apu.1c用のlightMPD-v0.07を公開しました
投稿日: 2014/10/14 15:41:09
apu.1c 用のlightMPD-v0.07を公開しました。
主な仕様
- kernel はlinux-3.14.20rt9
- イメージファイルはbuildroot-2014-08 ベース
- mpdは
- mpd-0.18.16dsdrt
- https://github.com/lintweaker/mpd-dsd-018にlightMPDの拡張機能を追加したもの
- mpd-0.19rt
- 0.19の正式リリース版にlightMPDの拡張機能を追加したもの
mpdの拡張機能
mpd-0.18.16dsdrt,mpd-0.19rtとも以下の拡張をしています。
- rt_optのパッチの適用
- decoder_selecter
- 4096バイト以上のid3タグをサポート
- 拡張オーディオフォーマット
拡張オーディオフォーマット
v0.07で新設した機能です。
掲示板でapu.1cのcpuパワーを生かしてアップサンプリングして高音質を追求する試みをされた方がいらっしゃいました。libsamplerate,soxrとも最高音質でもアップアンプリングが可能のようです。
しかし、mpdではaudio_output_formatで指定できるのはサンプリング周波数であるため、例えばサンプリング周波数に96000を指定した場合44.1K系列の入力に対しても96000に変換してしまいます。また、audio_output_formatを指定するとdsdに対しても行ってしまうためdsdの再生はできませんでした。
そこで、lightMPDではmpd.confのaudio_output_format のサンプル周波数の指定方法を拡張しました。
従来のサンプリング周波数を指定する方法の他、入力信号の周波数を任意倍数に指定する事ができます。さらにDSD信号に対してはフォーマットの変換を行わないようにしました。
アップサンプルの指定形式
XnLm
の形式で指定します。
X,Lは拡張オーディオフォーマットであることを示す識別子です。先頭文字がXの時拡張オーディオフォーマットと見なします。
- n : 入力信号のサンプリング周波数をn倍にアップサンプリングします。
- m : アップサンプリング後の周波数の最大値を指定します。44.1 * m , 48.0 * m 。
1. "X2L2"
2. "X2L4"
3. "X4L4"
mpd.confの記述例
audio_output_format "X2L2:24:*"
注意
拡張オーディオフォーマットを使う場合はaudio_outputのformat は指定しないで下さい。
ダウンロードおよびインストール
ダウンロードしたファイル(tar + gz)を解凍するとイメージファイルが展開されます。
そのイメージファイルをDD for Windows等のソフトを使ってSDメモリカードまたはUSBメモリに転送して下さい。
メモリカードの容量は256Mbyte以上必要です。
apu.1c用のlightMPD-0.05でlinux-3.14.20rt9を使いたい方は下記からダウンロードして下さい。
下記のファイルはtar+gzipで圧縮されています。