触覚講習会
触覚講習会
「触覚技術の基礎と応用」
―ヒトの触覚理解からヒューマンマシンインタフェースやロボットへの応用まで―
主催: 日本VR学会力触覚の提示と計算研究会
共催: 立命館大学,計測自動制御学会SI部門触覚部会
開催日
2015年11月27日(金)
会 場
立命館大学 びわこ・くさつキャンパス エポック立命21 K310
(〒525-0058 滋賀県草津市野路東1−1−1)
開催趣旨
近年,医療・福祉,ロボティクス,バーチャル リアリティなどの分野で触覚の重要性が急拡大しています.触覚は,低次から高次までの脳機能に関わる上,あらゆるヒューマンマシンインタフェースにも関係 することから,今後,理学的にも工学的にも重要度がさらに高まると考えられます.本講習会では,ヒト触覚の力学的・神経科学的理解といった触覚の基礎か ら,触覚センサ/ディスプレイの開発といった応用技術にいたるまでの最先端の触覚研究を,第一線で活躍中の研究者により紹介します.企業におけるHMIの 開発技術者や,研究機関における感覚・ロボット・VRの研究者,さらに触覚研究を志す学部学生・大学院生まで,触覚の理解に基づく新たな人工物デザインの 一助となることを目的とします.教科書として『触覚認識メカニズムと応用技術-触覚センサ・触覚ディスプレイ-【増補版】』が配布されます.
題目・講師
10:00-10:10
はじめに 梶本 裕之 (電気通信大学)
10:10-10:40
「触受容器と末梢における触覚情報処理」 宮岡 徹 (静岡理工科大学)
10:40-11:10
「触覚の末梢神経系における神経生理学の最新動向」 仲谷正史 (東京大学)
11:10-11:40
デモ概要説明
11:40-13:10
昼休み + デモ1
13:10-13:40
「触知覚における刺激部位と姿勢の影響」 黒木 忍 (NTT)
13:40-14:10
「触覚による物体認知の脳内ネットワーク」 北田 亮 (生理学研究所)
14:10-14:40
「筋と力覚:人の感覚運動機能の理解と工学応用」 栗田 雄一 (広島大学)
14:40-14:50
休憩
14:50-15:20
「人間支援機器への力覚センサの実装技術」 辻 俊明 (埼玉大学)
15:20-15:50
「健康・福祉工学に関わる触覚テクノロジー」 井野 秀一 (産業技術総合研究所)
15:50-16:20
「化粧品開発における手触り評価のテクニック」 野々村 美宗 (山形大学大学院)
16:20-16:30
休憩
16:30-17:00
「空中における触覚提示技術」 星 貴之 (名古屋工業大学)
17:00-17:30
「形状記憶合金ワイヤの微小振動パターンを利用した触覚感覚の呈示」 澤田 秀之 (香川大学)
17:30-18:00
デモ2
デモンストレーション予定
テクタイルツールキットを使った身体性メディアのつくり方 仲谷 正史 (東京大学)
小型超音波集束装置 星 貴之 (名古屋工業大学)
形状記憶合金ワイヤの微小振動を利用した触覚感覚の呈示 澤田 秀之 (香川大学)
糸張力を利用したウェアラブルボディソニック
芯まで柔らかいぬいぐるみロボットの力制御 長谷川 晶一 (東京工業大学)
ジェスチャインタフェースのための触覚提示技術 昆陽 雅司 (東北大学)
剪断力を用いた触覚インタフェース 嵯峨 智 (筑波大学)
ウェアラブル皮膚振動モニタ 田中 由浩 (名古屋工業大学)
定 員
80名 (定員に達し次第締め切りますのでお早めに申し込みください)
聴講料
いずれも教材1冊分代金を含みます.11/5までに聴講料が着金するようにお申し込み下さい. なおご入金後は取消しのお申し出がありましても聴講料は返金できませんのでご注意願います.協賛団体会員の聴講料は会員と同じです.当日申込は承っておりません.11/5以降のお申込については嵯峨 saga@saga-lab.org までご相談ください.
教 材
触覚認識メカニズムと応用技術-触覚センサ・触覚ディスプレイ-【増補版】を教材として配布します.教材のみの販売はいたしません.
申込方法
以下のフォームよりご入力ください.振込先について記載した確認のメールが返信されますので,聴講料について11/5までに振込をよろしくおねがいします.
<振込先>
ゆうちょ銀行 四〇八支店 店番: 408 (普)1927986
力触覚の提示と計算研究会(リキショッカクノテイジトケイサンケンキュウカイ)
問合せ先
触覚部会幹事 嵯峨 saga@saga-lab.org までおねがいします