カンブリアン思考
(2010年10月27日の講義より 安斎)
講義録(mp3)http://cambrian.jp/anzai/iii/iiiart2010-04-02.mp3
盲
「~として」見ることによる「盲」から、「~として」も「~として」も「~として」も見る多義的多層的なカンブリアンへ。(前回の講義から)
カンブリアン樹の概念図
親の一部が子の全体になったり、親の外部にずれていったり、親の一部が子の一部に共有されたりしながら、次々と増殖していく。
カンブリアンゲームの木は、作動の内部に目がある。
二項による分類の木。分岐は、さらに項を分節化していく。目は外部から俯瞰する。
カンブリアンシンキング
千葉の葉
地動説を体験できるか
ガウディから???(aoikikuさんの投稿リーフ)
ヨーグルトとしての東京
ビジュアルシンキング
グラフ構造を一覧する思考。カンブリアン思考と何が違うか。
UML
真空管ラジオの回路図
max/msp
シンセサイザー
アナログコンピュータ
ふたつの構造の異なる木
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分類の木
再帰的定義によって描く木
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家族的類似
ボルヘス「古代中国の百科事典」にある動物分類法
「動物は次のごとく分けられる。(a)皇帝に属するもの、(b)香の匂いを放つもの、(c)飼いならされたもの、(d)乳呑み豚、(e)人魚、(f)お話 に出てくるもの、(g)放し飼いの犬、(h)この分類自体に含まれているもの、(i)気違いのように騒ぐもの、(j)算えきれぬもの、(k)賂蛇の毛のご く細の毛筆で描かれたもの、(l)その他、(m)いましがた壷をこわしたもの、(n)とおくから蝿のように見えるもの。」
この一節は、フーコー『言葉と物』や、レイコフ『認知意味論』にも引用されている。
『認知意味論』の原書名は『Women, Fire, and Dangerous Things』女、火、そして危険なものたち(オーストラリア原住民のジンバル語にある、カテゴリー構造の一部。)
DLA 拡散による凝集
wiki vs cambrian
ウィキ・ステート
合意形成
ハーモニック
整合的な一貫性をめざす
カテゴリー
演繹的
文法的
セマンティクス
擬装不可能
制約解消による作動
エラボレーション
シニフィエ主導
他者を飲み込んでいく
サイエンス
カンブリアン・ステート
合意解体
ポリフォニック
断片が緩やかに連携する
放射状カテゴリー
帰納的
コーパス的
カップリング
擬装可能
結晶化による成長
ブリコラージュ
シニフィアン主導
他者への跳躍
アート
MIRAI
未来のカンブリアンと、カンブリアンMIRAI。
各グループ、ディスカッションによるアイデア出しのあと、発表。
http://cambrian.jp/anzai/iii/iiiart2010-04-04.mp3
以下は mixiにあがったメモ
(ちひろ、Show+ …)
音楽でつなげるカンブリアンゲーム。
音楽の感じ、作曲家のパーソナリティ、楽器などでつなげる。
音楽以外に写真を取り入れると…?
五感全部ありでやってしまえば・・・・??
システム構築を度外視して、本当にせつな的にライブでやるのならば、触覚や嗅覚、味覚も使ってカンブリアンゲームができるのではないか??
みんなおいしい、料理カンブリアン!
顔カンブリアン。「顔が似てる」と思う人を勝手につなげていく。
(ふじい …)
・3Dカンブリアン
・生き物限定
・セジウィック(同名連鎖)
・成り立ちは違うのに機能はにてるもの(相似器官)
・記号から離れられないか
・物語(過去の設定をイジくる)(人物増える)
・グローバルな単位(言語)
・接続をランダムに切る(プログラムでどっかから引っ張ってくる)(勝手に解釈を加えそう)
(たけとみ、ひらおか、おか、やまざき 、しもにし、よしむら)
◯現代詩
誤読、違う意味に読まれて価値がある
誤読を肯定
他の人が書き換える
◯横のつながり→動画
メディア:映像、文字、動画、音
◯メディア:音
音をつなげると音楽になる
◯カンブリアンの死にかたを考える
拡散のある時点から収束させる
これは樹形への批判を肯定してしまうか?(多様性を否定してしまう?)
あるルール(ある時間経過したら消えて行ってしまう)
いまのカンブリアンは生命として安定してしまう。
どこかで環境に異変を起こす(音だけが残る、絵だけが残る)
次回「ブリコラージュの設計」へ、つづく。