2019年10月10日……今回はプロモーションです。
私のある程度長さのある小説の中には、必ず珈琲が登場します。「アブセントアクトレス」では、ディーヴァ知華とマネージャー裕介のすれ違う会話の手もと。「オーディナリーオーエル」では、雪の降る冬の夜中にギタリスト兼会社員の大輔が自販機の前で暖を取っていたら、上司の歩美に声をかけられる場面。「アイズ」では、二人の主人公、愛と藍がそれぞれの思惑をもって喫茶店から巫女の水無(ミナ)を眺めるシーン。珈琲は登場してほしい時にふらっと現れ、効果的な演出の手助けをしてくれます。名脇役ですね。
それぞれ一体どんなシーン? 気になったら是非小説の方をどうぞ。読みたくなった方はContactフォームから前田までご連絡くださいませ。
2019年10月28日……珈琲とともに楽しみたいものは、と言えばやはり静的に享受できるものでしょう。音楽やインテリアなどがそうではないでしょうか。今回は少し脱線して音楽鑑賞に対する私の感覚を書きます。
と言っても私は音楽どころか音楽鑑賞においても素人なので、あまり普遍的なことを言えるわけではありません。あくまで私個人の感覚を書くことをご了承ください。
私が音質に求めるものは、立体感と豊かさです。響きの良さも重要ですが、あまり響きすぎるのは苦手です。音楽機器は、ボーカル、パーカッションなどのふくらみで評価を決めることが多いです。オカリナの曲を聴くことがあるので、それも参考にします。携帯音楽機器は今、S社のものとA社のものが双璧を為していると思いますが、A社の方が好みに近いです(これには異論のある方が多いと思います)。ちなみにヘッドホンはパリスマッチがプロモーションしていたK社のものを使っています。
A社の音楽機器を使う理由はもう一つあります。ライブラリに五十個ほどのプレイリストがあり、それをクラウド保存できることです。諸事情あってPCを初期化した際、その数のプレイリストを作り直すのは面倒だったので、ハード保存はやめました。自然、S社のものは選択肢から外れます。
ハイレゾは聞いてみて非常に魅力的だったのですが、そもそもライブラリ中のほとんどの曲がハイレゾ配信されていないことと、前述のクラウド保存の関係から、自分のスタンダードに位置付けるのは見送っています。
ストリーミングが今流行っていますね。新たな音楽を見つけるにはとても便利な面があります。私も登録はしていますが、どれも聞きたい曲が網羅されているとは言い難いので、まだ本格的な利用はしていません。けれど、いつかはストリーミングを中軸に据える時が来るのかもしれません。
ところで…、私はラジオが好きで、音楽に出会うのもラジオを通してのことが比較的多いです。特に思春期に主に聞いていたクロスFMには沢山思い出をもらいました。最近は HTR Jazzy というスムーズジャズ中心のネットラジオをよく聞いていたのですが、このラジオ突然聞けなくなってしまいました。どこへ行ってしまったのでしょう、気に入っていたのに。どなたかこのラジオがどうなったか教えてくだされば幸いです…。
2019年11月21日……行きつけの珈琲屋さん、キョーワズ珈琲さんから、年に一度の特別限定珈琲をいただいてまいりました!
今年のラインナップは以下の通り。
・ドミニカ共和国 ミゲルテハダ ウォッシュド
・パプアニューギニア トロピカルマウンテン ウォッシュド
・ブラジル フルッタ・メルカドン ナチュラル
・エチオピア グジ・ゲイシャ・ゲレザ ナチュラル
リーフレットの説明によると、今回は果実風味のさわやか系珈琲を集めたようです。私はその中でも好きなゲイシャをナチュラルで味わえる「グジ・ゲイシャ・ゲレザ」が楽しみです。
味わってからそれぞれの感想をこのブログでレポートします。お楽しみに!
2019年11月27日……レポート第一弾、エチオピア グジ・ゲイシャ・ゲレザ ナチュラル の感想です。
口当たりは苦い柑橘系の風味、それが舌の上でほどけると、様々な果実が複雑に絡み合ったような酸味が展開されます。誤解を招くような表現をすれば、刺激的なミックスジュースのようですね。爽やかな果実感が後味まで続きます。深さや余韻は少なく、華やかさが際立つ珈琲だと思いました。
次は、ブラジル フルッタ・メルカドン ナチュラル をレポートする予定です。
2019年12月12日……レポート第二弾、ブラジル フルッタ・メルカドン ナチュラル の感想です。
かなり飲みやすい珈琲です。ブラジルらしい穀物系の風味が口当たりから後口まで続きますが、スパイシーながらもゆるやかにのどを通っていきます。余韻にメロンのような甘みがあり、これも心地よいものです。ナチュラル製法ならではの、しかしやわらかな、ビビッド感のある珈琲でした。
次は、パプアニューギニア トロピカルマウンテン ウォッシュド をレポートする予定です。
2020年1月13日……レポート第三弾、パプアニューギニア トロピカルマウンテン ウォッシュド の感想です。
これは分かれるでしょうね。全体はまるで燻製にされたかような深い味わいです。独特の穀物香的なコクは癖になりそうです。突出した味覚要素は少なく、言い換えればバランス的にまとまった、しかし個性のある渋い珈琲でした。私は好きです。
次は、ドミニカ共和国 ミゲルテハダ ウォッシュド をレポートする予定です。
2020年2月13日……レポート第四弾、ドミニカ共和国 ミゲルテハダ ウォッシュド の感想です。
説明にある通り、香りも口当たりもまろやかです。コクがクリーミー、と言っても絹というよりは木綿のような粗い心地よさのあるコクですが、その奥に一点鋭いフローラルな酸味があり、余韻を残します。突出した要素は少ないですが、美味しい珈琲でした。
以上、四回にわたって特別限定珈琲のレポートをしてまいりました。今回はどれもレベルが高かったです。言い換えれば際立って好みのものは無かったかな?
キョーワズ珈琲さんの特別限定珈琲は毎年10月頭頃から予約受付開始です。興味を持たれた方は是非キョーワズ珈琲さんの店頭でお求めになってください。
来年の特別限定珈琲も楽しみです。
続きは「珈琲日記7」にて!