教育講演Ⅲ

精神科作業療法の

「これまで」と「これから」

講 師:大橋 秀行

南浜中央病院 

 精神科作業療法のこれまでとこれからを考える時に、演者にとって節目と考えたい出来事があります。それは、2018年にあった、日本作業療法協会による作業療法の定義の変化です。この出来事の前までとその後とを演者個人の経験とそれに関連する情報とを整理しながら対比的に考えてみることで「精神科作業療法のこれまでとこれから」について臨床的なイメージを損なわないようにして、整理してみたいと思います。そこにもし、共感が得られれば、精神科作業療法のこれからの見通しに幾らかの説得力が生まれるかもしれません。

「意味のある作業の実現」という、たった10文字の学会テーマではありますが、これを掘り下げてこれまでとこれからを考えてみたいと思います。


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略歴

国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院卒業後、1982年、千葉市内の国立下総療養所に勤務、長期入院患者の退院や就労ためのプログラムを実施
1991年、国立仙台病院附属リハビリテーション学院に勤務
1998~2000年、英国、イーストロンドン大学作業療法修士課程に留学
2003年、国立病院機構花巻病院勤務、医療観察法病棟担当
2006年4月〜2019年3月、埼玉県立大学保健医療福祉学部作業療法学科教授ならびに大学院保健医療福祉学研究科専任教授
2006年6月から現在まで、NPO法人精神科作業療法協会 理事長
2019年4月、埼玉県立大学名誉教授、また、現在の南浜中央病院に勤務、医療技術部課長


教育講演はオンデマンド配信です。