社会活動

1.   ミツバチサミットの開催

ミツバチをはじめとする花粉媒介者(送粉者)は、農作物や野生植物の受粉を助けるだけでなく、ハチミツなどの生産物を通して私たちの食・健康・医療にも貢献しています。また、彼らの存在は、私たち人間の文化・伝統・歴史・教育においても重要な役割を果たしてきました。しかし近年、ミツバチや送粉者を取り巻く状況は急激に悪化しており、世界的な減少が懸念されています。ミツバチサミットは、ミツバチや送粉者に関わる専門家や研究者、農家、企業、行政に加え、これらに関心のある全ての市民の方々に参加していただき、一緒に未来を目指すことを目的にしています。

これまで、2017年と2019年、2023年にサミットを開催し、多くの一般の人々に来場してもらいました。次回は2025年につくば国際会議場で開催が決定しています。

詳しくは、こちらから→ミツバチサミット


2.こどもたちへの教育普及活動&一般向け講演

私は、子供たちに虫の不思議さ、研究の面白さを伝えるために、さまざまな教育普及活動を行なっています。もともと京都出身なので、おもに関西で行っている活動がほとんどですが、依頼があればどこへでも出かけます。

●筑波大着任以前

平成19年8月 京都大学COEプロジェクトと連携したD.E.E.P. AMAMI(奄美大島)による環境教育プログラムへの参加・研究指導

平成19年9月 京都大学昆虫COEフィールド教育プログラムにおける一般公開観察会での観察講師

平成20年4月~平成24年3月 子供たちへの自然環境教育の実践-自然観察の学校-こども昆虫塾(奈良県)での観察指導講師

平成22年5月~ 小中学生を主な対象とした若手研究者によるセミナーと自然観察会を組み合わせた「ジュニア昆虫科学セミナー」の主宰

平成22年~平成25年3月 代表 

平成25年4月~       副代表

平成25年1月~ かしはら生き物見つけ隊(奈良県橿原市) 委員

 詳しくは、こちらから→ ジュニア昆虫科学セミナー

                                        こども昆虫塾

●筑波大着任後

つくば科学出前レクチャー

つくば市では、つくば市とつくば市教育委員会が主催する「つくば科学出前レクチャー」を実施しています。こちらは、筑波大学も登録していますので、ご希望があれば、私は講義や観察会などを実施しています。個人的にご相談いただいてもOKです。


また筑波大学では、大学教員がさまざまなテーマの講演を行なっています。

 詳しくは、こちらから→ 講演テーマデータベース


SKIP & GFEST

筑波大学では、つくば市内の研究機関や茨城大学と一緒になって、科学が大好きな小学生・中学生を対象にしたプログラム(SKIP)を実施しています。

 詳しくは、こちらから→ つくばSKIPアカデミー

また、研究をもっと深く実施したいという高校生向けのプログラム(GFEST)も実施しています。

詳しくは、こちらから→ GFEST


3.日本送粉サービス研究会

日本において、送粉者(ポリネーター)の利用とその実態についてはこれまであまりよく知られてはいませんでした。アメリカでのCCD問題をきっかけに、 日本でもミツバチ不足問題などが社会的に大きな話題となり、関心が高まってきています。世界的に見ても、生物多様性の減少と関連して、ミツバチ以外の野性の送 粉者(主に昆虫類)の重要性が指摘され、その保全や農業的利用についての研究が進められています。私たちは、一般社会での認知と理解の向上を目指すととも に、研究の発展にむけて、研究会を設立しました。

詳しくは、こちらから→ 日本送粉サービス研究会


4.ラジオ番組

2017年4月より、うしくうれしく放送FM-UUにて、「ミツバチ先生の遊遊昆虫記」という番組を担当しています。 毎回、身近な昆虫の面白い生態や特徴をご紹介したり、昆虫ゆかりの音楽をかけたり、本を紹介したりしています。

毎月第4月曜日15時00分から15時30分まで放送しています。翌月の第2月曜日と同日夜22:00-22:30は再放送となります。

詳しくは、こちらから→ うしくうれしく放送