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インディアナ大学ブルーミントン校ロースクールでは、さまざまな学位を取得することができますが、留学生向けの学位としては、LL.M.、M.C.L、S.J.D、Ph.Dがあります。
LL.Mには、講義中心に単位を取得する通常のコースと、論文作成を行うThesisコースがあります。卒業に必要な単位数は、通常のコースは24単位、Thesisコースは30単位(講義24単位、論文6単位)です。Thesisコースは論文の提出でそのうち6単位を満たすことができます。学生はすべて通常コースの学生として入学し、Thesisコースを希望する学生は11月に改めて願書の提出を行うことになっています。Thesisコースに進学する人は、S.J.D.で研究をすることを希望する研究者志望者が多いようですが、そうでない学生もいます。
正式に授業が始まる前に、必修講義であるIntroduction to American Law(2単位)の授業が夏期に2週間の集中講義で受講することができますので、これらを利用することで、秋学期と春学期の取得講義数を減らすことが可能です。
2セメスターでの卒業が可能ですが、3ないし4セメスターでの卒業も認められています。LL.M. Thesisの学生は、3セメスターかけて卒業する人が多いようです。
M.C.L.は、アメリカにおいて取得する2つ目の学位として設計されていますが、LL.M.を取得していなくても取得することが可能です。卒業に必要な単位数は20でLL.M.よりも少ないですが、「比較法」「国際法」と名のつく授業を取る必要があります。
J.D.の学生数は1学年200名程度、留学生(LL.M.、M.C.L)は70名程度です。
留学生は、中国、台湾、韓国、タイをはじめアジア出身者が多く、ヨーロッパ出身者の割合は比較的少数ですが、インドネシア、オランダ、サウジアラビア、スペイン、ドイツ、トルコ、フランス、ベトナム、ポーランド、南アフリカ、リベリア、エジプト、リビア、ブラジルなど多くの国から来た留学生が学んでおり国際色豊かです。
日本人学生は毎年2ないし4名程度います。2008-09年は1名、2009-10年も1名、2010-11年は4名、2012-13年は3名、2013-14年は1名でした。
J.D.課程への単位移行プログラムについて
2009年秋学期にLL.M.、M.C.L.に入学した人から、J.D課程への単位移行が認められるようになりました。条件としては、秋学期に12単位以上履修しており、その成績が優秀であることと、Legal Discourse and Writingの授業でHigh Passの成績を収めることです。単位移行プログラムに出願した人については、秋学期の授業を担当した教授に対する聞き取り調査等も行われます。これらの審査で単位移行が認められた場合でも、J.D.課程の入試への出願が必要となりますが、LSATの受験については免除されます。春学期からは、試験での取り扱いを含め、J.D.とまったく同様に取り扱われます。また、春学期には最低12単位の履修が必要です。LL.M.の学位も同時に取得しようと考えた場合は、そのほかにも必修科目の履修が必要になりますので、16単位以上の履修になる可能性があります。この単位移行プログラムを用いることによりLL.M.とJ.D.の両学位を3年半で取得することができます。