PC Engines 社のapu1c用のlightMPDを公開しました
投稿日: 2014/08/08 17:11:57
PC Engines 社のapu1c用のlightMPD-v0.05を公開しました。
ブートローダ(GRUB Legacy)をインストールする必要がある為、イメージ形式での公開になります。
イメージファイルはgzipで圧縮してあります。ファイルを伸張すると約256MBのイメージファイルになります。
USBメモリ、SDメモリ上で動作します。sataのディスクでは動作しません。
インストール
イメージファイルをDD for Windows等のソフトを使ってUSBメモリ,SDメモリに転送して下さい。
転送後のUSBメモリ,SDメモリは256MBのvfatディスクになります。
Windows上のエディタでインストール先の/lightMPD/lightmpd.conf をシステムの環境に合わせて
修正して下さい。
新機能
cpuaffinityという機能を新設しました。
apu1cは2CPUのマルチコアー(cpu0,cpu1)です。Linuxのスケジューラーが複数のCPUを効率よくスケジューリングします。
cpuaffinityはkernelの起動オプション(isolcpu)と連携して、スケジュール方法を変更します。
kernelの起動オプションで isolcpu=1 とするとcpu1はスケジュール対象から外され、cpu0だけが使われます。
kernelの起動オプションは/boot/grub/menu.lstのkernelの行で指定します。
cpuaffinity機能は以下の事を行います。
- type=0 通常のスケジューリングを行います。
- type=1 usbのirq をcpu1に固定します。usbのirq以外のirqをcpu0に固定します。usbのirqハンドラーをcpu1に固定します。
- type=2 type=1に加えmpdのoutptuスレッドをcpu1に固定します。
cpuaffinityの指定はlightmpd.confの[cpuaffinity]のtypeで指定します。
初期値はisolcpu=1,cpuaffinityはtype=2になっています。(usb関連およびmpdのoutputスレッドはcpu1でそれ以外のプロセスはcpu0で動作します)
cpuaffinity機能は実験的な実装なので、効果が見られない時は廃止する場合があります。
ダウンロード
lightMPDapu1c-v0.05-32.img.gz(修正版に置き換えました 2014.08.11)