[更新履歴]
cuboxi4pro,wandboard用のlightMPD v1.0.2を公開します。
cuboxi4pro,wandboardでカーネル、rootイメージは同じですがbootローダの仕様が異なるため、各々独自のパッケージとして公開します。
主な変更点
linux-4.4.6rt14について
native-dsdに対応するDAC(DDC)
このうち実際に動作確認したのは
です。
mpd-0.19.14rt-native-dsdについて
cpuaffinityを以下のようにしました。
cpuaffinityの設定はlightmpd.confの[cpuaffinity]とブートパラメータ(/boot/uEnv.txt)で行います。
例
[cpuaffinity]
type=2
cpuaffinityに1,2を指定した場合はブートパラメータに以下を追加して下さい。
isolcpus=1
nohz_full=1
rcu_nocbs=1
cpuaffinityに2を指定した場合は isolcpus=1-3 を指定する事も出来ます。
デフォルトはtype=2です。
lightmpd.confの[irqpriority]でDACを接続したUSBのirqhandlerのプライオリティの指定が行えます。
cuboxi4pro,wandboardのirqhandlerは以下の通りです。
[irqpriority]ではirqhandlerのプライオリティを下記の様に指定します。
[irqpriority]
2184000.usb=FIFO:99
irqpriorityを省略するすると下記のデフォルトが設定されます。
cuboxi4proで下段のUSBポートを使用する場合はirqpriorityを
2184200.usb=FIFO:99
にして下さい。
/boot/uEnv.txtというファイルでkernelのブートパラメータを変更できます。
cuboxi4pro,wandboardでuEnv.txtは異なりますが、kernelのパラメータの部分は共通になっています。
kernelのパラメータ部分は下記の様になっています。
##################
isolcpus=1
nohz_full=1
rcu_nocbs=0-3
systype=wandboard
bootdev=/dev/mmcblk0p1
##################
isolcpus,nohz_full,rcu_nocbs
cpuaffinityと連動してkernelの動作を変更します。
これらはlinuxのkernelについての知識を必要とします。取りあえずは下記のようにして下さい。
systype
systypeは使用するボードの種類をしてします。
cuboxi4 , wandboardを指定して下さい。
bootdev
lightMPDをブートしたデバイスを指定します。
cuboxi4,wandboadとも
bootdev=/dev/mmcblk0p1
を指定して下さい。
ブートディスクの作成
cuboxi4,wandboardはSDメモリの特定の領域にブートローダを書き込む必要があります。これはWindows系のPCでは行えません。
ブートローダを書き込んだSDメモリのイメージファイルを用意しました。そのイメージファイルをSDメモリに書き込むことによりブートディスクを作ります。
配布パッケージのインストール
設定
cuboxi4pro
wandboard
ブートローダを新しくしたので、イメージファイルは必ず下記の物を使用して下さい。以前のイメージファイルではブートできません。