医療・福祉,ものづくり産業,ロボティクス,VRなど様々な分野で触覚技術の重要性が急拡大しています.触覚は,低次から高次までの脳機能に関わる上,あらゆるヒューマンマシンインタフェースにも関係することから,理学的にも工学的にも重要度がさらに高まると考えられます.本講習会では,ヒトの触覚知覚メカニズムの理解といった基礎知識から,各種の応用デバイス技術にいたるまでの幅広い内容を,第一線で活躍中の研究者たちが紹介します.触覚の評価やデザイン,触覚技術の開発や応用製品・システムの開発をしたいと考えている技術者・研究者,感覚・ロボット・VRの研究者,さらに,触覚研究を志す学部学生・大学院生まで,触覚の理解に基づく新たな人工物デザインの一助となることを目的とします.
大阪大学 豊中キャンパス国際棟(シグマホール) とオンライン配信での基調講演,デモ体験会
+ 著名講師によるオンデマンド講義動画
※チケットを購入いただいた方は,基調講演およびデモ体験会への参加と,著名講師によるオンデマンド講義動画の視聴の権利を得られます.基調講演,体験会に参加せずオンデマンド動画のみを視聴することも可能です.本年度は基調講演ならびに体験会についてもオンラインで配信予定です.
※オンデマンド講義動画は,過去の講義動画も含みます.
主催: 日本VR学会 ハプティクス研究委員会
共催:大阪大学 大学院基礎工学研究科
協賛(予定): 計測自動制御学会SI部門触覚部会,日本機械学会機素潤滑設計部門,日本ロボット学会
基調講演
2026年11月12日(木) 16時~17時 (大阪大学 豊中キャンパス国際棟 (シグマホール) とオンライン配信のハイブリッド)
技術デモ体験会
2026年11月12日(木) 12時~16時 (大阪大学 豊中キャンパス国際棟 (シグマホール) とオンライン配信のハイブリッド)
※ 基調講演に先立ち実施されますのでご注意ください.
著名講師の講義オンデマンド視聴
2026年11月1日(日)~11月30日(月) (オンデマンド配信)
日時: 2026年11月12日(木) 16時~17時
場所: 大阪大学 豊中キャンパス国際棟(シグマホール)
講師: 昆陽 雅司 先生
講演題目:
触覚から体感メディアへ 〜 体感を記録・再生し、体験を創る 〜
講演内容:
「体感する」という言葉が示すように、触覚は対象の質感や動きを感じるだけでなく、臨場感を生み出し、人の技能や経験を理解するうえでも重要な感覚である。本講演では、まず近年急速に発展するイマーシブメディアの事例を俯瞰し、映像や音、そして触覚を通じて体験そのものを伝える新しいメディアへの期待について述べる。つぎに、講演者が取り組む振動体感の高臨場感再現技術のしくみを概説し、振動を利用して体感を記録・再生する技術と、技能伝承や体験共有などへの応用について紹介する。さらに、聴覚と触覚に共通する振動知覚に着目し、音を振動として身体に提示する「サウンドハプティクス」や、複数の振動子を協調させることで振動源の方向や位置を表現する「空間ハプティクス」など、触覚を「体感メディア」へと発展させる研究について紹介する。最後に、体感を記録・再生するだけでなく、意図した体感をデザインし、新しい体験を創り出すメディアとしてのハプティクスの可能性を示し、「憧れの体験をもっと身近に」する体感メディアの未来について展望する。
配信URL: 申し込み後に確認できるイベント視聴ページに掲載
日時: 2026年11月12日(木) 12時~16時 (オンライン配信の配信開始時間は後日決定)
※ 基調講演に先立ち実施されますのでご注意ください.
場所: 大阪大学 豊中キャンパス国際棟(シグマホール)
配信URL: 申し込み後に確認できるイベント視聴ページに掲載
技術デモ内容
温度感覚と痛覚の技術 奈良女子大学 佐藤 克成 先生
電気刺激を用いた触感拡張インターフェース 大阪大学 吉元 俊輔 先生
遠隔誘導のための牽引力錯覚 大阪大学 吉元 俊輔 先生
ハプティクスデザインプラットフォーム 広島大学 栗田 雄一 先生
振動体感の高臨場感再現とサウンドハプティクス 東北大学 昆陽 雅司 先生
MEMS触覚センサとその応用Haptic技術の展示 立命館大学 野間 春生 先生
ハンガー反射による身体操作 大阪大学 中村 拓人 先生
変形イヤーチップによる外耳道触覚デバイス 大阪大学 雨坂 宇宙 先生
物体なぞり中の指先振動の非拘束レーザードップラー計測 大阪大学 岩井 大輔 先生
やわらかさ知覚の錯覚 東京都立大学 岡本 正吾 先生
当日は岩井先生のご厚意により,触覚のデモのみならず,プロジェクションマッピングのデモも予定されています.是非この機会にご体験ください!
25台の天井設置プロジェクタを用いた影なしプロジェクションマッピング 大阪大学 岩井 大輔 先生
振動対象面への断層画像投影によるメゾスケール質感提示 大阪大学 岩井 大輔 先生
手指への追従プロジェクションマッピング 大阪大学 岩井 大輔 先生
温度感覚と痛覚の技術
電気刺激を用いた触感拡張インターフェース
遠隔誘導のための牽引力錯覚
日時: 2026年11月1日(日) ~ 11月30日(月)
オンデマンドで動画公開.期限内であれば幾度でも視聴可能
配信URL: 申し込み後に確認できるイベント視聴ページに掲載
講演題目・講師
上記プログラム表をご確認ください.
本年度は新規に岡本 正吾 先生の「やわらかさの触知覚」が追加され,田辺 健 先生の「牽引力錯覚を利用した人間支援技術」が更新されています.
また,あわせて昆陽 雅司 先生の基調講演についても講演後にオンデマンド視聴可能にする予定です.
100名程度の予定
VR学ライブラリシリーズ「ハプティクス」 コロナ社
講習会のベースとなる触覚に関する基礎知識を得ることができます.是非入手いただき,お手元で講習の副教材としてご活用ください.
書籍紹介より: 『本書は,「バーチャルリアリティ学ライブラリ」シリーズの一冊として,触覚(ハプティクス)の基礎から応用までを一冊で包括的に学べるよう構成されている。国内の第一線で活躍する総勢29名の触覚研究者が結集し,今後10年に欠かせないと考えられる知見を厳選し,わかりやすく横断的・体系的に解説している。生理学・心理学の基礎知見と,工学的な計測・提示技術がどのように結びついているかを明確に示し,分野の全体像を見渡せる指針となる。』
※本講習会にお申し込みの方に限り,書籍「ハプティクス」を割引価格にて販売します.本書籍を講習の副教材としてご活用ください.本講習周辺の触覚に関する基礎知識を得ることができます.申し込み後に確認できるイベント視聴ページにある案内に従い,書籍をご注文ください.なお,書籍購入に関するご質問やお手続きはコロナ社に直接お願い致します.
VRSJ,SICE,JSME,RSJ 会員 15,000円 非会員 25,000円
VRSJ,SICE,JSME,RSJ 学生会員 3,000円 学生非会員 6,000円
参加申込は以下よりお願いします.