10 SC / SSW
☆学校内で、学校と家庭・地域をつないで子どもを応援する人たち☆
学校の中で、あるいは、学校と家庭・地域をつないで
子どもたちを応援する専門家もいます。
<学校内で応援する心理専門職~スクールカウンセラー~>
平成7年度から、スクールカウンセラーが教員とは異なる専門家として
学校に試験的に導入されはじめ、東京都では、平成25年度から小・中・高
すべての公立学校にスクールカウンセラー(SC)が配置されました。
葛飾区では、平成9年度から区独自のスクールカウンセラー事業も展開しており、
他の自治体よりも手厚い支援態勢を整えています。
スクールカウンセラーは、心理の専門家として、
子どもたちや保護者の相談に応じるだけでなく、
校内の教育相談体制の充実のために教員と協働し、
様々な問題の未然防止や初期対応の充実に向けて
校内支援チームの一員として活動しています。
教員とは異なる専門家の立場から子どもの生きづらさを支援します。
「先生には直接話しにくい」
「忙しい先生にこんなことまで話して良いのだろうか」
などのことも気軽に相談できます。
<学校と家庭・地域をつないで子どもたちを応援する福祉専門職~SSW~>
平成23年度から葛飾区ではスクールソーシャルワーカー(SSW)を
教育委員会指導室に配置しています。
児童・生徒の中には、様々な事情で学校内の支援ネットワークに繋がれない
子どももいます。スクールソーシャルワーカーは、家庭訪問をしたり、
それぞれの家族が抱える問題解決のために
必要な社会的資源を探し出してつないだり…と
学校と地域、行政サービスなどをつないで子どもたちを応援します。
スクールソーシャルワーカーは、
子どもを中心に置き、
子どもの話を丹念に聴き取り、
彼らを取り巻く環境を調整することで、
子ども自身とその家族を支え、
彼らの利益と福祉に貢献しようする社会福祉の専門職です。
☆地域の中の市民応援団☆
地域の中には、民生児童委員、
主任児童委員、青少年育成地区委員、
保護司などの市民応援団がいます。
子育て経験やPTA活動、青少年の育成活動に
熱心に取り組んでいる人たちが、
それぞれの経験を生かして、
地域の子どもとその保護者の応援をします。
(文責:植山起佐子)