平成27年7月11日(土)
東川町において、平成27年度北海道火山勉強会in大雪山が開催されました。
勉強会口頭発表
計7件の発表がありました。
大雪山・十勝岳の最新の観測体制・データやUAVを用いた地形観察など、幅広い分野の発表が行なわれました。
勉強会ポスター発表
計8件の発表がありました。
道内の火山に関する発表が主体で、活発に議論されました。
一般講演会
「活火山大雪山の研究と防災の取り組み」
多数の方にご来場いただきました。
松岡市郎東川町長より開会のご挨拶を頂戴しました。
北海道大学 中川教授
北海道の活火山と大雪―十勝火山列について、ご講演いただきました。
北海道教育大学旭川校 和田教授
大雪山の成り立ちと共存のあり方について、ご講演いただきました。
旭川地方気象台 松森台長
大雪山の監視体制について、ご講演いただきました。
懇親会
キトウシ森林公園家族旅行村において、バーベキューを開催しました。火山談義で大変盛り上がりました。
平成27年7月12日(日)
快晴の中、大雪山旭岳において、現地見学会を開催しました。
姿見の池展望台において、旭岳の爆裂火口等の地形、南北に連なる大雪―十勝火山列の地形を観察しました。
ここで旭岳コースと姿見の池周遊コースに分かれ、旭岳コースは、山頂を目指します。
途中、はるか遠くにトムラウシ・十勝岳を見ることができます。
急な斜面が続きますが、もうすぐ山頂です。
快晴に恵まれ、山頂からは、はるか遠方の北大雪火山群まで眺めることができました。
北海道大学石毛氏より、大雪火山群の地形について説明がありました。
北海道大学石毛氏より、大雪火山群の地形について説明がありました。
大雪火山群の活動は約100万年前から開始し、平坦な溶岩台地が形成された後、その上に白雲岳や黒岳、そして旭岳などが成長していることが説明されました。
山頂での地形観察も終わり、下山開始です。他の団体も多数いたので、登山道は大混雑しました。
怪我をしないように、一歩一歩下山します。
全員無事に石室まで下山できました。
平成27年度北海道火山勉強会in大雪山は、東川町の皆様のご協力のもと、大盛況のうちに終了することができました。深く御礼申し上げます。