皆様は、今極人気の「VOCALOID」楽曲を聴いていて、声に違和感を覚えたことはないだろうか?一流のプロミュージシャンは別として、これに共感できる方は残念ながらごく一部しかない。
通常、ヴォーカル音楽は、基本的に生身のヴォーカル、楽器、ドラムの3つの音で構成されている。なぜ生身なのかという理由を書くと長文になるのでここでは割愛する。ま、そんなわけで音楽の完成度を決定付ける要素がこの「生身のヴォーカル」が挙げられる。
しかし、ネット動画などで触れているVOCALOID楽曲がなぜ筆者は批判するのか?「そんなわけないだろ!」と思っている方がいれば、まず曲を歌うヴォーカルの声を疑ってみてほしい。
最近、NHKなどが「今、世界はVOCALOIDが熱い!!」と、VOCALOIDを宣伝し、その人気を伝えている。
このVOCALOIDがきっかけで、AdoやYOASOBI。米津玄師など世界的にヒットしたアーティストが生まれていることは周知の通り。
それはそうとして、VOCALOIDというのはDTM音楽のように音程と文章をタイプして歌わせる、いわゆる「UTAU」方式で楽曲を作るのだ。
つまりこのUTAU方式で楽曲を作るとダサい初心者の駄作曲のようなものになってしまうのだ。
筆者はこのようなネット上やSNSでは炎上するので家庭などでVOCALOIDを批判するときは、ひらがなで書いてある「ください」の文章の「く」を指で隠して「初音ミク☆ださい」「VOCALOIDの曲☆ださい」としゃべっているが、うちの姉がばかにされたくないくらい大好きなので、その人の前でやると「ばかにするなっ!」と大声で怒鳴られるので、今ではその人の前ではぐっと我慢するのであった。
さて、歌わせてみた動画などでVOCALOIDに歌わせているのがあるが、本来の音楽の完成度を劇的に破壊する、この効果には筆者独自の名前で「ビギナーロボット効果」と言う。初心者がUTAUを使って楽曲を作るという意味で付けている。つまり、ロボット声のAquestalk方式なので、VOCALOIDに歌わせるとこのAquestalkのロボット効果で本来の楽曲の良さをぶち壊してしまう、というものである。
筆者は「ヘヴィメタル第一主義」を掲げて、Xでは「メタルハマー・ジャパン」さんの公式アカウントをフォローしている。その中にはアイドルグルーブだけど生身の人物である「BABYMETAL」のファンになっているし、有名ピアノソナタのメタルアレンジをした「-LostFairy-」、過激なV系ロックバンド「ZOMBIE」に、ミュージシャン系YouTuberの「ザ・リーサルウェポンズ」のファンである。そのため、完成度の低いVOCALOID楽曲はあまり聴かないし、普段音楽を聴いていてもヴォーカルは生身の方がいいし、そういう音楽は嫌いだ。
もちろん-LostFairy-もアニメ「パンドラハーツ」のエンディング曲「Maze」をカヴァーしているが、やっぱり楽曲は生身の人間がいいな(まぁ-LostFairy-も生身の人間だが)。
ヴォーカルは機械任せで歌えばいいというものではないのである。