触覚講習会02
No.09-54 講習会
「触覚技術の基礎と応用」
―ヒトの触覚理解からヒューマンマシンインタフェースやロボットへの応用まで―
(機素潤滑設計部門 企画)
共催 計測自動制御学会SI部門,日本バーチャルリアリティ学会触覚デザイン研究委員会
開催日
2008年7月31日(金)
会 場
名古屋大学 東山キャンパス ベンチャービジネスラボラトリー ベンチャーホール
〒464-8601 名古屋市千種区不老町,電話052-789-5447
名古屋市営地下鉄「名古屋大学」駅下車(3番出口)徒歩3分
開催趣旨
近年,医療・福 祉・ロボティクス,バーチャルリアリティなどの分野で触覚の重要度が増大しています.触覚は,低次から高次までの脳機能に関わる上,あらゆるヒューマンマ シンインタフェースにも関係することから,今後,理学的にも工学的にも重要度がさらに高まると考えられます.本講習会では,ヒト触覚の力学的・神経科学的 理解といった触覚の基礎から,触覚センサ/ディスプレイの開発といった応用技術にいたるまでの最先端の触覚研究を,第一線で活躍中の14名の講師により紹 介します.企業におけるヒューマンマシンインタフェースの開発技術者や,研究機関における感覚・ロボット・VRの研究者まで,触覚の理解に基づく新たな人 工物デザインの一助となることを目的とします.
題目・講師
09:30-09:40 はじめに
前野隆司(慶應義塾大学)
09:40-10:05「ヒトの触覚情報処理の基礎」
宮岡 徹(静岡理工科大学)
10:05-10:30「ヒトの触覚に関する脳の解剖的・機能的構造」
北田 亮(生理学研究所)
10:30-10:55「指腹変形の高速シミュレーション技術」
多田充徳(産業技術総合研究所)
10:55-11:20「触覚イリュージョンから脳内力学を理解する」
望山 洋(筑波大学)
11:20-11:45「Haptica project」
鈴木泰博(名古屋大学)
11:45-12:10「触覚の確率共鳴」
大岡昌博(名古屋大学)
12:10-13:20 昼休み
13:20-13:45「ヒトの触感因子と触覚センサ・触覚ディスプレイ」
前野隆司(慶應義塾大学)
13:45-14:10「身近な触覚デバイスのヒント」
佐野明人(名古屋工業大学)
14:10-14:35「触覚インタフェースとアプリケーション」
篠田裕之(東京大学)
14:35-15:00「微小振動子アレイによる触覚の幻覚生起と高次知覚に関する諸現象」
澤田秀之(香川大学)
15:00-15:25「物体表面触感の提示技術~テクスチャ感から材質温度感まで」
山本晃生(東京大学)
15:25-15:45 休憩
15:45-16:10「触・近接覚センサとハンドによる捕獲から把持への応用」
下条 誠(電通大)
16:10-16:35「携帯情報端末のための触力覚インタフェース」
昆陽雅司(東北大学)
16:35-17:00「福祉工学における触覚インタフェース」
井野秀一(産業技術総合研究所)
17:00-17:25「触覚センサの産業・医療分野への応用」
田中由浩(名古屋工業大学)
17:25-17:50「触覚とエンタテインメント~触覚ディスプレイの実世界応用」
梶本裕之(電気通信大学)
定 員
70名
聴講料
会員 20,000円(学生員7,000円)会員外30,000円(一般学生10,000円).いずれも教材1冊分代金を含みます.共催団体会員の聴講料は会員と同じです.
教 材
教材のみご希望 の方,または聴講者で教材を余分にご希望の方は,1冊につき会員 2,000円,会員外3,000円で頒布いたしますので,事前に代金を添えてお申し込み下さい.講習会終了後発送いたします.本行事終了後は教材の販売は いたしませんので,入手ご希望の方は予約申し込み下さい.
申込方法
参加申込みはWebまたはFAXにてお申し込み下さい.
Web 申込みの場合:http://www.jsme.or.jp/kousyu2.htm
FAX申込みの場合:http://www.jsme.or.jp/gyosan0.htm から行事申込書(Wordまたはpdfファイル)をダウンロードし,開催日の10日前までに代金を添えてお申し込み下さい.以降は定員に余裕があれば当日会場受付とさせていただきます.聴講券発行後のお取消しの場合,聴講料は返金いたしかねますのでご注意願います.
[担当職員 荒木弘尊]