真っ向撮りを考える
2010年11月10日
於:東大、福武ホール・ラーニングシアター
実演:多摩杖道会 太田修司三段×中村理恵子四段
■真っ向撮りの工夫
動体×動体への大事なアプローチ
自分も動き相手も動く、撮る撮られる
1)ハンズフリーカメラを考える
●まず、お手製で:制作日記:http://rieko.jp/mixi/diary/902432333.html
●製品もいろいろある
これらのルーツは、ヴァネーヴァー・ブッシュか?
2)いざ!お互いカメラしょって撮ってみますか (△・・・・・・・制作中)
■真っ向撮り欲求、発露
杖道の形を正確にきっちり修めるのはムズカシイ。
体ってのは自由なようで、意外に決まりきった日常の中の動きしか知らない。
命をかけた闘いの中から掬い取られた杖道形には、人の能力を最大に拡張させたときの美があると思う。
まさに奥が深い。
エレガントで精緻な杖道形を稽古する中で、何かが兆すことがよくある。
この、自分の中の運動感覚は、なかなか表わしにくい。
みえない空気のかたちや迫ってくる時間の描線、これらは自分にとって独特のものでこれをなんとかとらえたい。
視覚的に入ってくる情報をいちいち脳みその演算装置に渡さず、大きな筋肉や神経へいきなり落としていくようなイメージで。
そんな野太い回路が、いままでのネットワークを破る。
しかし、なかなかできない、解らない。
教本やビデオをみてもダメ、観客の目線だからね。
自分に向ってくる相手、それに応じる自分をひりひりと実感したい。
そこで、まずは、真っ向撮りを試す。