ようちえんだより
ようちえんだより
カラーセロハンを使ったステンドグラスを楽しんだ昨年の経験を基に今年度は、身近な材料で宝石箱を作ることにしました。
底にクッキングシートを貼った箱の中に、筒状にしたアルミホイルや折り紙を入れ、カラーセロハンで蓋をして完成です。アルミホイルは柔らかく、破れやすいので扱い方に初めは苦戦していましたが、だんだん慣れて次々に作っていきました。またカラーセロハンは重ねると色が混じりあうので、どんな色になるのか、どんな色にしようかと工夫し考えながら貼り合わせていました。出来上がると早速テラスに出て、作った宝石箱を光にかざして光の屈折を感じ、見え方の不思議さを実感していました。友だちとの違いにも気付き、「今度はもっとおおきくしてみよう」「まどいっぱいにつくりたい」と話す様子もあり、引き続き子どもたちと発見し、楽しんでいきたいと思います。
年中担任
以前からさつまいもの本を見たり、お芋の歌をうたったりしながら、お芋ほりの日を楽しみにしていた年長組の子どもたちです。いよいよお芋ほりの日がやってきました。「おいもはどうやって食べる?」「やきいも!」「スイートポテト!」「だいがくいも!」「おいものスープ!」などと出掛ける前からどうやって食べたいかを考え、ワクワクした気持ちで畑まで歩いていきました。自転車や自動車、すれ違う方に気を付けながら歩き、信号が青に変わると素早く、友だちとの間隔を開けないように一人ひとり意識して歩いていました。
畑に到着し、「ツルを引っ張らないようにお芋のまわりの土をほりましょう」というお話を聞き、丁寧に掘り始めると、「あっ、3こつながっているよ。」「わあ、おおきい!!」「このおいも、あながあいているよ、なんでかな?」と、お芋の大きさや数に驚きながら夢中になって掘っていました。
帰りは「自分で持てるだけの分だけにして、持ちきれないものは籠に集めますね。」と伝えると、ほとんどの方は掘ったお芋をリュックにいれ、リュックサックの重たさにひっくり返りそうになりながらも弱音を吐かずに園まで歩いて帰りました。
次の日には年少組さんにお芋のおすそ分けをしました。「ベニアズマといいます。」「てんぷらにするとおいしいです。」と農園の方から教えていただいたことをしっかりと伝えていました。お弁当には、掘ったお芋が入っていて嬉しそうに食べていました。持ち帰ったお芋を早速子どもたちの話を聞きながらお料理してくださった保護者の方に感謝です。
秋の自然に触れ、色々な発見を楽しめる経験となりました。
年長担任
幼稚園では、年に一度学園にある大きな前田ホールで「親子のための音楽会」を開催しています。
今年度は、未就園のご家族のみなさんにもお越しいただき、〜子どもから大人まで楽しめるオペラ〜「泣いた赤鬼」を親子で一緒に鑑賞しました。
演目が始まると歌や生演奏の迫力に圧倒されて驚く様子もありましたが、次第にお話の世界に引き込まれていきました。子どもたちが歌を歌って参加する場面では、会場が一つになり、楽しい時間はあっという間でした。
観劇したあと、親子で感想を話しながら楽しそうに歩いて帰る姿もあり、素敵な1日となりました。
広報
年少組は2クラスあり、日頃は自由に行き来をしながら遊んでいます。1学期は行き来することが少なかったように感じていましたが、2学期になると一緒に遊ぶ姿が多く見られるようになりました。興味のある遊びを見つけると、「一緒に遊びたい。」「〇〇ちゃんが作っているのを作りたい。」などの声が活発に聞こえるようになり、友だちの様子に刺激を受けることが多くなりました。年少組は教師が遊ぶきっかけを作ることもありますが、行き来して一緒に遊ぶようになると、「一緒に遊ぼう。」「こうすると出来るよ。」「一緒に悪者をやっつけよう。」などの会話も増え、自分たちで一緒に遊ぶきっかけをつくり、遊びの世界をひろげています。
年少担任
過ごしやすい爽やかな秋空の下、年少組は親子、年中・年長組は子どもたちで『こどもの国』に出かけました。
《年少》
おうちの方と手をつないで歩いていると、とんぼを見つけて「どこから きたのかな?」などおうちの方と話をしながら、楽しそうにしていました。すると、とんぼが一匹ついてきました。「ぼくたちといっしょに えんそくにきたのかな?」と喜ぶ姿がとても微笑ましく感じられました。
どんぐりや栗など秋を探しに散策をしたり、広い芝生の上で皆でお弁当を食べたりと、楽しい時間を過ごしました。
《年中》
