30(2025年7月20日)
ー書くこと―
私は書くことが好きではない。特に苦手なのが手紙文などの時候の挨拶だ。暑い寒い心地よいなど
特に感じていることがあれば書くけれど、普通はいきなり本文に入るので、私の手紙は大体
不躾で乱暴だ。 でも書くことそのものは嫌いでもない。書きたいことがない時には書きたくないし
書かないけれど、何か表したい伝えたいと思うことがあれば、話(声が通らない)や歌(音痴だし)や
身体表現(横着なので動きたくない)ではなく言葉を文字にして伝えたいと思う。
でも日常で目の前の人に筆談を試みることはなく、話すことでコミュニケーションを取る訳だけれど、
その場合3人以上だと特にそうなのだが口を挟むタイミングがわからず、でも言いたくて唐突に
割って入りその場の人を不安にさせることもあり、後になってあんなこと言わなければよかった、
あんな言い方しなければよかった、また言い方に限らず心遣いや態度全般を後悔することが多い。
それが以前より少なくなったのは他人と会う機会が減ったこともあるが、鈍感になってもきたのだろうか。
書くことに特別な野心はなかったが、心に残る詩とか新しい見方の論文とか書けたらいいなと昔は
思っていた。 結局書けなかったしまあそれはそれでよいけれど、詩については、もしかして亡くなる
直前に数行浮かんでくるとかあるのでは・・・・ないな。
それなのに日常で感じたどうでもいいことを書き留めたものはいくつかある。本の紹介にまつわるものが
100、エッセイっぽい雑文が150プラス30そのほか。
でこの先も些細な何かをちょっと書きとめておこうということは、生きている限りあると思うのだけれど、
切りの良いところなのでまた少しお休みしたい。
一番の理由は、10年目のパソコンが不調で近々買い替えることになりそうで、新しいそれを使えるように
なるのがいつかわからないからだ。 買い替えてまで持つ必要があるだろうか、もう年寄りだし今の物を
壊れるまで使いそれで終わりにすればとも思うが、音訳の校正編集作業にはどうしても必要だし、
生協の毎週の注文・図書館の本の予約・美術館の活動申込にもスマホよりパソコンのほうがやりやすい。
結局買い替えて使い慣れるまで悪戦苦闘することになるだろう。
このような事情によりしばらくお休みします。
これまで見捨てないで読んでくださっていた方々どうもありがとうございました。
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(00-05) 00 この1年 01 カレンダーの使い回し 02 玉川ロス解消
03 本「22世紀の民主主義」 04 洗濯機の洗濯 05 棺の中
(06-10) 06 家庭菜園 07 杞憂 08 本「エネルギーをめぐる旅」 09 作家・山之口洋 10 小銭計算
(11-15) 11映画「PERFECT DAYS」 12狭い公道と広い私道 13「お料理地獄」 14清子の家 15政治とおカネ
(16-20) 16 夢の移住 17 本「源氏物語」 18 今年の8月9日 19 近所の密林 20 自民党に入れる?
(21-25) 21 高階秀爾先生追悼 22 エッセイスト岸本佐知子 23 小容器140個・美術カード550枚
24 老衰で死去 25 選択的夫婦別姓
(26ー30) 26 テレビ「あの本読みました?」 27 養老天命反転地 28 つまんない、再び 29 聖地巡礼
30 書くこと