NanoPi NEO,NEO2用のlightMPD
2017.05.28
FriendlyARMのNanoPi NEO,NanoPi NEO2用lightMPDを公開しました。
NanoPi NEOはAllwinner H3(Arm-V7,4core)をつかったSBCで、基板上のコネクターには
- USB2.0 1ポート
- 100Mイーサーネット
- microSDカードリーダー
があります。
NanoPi NEO2はAllwinner H5(Arm-V8,4core)をつかったSBCで、基板上のコネクターには
- USB2.0 1ポート
- 1000Mイーサーネット
- microSDカードリーダー
があります。
NEO,NEO2とも基板からは
- USB2.0 2ポート
- I2S 1ポート
- オーディオ信号
- Line out
- Line in
- Spdif
- その他
の信号が取り出せます。これらの信号を取り出す場合は付属のPINヘッダーをハンダ付けする必要があります。
音楽再生に必要のないディスプレイ(HDMI)は付いていません。
CPUのアーキテクチャー以外はイーサネットの仕様が異なります。NEOはchip内蔵のイーサーネットコントローラーを使用していますが、
NEO2はRTLのchipが外付けされています。
今回はUSBだけに対応しました。I2Sや内蔵オーディオはカーネルでサポートされているようですが、今回は見送りました。
各コンポーネントのバージョンは下記の通りです。
- rootファイルシステム buildroot-201705-rc1
- kernel 4.11.0-rc4(Lowlatency)
- mpd mpd-0.20.8
使い方としては
- standalone
- ホームネットワークに直接接続してNAS上のファイルを再生する従来からの使い方。
- upnpgw経由のNAS接続
- upnpgwを介してNASに接続しNAS上のファイルを再生する使い方
- upnpgw経由のupnp接続
- upnpgwと接続してupnpのレンダラーとしての使い方
が選択できます。
ダウンロード
NanoPiNEO
最終更新日: 2017.06.01
- BOOTイメージファイル
- NanoPiNEO-boot.img.zip
- パッケージ
- lightMPDNanoPiNEO-v1.0.4.zip
NanoPiNEO2
最終更新日: 2017.06.01
- BOOTイメージファイル
- NanoPiNEO2-boot.img.zip
- パッケージ
- lightMPDNanoPiNEO2-v1.0.4.zip
インストール
- BOOTイメージファイルを解凍し、DDWin等のソフトを使用してBOOTイメージをmicroSDカードに書き込む。
- これによって、Fat32のディスク(容量は約256MB)がmicroSDカードに作成されます。
- lightMPDNanoPiNEO-v1.0.4.zipを上記で作成したディスクに展開します。
設定
使い方によって以下のディレクトリからlightmpd.conf,mpd.confをlightMPDディレクトリにコピーし、lightmpd.confを編集して下さい。
- /lightMPD/standalone
- standalone
- /lightMPD/upnp-nas
- upnpgw経由のNAS接続
- /lightMPD/upnpplay
- upnpgw経由のupnp接続
mpdに追加した新機能
polipoについて
polipoを内蔵しているのでupnpplayではpolipoを使う事ができます。
しかし、44.1KHz/16 以外のwavではノイズになります。apu版でなでなかったので、どうも32bit版だとでるのかもしれません。現在調査中です。
ライブラリに44.1KHz/16以外のwavをお持ちの方は内蔵のpolipoは使わないほうがいいです。
/lightMPD/upnpplyのlightmpd.conf,mpd.confではpolipoを使う設定になっています。
2017.06.01に更新したバージョンでは44.1KHz/16 以外のWAVも正しく再生できるようになりました。