「ロングパルス」の「アレキサンドライトレーザー」を照射するレーザーです。
比較的歴史の長いレーザーで、メンテナンスを目的とした定番のレーザー治療の一つです。
「ロングパルス」の「ヤグレーザー」を低出力で照射するレーザーです。
「ロングパルスレーザー」の低出力の照射は
近年流行っている、「IPL」「フォトフェイシャル」などと目的はほぼ同じものです。
(細かなことをいうと、使用する光の波長や特性により違いがでてきます。)
ロングパルスレーザーと、IPL・フォトフェイシャルのどちらかが優れた治療であるのか、
残念ながら美容医療の世界では結論が出ていません。
（おそらく、今後も論文報告されることはないと思います）
アレキサンドライトレーザーは、メラニン色素によく反応する波長のレーザーです。
ですので、お肌のメラニン色素を中心にレーザー照射に伴う反応が出ます。
「ロングパルス」は専門的な用語でやや難解ですが、「比較的広範囲に変化を及ぼす」レーザーの特徴を示す言葉とご理解いただくとよいと思います。
人間の肌には、「シミ」が なくとも通常は必ずメラニン色素があります。
そのため、アレキサンドライトレーザーを照射すると肌全体にマイルドな作用を及ぼします。
結果として、メラニン色素が減少したりコラーゲンの増生がみられ、「肌のくすみやしみ、こじわが改善する」といった効果が期待されます。
メラニン色素は毛包や皮脂腺にも存在します。
また、毛穴から生えている黒い毛が目立つという場合も多々あります。
毛包や皮脂腺にレーザーによる熱ダメージを与えたり、かるい脱毛効果により毛穴をめだちにくくする効果が期待されます。
レーザー脱毛（永久脱毛）を目指すほど強く照射するわけではありません。
それでも今生えている毛を減らしたり、生えてくる毛を薄くする効果も期待できます。
あくまでマイルドな反応を起こすレーザーなので、ダウンタイムはほとんどありません。
あまりお肌のメンテナンスをしてこられなかった濃いシミがある方は、シミが黒くかさぶたのようになり１０日前後ダウンタイムがでることがあります。
その場合、黒くなったシミが剥がれおちて、しみがぐっと薄くなる薄くなる効果がみられることもあります。
直後からお化粧もして頂けます。
マイルドな変化を期待するレーザーです。
１度で効果を感じられる方は、あまり多くありません。
１ヶ月に１度を目処に施術を受けていただくと、効果が感じやすいレーザーです。
レーザーフェイシャル(ロングパルスアレキサンドライトレーザー)は、良くも悪くも歴史が長いレーザーです。
レーザートーニングによる難治性白斑のような、繰り返して施術を行ったことによる目立った合併症、トラブルの論文や症例報告は思い当たりません。
