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Insurance
医療保険
医療保険は、大学の保険への自動加入が原則ですので特に加入手続きは必要ありません。ただ、大学の基準を満たしていれば、大学で提供される以外の保険(日本で加入した保険を含む)に代えることができます。その場合は、保険加入の免除申請をすることになりますが、その案内は保険料が請求されることになる前にメールで通知されますので、心配しなくて結構です。日本では加入せずに、大学の保険に加入することを3つの理由からお勧めします。1点目は、なんといっても安いです。2009-10年の保険料は、学生本人が1年で793ドルです。ただ、配偶者はかなり高くなっていて、1年で1894ドルになっています。秋学期分と春学期分に分割して支払うことになるので(春学期分は夏休みを含むので値段が高いです)、春学期については奥さんが1、2単位だけどこかの学部の聴講生になるという方法をとっている留学生もいます。そうすると、学生の安い保険料で加入することができます。聴講は単位認定がないので、授業料も驚くほど安いです。2点目の理由は、IUでは学生・配偶者が女性の場合保険が妊娠をカバーしていないといけないというルールがあるからです。妊娠をカバーしている海外赴任者用保険は日本では(おそらく)ないので、結局大学の保険に入ることになり、保険料の2重払いをすることになってしまいます。3点目は、大学の保険であれば、大学の診療所を使う場合に、医療費を診療所側で保険会社に請求してくれるという話です。面倒な保険金請求の手間が省けるのもよい点だと思います。
もっとも、大学の保険は、大学卒業後に加入できないという問題点がありますので、卒業後にどこかのローファームでインターンなどをされるつもりである場合に、健康保険をどのようにするか、ということを後で考えなければいけません。大学の保険は卒業後6ヶ月であれば継続することが可能です。締切日が決まっていますので、申込みを忘れないようにしましょう。
渡米して大学の保険やIEPの保険に加入するまでに無保険状態になる可能性があります。ゴールドカードクラスのクレジットカード付帯の保険があれば,2か月程度カバーをすることができます。(航空券代をカードで支払わなければならないなど条件がある可能性があります。)
大学の保険関係の公式情報はこちら。「International Plan」が留学生向けのプランに付いて説明のあるページです。卒業後の継続は左側にあるContinuation Formを印刷して申込みましょう。
損害保険
損害保険は日本で入っておくことをお勧めしておきます。家が燃えてしまった、とか、車で人をはねた、とかで高額の賠償金を払うことを考えたら、転ばぬ先の杖で加入しておく方が安心です。JALファミリークラブの海外赴任者総合保障制度は、医療保険(傷害保険)契約がオプションになっているのが利点です。普通の海外赴任者向け保険は、医療保険と損害賠償保険がセットになっていますが、JALファミリークラブの保険は損害賠償のみでの契約が可能なため値段を抑えることができます。値段は1年45000円ですが、これは家族全員をカバーしますので、ご家族で赴任される方にはさらにお得だと思います。賠償限度額は2億円なので自動車運転中に事故を起こしてしまった場合でも何とかなると思います。(なお、サービスの提供はAIUです。)
さらに、この補償制度に加入すると、アメリカに来た後の自動車保険を日本語で斡旋してくれるサービスを利用することができます。日本での運転実績を加味して保険料を算定してくれるので、こちらで保険に加入するよりもかなり安く加入することができます。
ただ、この海外赴任者総合保障制度ですが、「JALファミリークラブに加入していること」「JALカードに加入していること」の二つが加入の条件になっています。また、申込みは出国までに行うことが必要です。JALファミリークラブは出国1ヶ月前から申込み可能です。手続をすればすぐ加入できます。一方JALカードは発行まで1か月くらいかかる可能性もあります。JALカードはウェブサイトで申し込むと通常の手続になってしまいますが、カスタマーセンターに電話し、急いでいる旨伝えると、申込み用紙と一緒に「緊急発行依頼書」というのが送ってもらえ、それを同封して申し込むと迅速に対応してもらえます。
なお、グローバル・プロテクションという会社が、JALファミリークラブの入会、JALカードの申込み、海外赴任者総合保障制度の申込みをすべてまとめて代行してくれるようです。この会社を利用している人もいます。
なお、ANAでも同様の海外赴任者向けサービスをやっています。保険も提供していますが、こちらの保険は損害保険の別がけができません。