(中宮)象意 ● 五黄
『キーポイント』
五黄は土気だが他の土星と対比しても特殊な位置にある。五黄は土の気の働きの中でも「腐敗作用」を中心に引き受けている。「土に返す」働きであるが、長い目で見るとそこからまた新しい動きが出てくる。
(言ってみれば「循環」そのものだと思うのであるが、五黄の象意にはこの視点が出てこず、「腐敗・破壊」などの面しか見えてこない。凶一辺倒の象意には??と思うが、できるだけ一般的な解釈で説明した。)
五黄は九星の中で唯一卦象を持たない。このため「太極」と解釈している人もいるようだ。中宮にあるので「中心」という意味から「皇帝」などの意味が生まれるが、こちらもどちらかというと独裁者的なニュアンスが強い。
また、五黄の腐敗作用は協力で、ここから「死・古い」を連想させる象意が生まれるようだ。
『キーワード』
中央、無、古い、黄色、廃止、破壊、不用、再燃、腐敗作用
『象意』
大腸、腹部(中心)の病い一切、五黄を毒素として中毒・
伝染病など、新陳代謝を妨げるもの、不治の病、死病
老人・先達・内閣総理大臣(古い象より)、悪漢、暴力団、犯罪者、死刑囚、変死人、屠殺場の人、
野蛮人、古いもの・壊れたもの・汚いものを扱う人、肥料商、、厄介者、不具者、
出戻女、失敗者、乞食、浮浪者、高利貸、他の人が嫌う仕事をする人
壊れた物、腐った物、荒廃した物、古着、古道具、
不用品、家宝(古い)、遺書、売れ残り品
廃墟、刑務所、屠殺場、倒壊家屋、墓所
ハエ・ノミ・蚊などの害虫、寄生虫、毒をもつ生き物、
カマキリ(オスを食い殺す残虐性から)
毒草類
腐ったもの、食べ残し物、出がらし、栄養も滋養もないもの、
甘味類、発酵食品
反逆、残虐、絶望、破産、犯罪行為、途絶、
古い問題・病気の再発、厄災