年中組は白鳥湖の周りを散策しました。大きな2羽の白鳥を見ていると、子どもたちの気配に気づいた鯉が口をパクパクさせながらやってきました。「おなかがすいているみたいだね」と言いながら、湖を覗き込んでいる姿がとても可愛らしかったです。
どんぐりや落ち葉を拾ったり、虫をみつけたり、芝生で鬼ごっこを楽しんだり、思い切り身体を動かし、秋を満喫した一日でした。
《年長》
年長組はこどもの国をぐるりと一周、”こどもゆうぼくじょう”まで歩いていきました。「こんなにたくさんあるけるのは ねんちょうぐみだけだよね」「ねんちゅうぐみのときは トンネルはなかったよね」と話しながら歩き、トンネルの中で「やっほー」と声を出しては友だちと楽しむ様子が見られました。”こどもゆうぼくじょう”では、高い山の上から転がったり、走ったりと元気いっぱい遊び、”せせらぎひろば”では友だちとおやつを一緒に食べ、最後に”ゆうぐひろば”では大きな滑り台を何回も滑り、「ぜんぶ楽しかった」「たくさん遊べたね」と大満足な一日でした。
厳しい暑さが過ぎ、体を動かすと気持ちの良い季節になってきました。ラグビーワールドカップの影響を受けて、園庭ではラグビーをして遊ぶ姿が見られます。最初は少人数で始まった遊びも、人数がだんだんと増えてきました。「ボールは後ろか横にパスをするんだよ」と、ルールを知っている友だちに教えてもらいながら、「タックルは足にするのは危ないね」と、自分たちでルールを伝え合い、声を掛け合いながら楽しんでいます。まだ、ラグビーを知らない子どもたちも、友だちの姿に興味を持ち始めて参加するようになってきました。気持ちの良い季節、いろいろな遊びがまた広がりそうです。
年長担任
幼稚園では、毎年年長組が歩いてお芋ほりに出かけていますが、子どもたちの多様な経験の一つとして、今年度から年中組もお芋ほりに出かけることになりました。
畑までは歩いて30分ほどかかります。公共の場を歩いていくため、周りの方の迷惑にならないように気を付けながら歩いていきました。地域の方はとても温かく、前を通ると声をかけてくださり、子どもたちもそれに答えるように、挨拶やお芋ほりのことを話していました。
農園の方のお話を聞きいざ畑へ入ると、土のふかふか具合に驚きながら「ふかふかじゅうたんみたい」「わたあめみたい」など、その様子を子どもなりに表現しようとしていました。お芋を掘り始めると、みんな夢中になりながらも、つるから芋が切れないように慎重に優しく土を掘っていました。その成果もあってつるや根っこのついたりっぱなお芋がたくさん採れました。帰り道は、お腹が空いてきたこともあり、お芋をどう調理して食べるか嬉しそうに話しながら帰ってきました。
今年度経験したことで、また来年の姿にどうつながるのか今から楽しみです。
年中担任
10月3日(火)の「アートプロジェクト」では、インストラクターの方にお越しいただきアート積み木で遊びました。
まず、お話を聞きながらいろいろな積み方を見せていただくと、積み木がまるで生きているかのように動き、手品のような不思議さに驚き、わくわくしながら積み木を手にして夢中になって遊び始めました。
色々な形を組み合わせる面白さ、バランスをとることで積み上がる面白さなどを感じ、遊びながらいろいろな楽しさを味わっていました。楽しい時間はあっという間でした。
アートプロジェクトで感性が刺激され、翌日から幼稚園では積み木遊びが広がっています。豊かな想像力で、友だちと協力しながら大きなものを作るお子さまもいます。これからますます遊びが広がっていくことが楽しみです。
教頭
9月30日(土)、無事に運動会を開催することができました。今年度は在園生のご家族、卒園生の方や未就園児の方等多くの方が運動会にお越しいただきました。
子どもたちはこの日をとても楽しみにし、お家の方や大勢のお客様に見に来ていただき、より一層張り切っていました。やはり見ていただく喜びと大きな声援、拍手は何よりも大きな力になります。お越しいただきました皆様に感謝申し上げます。
運動会という行事をきっかけに子どもたちは多くのことを学び、大きく成長しております。今日から「運動会ごっこ」が園庭で始まりました。年長組のおゆうぎを年中組や年少組が見よう見まねで踊る姿は微笑ましく、振りを教える年長組は頼もしく見えます。他の競技も楽しんでおります。これから運動会での経験が、子どもたちの遊びを広げていってくれることを願っております。
園長 佐久間 惠子