著者 森田 邦久
4.2 5つ星のうち 1 カスタマーレビュー
ダウンロード時間という謎 (現代哲学への招待)無料森田 邦久 - 内容紹介 古来から人々を魅了し続けてきた永遠のミステリー、時間。「いま」とはなにか?時間は本当に流れているのか?世界に「はじまり」はあったのか?本作では、物理学と哲学という二つの分野に知悉した著者が、量子力学や相対性理論といった現代物理学の成果を踏まえながら、時間の正体を徹底的に究明!数式を用いない優しい叙述で物理学の前提知識は一切必要ナシ!人智のフロンティアに読者を導く、必読の時間論入門書! 内容(「BOOK」データベースより) 哲学的時間論のブレイクスルーは物理学にあった!量子力学や相対性理論といった現代物理学の成果をもとに、因果論をめぐる分析哲学の精緻な議論もふまえながら「時間とはなにか」という人類史上永遠の難問に挑む! 著者について 1971年兵庫県姫路市生まれ。現在、大阪大学大学院人間科学研究科准教授。博士 (理学)、博士 (文学)。専門は科学哲学。主な著書に『科学とはなにか』(晃洋書房)、『量子力学の哲学』(講談社現代新書)、『科学哲学講義』(ちくま新書) 、『アインシュタイン vs. 量子力学』(科学同人)など。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 森田/邦久 1971年兵庫県姫路市生まれ。現在、大阪大学大学院人間科学研究科准教授。博士(理学)、博士(文学)。専門は科学哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
以下は、時間という謎 (現代哲学への招待)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 現代時間論は難解だ。本書を理解するのは容易ではない。二つの難問がある。①一つは宇宙の始まりの時間である。ビッグバン理論が有名である。それによって始まりの時間を説明できたとしても、始まる前の時間は説明出来ない。始まりの時間を説明することが出来れば終わりの次官も説明出来よう。宇宙が滅亡した後の時間が説明出来ない。無→有、有→無が説明出来ないのである。エレア派の古代ギリシャの哲学者パルメニデスが説いたように、「有るものは有り、無いものは無い」のである。無→有を否定し、有→無を否定すると、有(存在)を有たらしめる超越的原理(超越者)を想定するしかない。これが形而上学の起源である。②観察者の位置によって時空の歪みが生じるという相対性理論が現代時間論としては、有効である。この場合、時間と空間をセットにして考察する必要がある。例えば、大気圏外の宇宙空間に出ると、時間と空間が全く観察者の位置によって異なることになる。いや、時空間の概念が全く異次元の概念となる。こうなると、宇宙の起源を求める時空間の概念も異なるのではないか。色々な疑問が提起されるが、謎は深まるばかりである。 それを体験するのが、本書を読むということであろう。時間論は難解で謎めいている。本書から得るものもは多い。お勧めの一冊だ。 Tags:時間という謎 (現代哲学への招待)PDFダウンロード時間という謎 (現代哲学への招待)PDF時間という謎 (現代哲学への招待)のePub時間という謎 (現代哲学への招待)ダウンロード時間という謎 (現代哲学への招待)オーディオブック時間という謎 (現代哲学への招待)ダウンロードブック時間という謎 (現代哲学への招待)発売日時間という謎 (現代哲学への招待)試し読み時間という謎 (現代哲学への招待)ネタバレ時間という謎 (現代哲学への招待)amazon時間という謎 (現代哲学への招待)download時間という謎 (現代哲学への招待)kindle