平成28年9月17日(土)
函館市恵山コミュニティセンターにおいて、平成28年度北海道火山勉強会in恵山が開催されました。
勉強会口頭発表
計6件の発表がありました。
恵山の斜面崩壊およびその周辺地域の火山・地震活動、最近の火山観測、そしてジオパークの教材化への取組みなど、多岐に亘る内容で、活発に議論されました。
勉強会ポスター発表
計4件の発表がありました。
道内外の火山研究や恵山周辺地域の地熱活動などの研究が紹介されました。
一般講演会
「活火山としての恵山~その歴史と今を知る~」
多数の方にご来場いただきました。
松塚康輔恵山支所長様より、開会のご挨拶を頂戴しました。
電力中央研究所 三浦大助 主任研究員
恵山火山のこれまでの噴火の歴史と災害について、ご講演いただきました。
北海道大学地震火山研究観測センター 村上亮 教授
恵山の火山活動の特徴とそれを踏まえた防災上の留意点について、ご講演いただきました。
札幌管区気象台 谷口正美 技術専門官
恵山火山の監視体制、噴火警報・警戒レベルと発表された際にとるべき防災対応について、ご講演いただきました。
懇親会
ホテル恵風において懇親会を開催しました。
火山談義で大変盛り上がりました。
平成28年9月18日(日)
あいにくの雨模様ですが、恵山火山の現地見学会を開催しました。
山麓で恵山火山のテフラ観察を行いました。
中央電力研究所三浦氏により、約1万年前からの現在までの堆積物が解説されました。
約600年前の火砕サージ堆積物です。
恵山山頂火口です。現在も噴気が出ています。
気象庁の監視カメラです。
札幌管区気象台の谷口氏より、気象庁の現在の観測設備・体制についての説明がありました。
火口原近くの露頭で約1万年前の噴出物を観察しました。
この後、山頂まで登る予定でしたが、雨脚が強くなり、ここで終了となりました。
平成28年度北海道火山勉強会in恵山は、函館市・恵山支所・椴法華支所の皆様のご協力のもと、大盛況のうちに終了することができました。深く御礼申し上げます。