どうも、toshi1905です。
ブースター第1弾「騎士王降臨」発売から早1年が経とうとしています。
つまり、ヴァンガードが本格的に始まって1年ということ。
長かったようで短かった1年。toshi1905のヴァンガードとの出会いは、ニコ動でアニメ第1話のサムネにホイホイされたのがきっかけです。1話目からどっぷりハマってしまいました。
さて、そんなこんなで1年間付き合ってきたヴァンガード。toshi1905なりに振り返ってみようと思います。
テーマは「メタゲーム」
ちなみにメタゲームというのは、大会で流行ると予想されるデッキや大会形式等の様々な要員を考慮し、勝率が高くなるようにデッキを組むことです。(MTGwikiより)
またトップメタとは、メタゲームの中心に位置するデッキ。要するに「今1番強くて流行っているデッキ群」ということです。(MTGwikiより)
【騎士王降臨】
2011年3月に発売したブースター第1弾「騎士王降臨」。
このブースターから、その後約1年のメタゲームを支配するカードが生まれました。
そう、《騎士王 アルフレッド》です!
彼には2つの強みがあります。
①俺のパワーは質より量!
効果テキストはこんな感じ↓
【永】【(V)】:あなたのターン中、あなたの《ロイヤルパラディン》のリアガード1枚につき、このユニットのパワー+2000。
ボードさえ埋まっていればアタック時にパワー20000になります。
当時はパワー11000ユニットはそうそういません。パワー20000というのは桁違いの威力。まさしく王の力で当時の環境を蹂躙していました。
②リクルートは俺がするぜ!
【起】【(V)/(R)】:[【カウンターブラスト】(3)]あなたの山札からグレード2以下の《ロイヤルパラディン》を1枚まで探し、(R)にコールし、その山札をシャッフルする。
パワーが20000に達するだけでは飽き足らず、徴兵までしてきます。
リアガード前列が不足していればG2を、後列が不足していればG1を連れてくれば良いです。
ボードが埋まれば、自身の能力でパワーを上昇出来ます。
《騎士王 アルフレッド》は、自己パンプ能力とリクルート能力という半ば自己完結した能力でメタゲームの頂点に君臨します。
さらに同ブースターでは、騎士王の能力をさらに助長する能力を持ったユニットがいました。
《ばーくがる》です。
【起】【(R)】:[このユニットを【レスト】する]あなたの山札から、「未来の騎士 リュー」か「ふろうがる」を1枚まで探し、(R)にコールし、その山札をシャッフルする。
FVとしてデザインされたユニット。レストするだけで、山札からユニットをコールしてきます。
そして、呼んでくるユニットも凶悪。
《ばーくがる》から呼ばれるユニットのうちの1人、《未来の騎士 リュー》。
【起】【(R)】:[【カウンターブラスト】(1),あなたの(R)から、「未来の騎士 リュー」と「ばーくがる」と「ふろうがる」を1枚ずつ選び、ソウルに置く]あなたのグレード1のヴァンガードがいるなら、あなたの山札から「ブラスター・ブレード」を1枚まで探し、ライドし、その山札をシャッフルする。
この2体のせいで、滅多なことがない限りロイパラはG2ライド事故をしなくなりました。
【竜魂乱舞】
同年5月に発売したブースター第2弾「竜魂乱舞」。
第2弾でメタゲームが動くかと思いきや、むしろ逆の現象が発生します。
原因は《ソウルセイバー・ドラゴン》と《ぽーんがる》です。
《ソウルセイバー・ドラゴン》の能力もさることながら、《ぽーんがる》の能力が凶悪。
コストさえ払えば、手札にG3がなくともデッキからサーチ出来ます。
これによって、ライド事故率が圧倒的に減少。
3ターン目にG3へライド出来ないことは、非常に不利な状態をつくりやすいです。
その問題を劇的に改善したのが、この2組。
おかげで、騎士王軸はより一層の安定性を手にします。
手札にG2がなければ、《ばーくがる》で呼び出していた《未来の騎士 リュー》と《ふろうがる》から《ブラスター・ブレード》へライド。
G3がなければ、《ぽーんがる》から《ソウルセイバー・ドラゴン》を手札に加える。
ライド事故率軽減能力は、大会などの負けが許されない状況で非常に重宝されます。
やがて7月末にヴァンガード チャンピオンシップ2011 Summer全国大会が開催されますが、シニアクラスは上位3名とも騎士王軸という結果。恐るべし騎士王。
【魔侯襲来】
8月にはブースター第3弾「魔侯襲来」が登場。
ここまで来ると、クランもいろいろと増えてきて、構築の幅も広がってきます。
この弾から本格的にメタゲームに食い込んでくるのがオラクルシンクタンク。
《満月の女神 ツクヨミ》を軸に据え、ハンドアドバンテージを稼いでいくデッキです。
【起】【(V)】:[【カウンターブラスト】(2)]あなたのソウルの《オラクルシンクタンク》が6枚以上なら、2枚引き、あなたの手札から1枚選び、ソウルに置く。
また彼女はライドギミックも持ち合わせていて、ライド事故率を軽減出来ます。
しかし、負けじとロイヤルパラディンは...
