研究室での生活

研究テーマ

小川研究室では,パターン認識システムを早期運用し,日々蓄えられるデータを用いてシステムを効率的に成長させるための基礎技術と,インフラ設備のメンテナンス水産業や畜産業といった第一次産業のスマート化への応用に関する研究を行っています.

社会的な課題を題材にして,音声・音響情報処理画像・映像情報処理,パターン認識・機械学習の要素技術が潜在的に抱える重要な課題を解きます.特に,以下の3つの課題に焦点を当てています.

解きたい問題はその題材に閉じたものではなく,様々な場面に応用が利くような技術を開発すること(広がりのある研究),そのためにモデルやアルゴリズムに「現象を表現する思想」を込めること(直感的に説明可能な研究)を重要視しています.

研究組織

知覚情報システム研究室(小林哲則教授・林良彦教授)と共同で運営しています.小林・小川研究室としてのホームページは以下です.

連携研究者

以下の研究者と密に連携して研究活動を進めています.

結果として,我々のグループでは,音響・音声処理から,画像・映像処理,自然言語処理,対話ロボット,ヒューマンコンピュータインタラクションに至る多様なプロジェクトを遂行しています.そのため,学生の皆さんは研究活動を進めるうえで多くの異なる研究トピックについて学ぶことができるという利点があります.

在籍学生(2023年度)

2023年度小川研に所属している学生と研究分野です.

協力学生(2023年度)

小林研に所属している以下の学生と協力して研究を進めています.

研究の進め方(学部4年生)

学部4年生の間は,研究の面白さを実感することが重要だと考えています.

春学期

配属後の春学期は,上記の「研究テーマ」に関連した,ある程度見通しの立っている課題を提示しますので,その中から興味のある課題を選んで取り組んでもらいます.その過程で,文献調査やツールの使い方から成果のまとめ方まで,研究の作法を学んでもらいたいと思っています.博士課程・修士課程に在籍する先輩学生とコミュニケーションを取りながら進めてください.

秋学期

秋学期は,春学期に取り組んだ課題に関連する,より高度な課題に取り組んでもらっても構いませんし,自身で見つけた価値のある課題に取り組んでもらっても構いません.

研究成果は,年度末の国内学会もしくは次年度に開催される国際会議で発表することがほとんどです.

研究の進め方(大学院生)

大学院では,音声・音響情報処理,画像・映像情報処理,自然言語処理,パターン認識・機械学習に関連する研究開発の動向を理解し,重要技術については実装・評価することで,技術の良しあしを肌感覚で理解する(深く理解するとともに直感的な説明をできるようにする)ことを目指します.特に重要で広がりのある課題を切り出す能力を高めることを重要視して,研究を進めます.

研究成果として,年1回以上の査読付き難関国際会議もしくは学術論文誌への採択を目指します.

研究室の1年

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ミーティング

全体ミーティング(文献調査)(月曜・午前)

大学院生向けのミーティング.博士課程・修士課程の学生が文献調査の報告や話題提供を行い,各分野のトレンドをおさえながら最新技術のキャッチアップを行います.

全体ミーティング(中間報告)(水曜・午前)

中間報告という形で日々の研究の進捗状況を共有します.小林・小川研では扱う研究分野が多岐に渡るため,分野を超えた議論や情報共有を行います.

グループミーティング

研究グループに分かれて研究の進捗状況を共有しながら専門的な議論を行います.

機械学習に関する勉強会(春学期・木曜・午後)

主に学部4年生向けのミーティングです.パターン認識・機械学習の主要トピックを調査し学生間で情報共有を行います.勉強の方法やプレゼンテーションの作成については,大学院学生がメンターとして指導します.