触覚講習会
「触覚技術の基礎と応用」
―ヒトの触覚理解を通して触覚技術の実現と価値を考える―
主催: 日本VR学会ハプティクス研究会
協賛(予定): 計測自動制御学会SI部門触覚部会,日本機械学会機素潤滑設計部門
開催方法
開催:講演のオンデマンド視聴+キャンパスプラザ京都でのデモ体験会
開催日
・オンデマンド視聴:2024年11月1日(金)~11月30日(土)
・キャンパスプラザ京都でのデモ体験会:2024年11月13日(水)
※オンデマンド視聴の詳細やデモ体験会の会場情報は,参加登録をいただいた方にのみ後日お知らせします.
開催趣旨
医療・福祉,ものづくり産業,ロボティクス,VRなど様々な分野で触覚技術の重要性が急拡大しています.触覚は,低次から高次までの脳機能に関わる上,あらゆるヒューマンマシンインタフェースにも関係することから,理学的にも工学的にも重要度がさらに高まると考えられます.本講習会では,ヒトの触覚知覚メカニズムの理解といった基礎知識から,各種の応用デバイス技術にいたるまでの幅広い内容を,第一線で活躍中の研究者たちが紹介します.触覚の評価やデザイン,触覚技術の開発や応用製品・システムの開発をしたいと考えている技術者・研究者,感覚・ロボット・VRの研究者,さらに,触覚研究を志す学部学生・大学院生まで,触覚の理解に基づく新たな人工物デザインの一助となることを目的とします.
技術デモンストレーション体験会:
日時:11月13日 13時-17時
場所:キャンパスプラザ京都
デモ題目
自己修復材料を用いた触覚センサ 石塚 裕己(大阪大学)
錯覚を利用した触覚提示技術 吉元 俊輔(大阪大学)
各指先接平面の傾きを用いるハンドヘルド型形状提示装置 太田 裕紀(NAIST)
小型振動子を乗せたフレキシブルデバイス「TapeTics」の実演と体験 パニアグア カルロス(NAIST)
錯覚に基づく触感デザイン 田中 由浩(名古屋工業大学)
触感デザインを支援する触感推定アルゴリズム 栗田 雄一(広島大学)
素材物性から感性を推定するシステム 金子 宗平(DIC株式会社)
水生生物の触感提示に向けたデバイス開発 池田 篤俊(近畿大学)
温度と痛みの提示技術 佐藤 克成(奈良女子大学)
ヒトの触覚を目指す超小型触覚センサとその応用 野間 春生(立命館大学)
接触前のラストワンインチを計測する近接覚センサの開発・応用 小山 佳祐(大阪大学)
講演題目・講師(11月1日~11月末までオンラインで動画公開予定):
触覚研究のこれまでとこれから 篠田 裕之(東京大学)
触感の神経メカニズム 北田 亮(神戸大学)
触覚研究とリアルタイムシミュレーション 黒田 嘉宏(筑波大学)
接触前のラストワンインチを計測する近接覚センサの開発・応用 小山 佳祐(大阪大学)
温冷感覚と痛覚の技術 佐藤 克成(奈良女子大学)
触覚・多感覚伝送アルゴリズムの研究 ヤェム ヴィボル(筑波大学)
人と人の物理的身体接触とその拡張 蜂須 拓(筑波大学)
錯覚を利用した触覚提示技術とその応用 吉元 俊輔(大阪大学)
現象的な触覚の捉え方と活用 田中 由浩(名古屋工業大学)
触感デザインを支援する触感推定アルゴリズム 栗田 雄一(広島大学)
投影光制御を活用した触覚ディスプレイ 平木 剛史(筑波大学)
振動フィードバックの基礎と最新技術:リアルな体感の伝達と空間提示 昆陽 雅司(東北大学)
大規模VR空間と力覚提示技術 矢野 博明(筑波大学)
定 員: 100名程度の予定
聴講料(消費税込み):
VRSJ,SICE,JSME,RSJ 会員 7,000円 非会員 10,000円
VRSJ,SICE,JSME,RSJ 学生会員 1,000円 学生非会員 2,000円
申込方法
詳細・申込は以下のサイトからお願い致します.
問い合わせ:京都工芸繊維大学 永野光(nagano@kit.ac.jp)までお願いします.