《爆炎の剣士 バロミデス》
【自】【(V)/(R)】:このユニットがアタックした時、あなたのグレード3の《ロイヤルパラディン》の、ヴァンガードかリアガードが2枚以上なら、そのバトル中、このユニットのパワー+3000。
今まで《断罪の騎士 ボールス》がコストを払って発動していたパワー3000アップ能力を、彼はほぼノーコストで成し遂げます。
【ファイターズルール】
あまりに強力な騎士王軸。
ですが、その強さに少し歯止めが掛かります。
9月より実施されたファイターズルールでは、以下のような追加ルールが設けられます。
【カードの使用に関する追加ルール】
・以下のカードは、ファーストヴァンガードに選べません。
「BT01/003 ばーくがる」 (「BT01/S03 ばーくがる」も同様)
※デッキに入れることは可能です。通常通り、ライド / コールできます。
《ばーくがる》のFV禁止です。
これによって、《ブラスター・ブレード》への安定性のあるライドが出来なくなりました。
強さが抜きん出ていた騎士王軸も、メタの頂点からほんの少し降りることに。でもほんの少しだけ。
【虚影神蝕】
10月発売のブースター第4弾「虚影神蝕」。
発売前から何かと話題だった新クラン「シャドウパラディン」がメタゲームに乗りかかってくるかと思いきや、特にメタ環境が変化することもなくといった感じ。
そして、12月に開催されたヴァンガードファイトグランプリ2011全国大会シニアクラスでは、優勝・準優勝者の2名が騎士王軸。3位がゴクウオバロ。4位がアマテツクヨミという結果でした。
ブースター第1弾環境から構築可能なはずのゴクウオバロは、半年という雌伏の時を過ごしてからのメタゲーム入り。
ちなみにゴクウオバロは、グランプリ名古屋のシニアクラス優勝者が使っていたデッキ。
名古屋で成績を上げる前は、ゴクウをショップで見かけることがあまりなかった記憶があります。
【双剣覚醒】
年が明けて2012年1月、ブースター第5弾「双剣覚醒」発売。
新たな能力「ペルソナブラスト」、「クロスライド」でメタゲームに食い込みます。
この弾で最も強力なユニットは《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》。
【永】【(V)】:あなたのソウルに「ドラゴニック・オーバーロード」があるなら、このユニットのパワー+2000。
クロスライドによって、パワーが永続で13000になります。
【自】【(V)】:[【カウンターブラスト】(2),あなたの手札から「ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド」を1枚選び、捨てる]このユニットのアタックがヒットした時、コストを払ってよい。払ったら、このユニットを【スタンド】する。
ペルソナブラストを使うことで、再度アタックが可能になります。
かげろうは第1弾から着々とカードプールを増やしてきたクランなだけに、ジ・エンド以外のユニットも強力。
様々な攻撃でテンポアドバンテージが取れます。
これに対するはロイヤルパラディン。騎士王軸以外のデッキでもメタゲームに食い込んできます。
【永】【(V)】:あなたのソウルに、「ブラスター・ブレード」と「ブラスター・ダーク」があるなら、このユニットのパワー+2000/クリティカル+1。
【自】【(V)】:[あなたの(R)から、「ブラスター・ブレード」と「ブラスター・ダーク」を1枚ずつ選び、ソウルに置く]このユニットがアタックした時、コストを払ってよい。払ったら、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。
パワー+2000とクリティカル+1の永続能力。永続能力発動の助けとなる自動能力。
ユニット2体というコストがディスアドバンテージと感じさせない程、強力な能力を持ったユニット。
《ブラスター・ブレード》と《ブラスター・ダーク》、そして第5弾で登場したユニットを加えたマジェ軸もメタゲームに絡んできます。
【歌姫の饗宴、極限突破、黒鋼の戦騎】
今週末発売予定のエクストラブースター第2弾「歌姫の饗宴」。
このブースター発売によって、バミューダ△が単クラン構築出来るようになります。
このクランで構築されるデッキも、メタゲームに食い込む実力があると考えられます。
来週からのショップ大会では、上位にバミューダ△デッキが入賞してくるのではないでしょうか。
また4月に発売予定のブースター第6弾「極限突破」、そして5月発売予定のエクストラブースター第3弾「黒鋼の戦騎」。
「リミットブレイク」という新システムがメタゲームにどう絡んでくるかが見物です。
今までメタゲームとあまり関わりのなかったクランも、一躍メタの中心に躍り出る可能性があります。
【まとめ】
メタゲームの変遷と題して長々と書いてきました。
ちなみにtoshi1905、現在のトップメタはジ・エンド軸だと思っています。今1番流行っていますよね。
しかし、ジ・エンドにも弱点はあります。そこを上手く突いたデッキもしくはプレイングが、今後のメタゲームをつくっていくかもしれません。
どちらにしても今後の変遷を1ファイターとして見ていくことは非常に面白いことですし、もしかしたらメタゲームを築く一端を担っていけるかもというのはファイター冥利に尽きます。
【最後に】
ヴァンガードと関わり始めて1年、あっという間でした。
2011年末から販売開始した海外版も、なかなかの反響らしいです。
これからもブシロードさん達からは目が話せませんね。
まずは、今週末の「歌姫の饗宴」。
toshi1905もバミューダ△デッキを回して、いろいろと研究したいと思います。
(2012/03/08)
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