肌が厚く、ぽってりとしたたるみ対策をしたい方へ
「ロングパルス」の波長1064nmの「ヤグレーザー」を低出力で照射するレーザーです。
「ロングパルスレーザー」の低出力の照射は
近年流行っている、「IPL」「フォトフェイシャル」などと目的はほぼ同じものです。
(細かなことをいうと、使用する光の波長や特性により違いがでてきます。)
ロングパルスレーザーと、IPL・フォトフェイシャルのどちらかが優れた治療であるのか、
残念ながら美容医療の世界では結論が出ていません。
(おそらく、今後も論文報告されることはないと思います)
「ヤグレーザー」の波長は体表に照射されるレーザーの中では、「皮膚の深いところまで到達」して
肌にある「メラニン色素」と血液に含まれる「ヘモグロビン」に反応しやすいするという特徴があります。
レーザーを照射する際に冷却ガスを同時に照射することで、
やけどを起こさないようにしながら照射エネルギーを上げて、
皮膚の深いところまでレーザーによるコラーゲン増生作用を狙う治療です。
使用するのは「レーザーシャワー」と同じヤグレーザーですが、
冷却ガス照射を同時に行うことで、より深部へ、作用が強くなることが期待されます。
ただ、「レーザーシャワー」と違い、施術中にすこし痛みがあります。
皮膚の深部に作用して、コラーゲンや弾性線維の産生を促し、肌にハリを与えます。
血管に含まれるヘモグロビンにも反応するため、毛細血管が開いた赤ら顔に効果的な場合があります。
マイルドな反応を起こすレーザーなので、ダウンタイムはほとんどありません。
照射後に少し赤みがでる場合がありますが、短時間で軽快します。
直後からお化粧もして頂けます。
マイルドな変化を期待するレーザーです。
施術後のコラーゲン増生作用は、数週間たってから強くなります。
1度で効果を感じられる方は、あまり多くありません。
1ヶ月に1度を目処に施術を受けていただくと、効果が感じやすいレーザーです。
タイトニングのようなロングパルスレーザーは、良くも悪くも歴史が長いレーザーです。
レーザートーニングによる難治性白斑のような、繰り返して施術を行ったことによる目立った合併症、トラブルの論文や症例報告は思い当たりません。