触覚講習会
No.12-78 講習会
「触覚技術の基礎と応用」
―ヒトの触覚理解からヒューマンマシンインタフェースやロボットへの応用まで―
(日本機械学会 機素潤滑設計部門 企画)
[協賛:計測自動制御学会SI部門触覚部会,日本VR学会力触覚の提示と計算研究会]
開催日
2012年7月20日(金) 10:00~17:30
会 場
名古屋工業大学 講堂2階会議室 (愛知県名古屋市昭和区御器所町)
開催趣旨
近年,医療・福祉,ロボティクス,バーチャルリアリティなどの分野で触覚の重要性が急拡大しています.触覚は,低次から高次までの脳機能に関わる上,あらゆるヒューマンマシンインタフェースにも関係することから,今後,理学的にも工学的にも重要度がさらに高まると考えられます.本講習会では,ヒト触覚の力学的・神経科学的理解といった触覚の基礎から,触覚センサ/ディスプレイの開発といった応用技術にいたるまでの最先端の触覚研究を,第一線で活躍中の研究者により紹介します.企業におけるHMIの開発技術者や,研究機関における感覚・ロボット・VRの研究者,さらに触覚研究を志す学部学生・大学院生まで,触覚の理解に基づく新たな人工物デザインの一助となることを目的とします.教科書として『触覚認識メカニズムと応用技術 -触覚センサ・触覚ディスプレイ-』が配布されます.
題目・講師
10:00-10:05 はじめに
佐野明人(名古屋工業大学)
10:05-10:35 「触覚インタフェースの双方向性」
嵯峨 智 (東北大学)
10:35-11:05 「触覚ユーザーインタフェース」
牧野泰才(慶応義塾大学)
11:05-11:35 「触覚の質感・実感とインタフェース技術」
渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
11:35-12:05 「触感を測る - 触れ方に着目した計測手法 -」
仲谷正史(慶應義塾大学)
昼休み
13:10-13:40 「触受容器と末梢における触覚情報処理」
宮岡 徹(静岡理工科大学)
13:40-14:10 「触って理解する触の錯覚」
望山 洋(筑波大学)
14:10-14:40 「ヒトの触覚に関する脳の解剖的・機能的構造」
北田 亮(生理学研究所)
休憩
14:50-15:20 「界面科学からみた触覚」
野々村美宗(山形大学)
15:20-15:50 「触覚的テクスチャの材質感次元」
岡本正吾(名古屋大学)
休憩・移動
16:00-17:30 実機を使っての講習
「電気触覚インタフェース」 梶本裕之 (電気通信大学)
「超音波による手掌部への非接触触覚提示」 星 貴之(名古屋工業大学)
「振動触覚テクスチャディスプレイ」 岡本正吾(名古屋大学)
「携帯情報端末のための触力覚インタフェース」 昆陽雅司(東北大学)
「携帯端末内蔵カメラを利用した情報入力デバイス」 牧野泰才・前野隆司(慶應義塾大学)
「装着型触動作センサ HapLog」 仲谷正史
「テクタイルツールキット」 JST-CREST「さわれる情報環境」プロジェクト × TECHTILE × YCAM InterLab
その他の実機によるデモ予定者 嵯峨 智,田中由浩,他
定 員
80名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.
聴講料
会員 30,000円(学生員17,000円)会員外40,000円(一般学生20,000円).
いずれも教材1冊分代金を含みます.開催日の10日前までに聴講料が着金するようにお申し込み下さい.以降は定員に余裕がある場合当日受付をいたします.なおご入金後は取消しのお申し出がありましても聴講料は返金できませんのでご注意願います.協賛団体会員の聴講料は会員と同じです.
教 材
『触覚認識メカニズムと応用技術 -触覚センサ・触覚ディスプレイ-(サイエンス&テクノロジー)』を教材として配布します.教材のみの販売はいたしません.
申込方法
日本機械学会ホームページ http://www.jsme.or.jp/kousyu2.htm よりお申し込みの上,聴講料をご送金下さい。
FAXによるお申し込みの場合には http://www.jsme.or.jp/gyosan0.htm に掲載の行事申込書に必要事項を記入し,FAX〔(03)5360-3507〕までお送り下さい.
日本機械学会 イベント情報ページ 講習会「触覚技術の基礎と応用」
問合せ先 日本機械学会 機素潤滑設計部門 担当職員 高橋綾/電話(03)5360-3504/E-mail: a.takahashi@jsme.or.jp