
β「またいつか結成だ。みんなが集まって、そして活動再開だな」
γ「βぁっ!!」
β「例え科学が勝ろうとも、オカルトは永遠に引き継がれる。それがオレたちが活動停止になっても…」
本作品はかつてPC版ビートマニア向けに配信されていたやまも人氏の同人創作アニメ「凶徒の拳」を大きく参考にし、書いたものです。やまも人氏に謝意を表します。
また、以下の作品と書物で構成しました。これらの権利はカッコ内で表記した方々に帰属します。
おじゃる丸(犬丸りん)
ドラえもん(藤子・F・不二雄)
北斗の拳(原作: 武論尊、作画: 原哲夫)
江原スピリチュアルの大嘘を暴く(大槻義彦)
セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん(うすた京介)
真サムライスピリッツ - 覇王丸地獄変(株式会社SNKプレイモア)
β「さらば…みんな…」
※この小説物語はスピリチュアル及びオカルトをテーマに扱ったフィクションであり、実在の人物・地名・団体や事件とはいっさい関係ありません。
一部前世や守護霊などのオカルト・ホラー描写など、子どもへ与える恐怖感があるものが含まれていましたが、これらはあくまでも物語を構成するための演出で、現在の科学で証明されたものではない事をご理解くださいませ。