天然阿波藍:蒅(すくも)

佐藤阿波藍製造所 十九代目藍師 "佐藤昭人"氏

「阿波藍の製造と手板法」の無形文化財の指定を受け、600年続くという伝統の製法で藍染めの原料をつくっている。

国が指定する卓越技術者「現代の名工」!

命がけで守った"日本の藍"の伝統・・・佐藤昭人氏

"日本の藍"は太平洋戦争中に国策により、禁止作物とされた。

戦時中の食料増産に田畑を使用するためである。

蓼(タデ)藍は１年草のため、藍の栽培が途絶えると"阿波藍"の歴史が終わる。

""それでは600年を超える"阿波藍"の歴史がとだえることになる。""

わたしの祖父、十七代目佐藤平助が、

戦時中、藍の種を持って密かに山へと入り、隠し畑をつくったんや!

もちろん当時の憲兵に見つかれば、重罪は免れない。

里離れた山奥、密かに命がけで毎年種を取り続けてきたという。

""うちのは白い花が咲く(白花小上粉)。普通は赤い(赤花小上粉)。""

"白い花咲く藍(白花小上粉)はうちだけじゃ。"

"その藍が一番じゃけ。６年間(戦時中)守っとった"   

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奈良時代(710年～784年)に

日本で最初に蓼(タデ)藍の栽培を始めたのが 出雲地方の出雲族とされ 

その後、京都、美濃、尾張地方での栽培に広がり

その昔、京都南部で大正12年頃まで水田で栽培されていた"京藍(京の水藍)"の種を

阿波に持ち帰り

大正末期までは、赤い花を咲かせる 赤花小上粉 が畑で露地栽培されていたのですが、

昭和2，3年ごろ　この変種とみられる "白花(白花小上粉)" が発見された。

"白花小上粉"は、

収量が多く、藍の色素(indigo:インディゴ)含有量が多いのが特徴!

2023. 4.11  阿波藍の苗を植え付ける作業が始まる

2023.  3.  1  "藍の種まき、阿波藍作り始まる 上板町"

2022.12. 3   "伝統の藍染めの染料 「すくも」の袋詰め始まる 上板町"

五六七(みろく）の"砂"を使った プランターでの

"農薬や化学肥料を一切使わない"砂"露地栽培" 初試験ー2021年 5月ー

     〇タデ藍(赤花小上粉:徳島県採取種 使用)〇

1回目の刈取りまて゛

                                            2回目の刈取り前　　　　　　　　　　　

刈り取った藍葉で 藍葉乾燥(藍茶葉)・泥藍手作り石鹸