イメージング技術の進歩がめざましい昨今、従来では観察が難しい生体内の微細構造や分子動態の観察、微小環境測定など様々なことが可能になりました。しかし、これらのイメージング技術を研究に適用する場合、そもそも顕微鏡についてきちんと理解していないと思わぬ落とし穴に落ちてしまうことになりかねません。本トレーニングコースではただ顕微鏡を使えるようになるのではなく、なぜ顕微鏡を通して微細な構造を観察できるのか、その原理について座学できいて、顕微鏡光学系をみて、次に「自らさわって顕微鏡光学系を組み立てる実習」を通して学習していくことを目標としています。
今回の座学はオンデマンド講義(2025年基礎生物学研究所で実施したOPT講義の録画視聴)、組立実習は現地(九大伊都)で実機キット(上図)を組み立てる形式で実施します。
実習の雰囲気などお知りになりたい方は、「受講生の声(Voices)(2024伊都 受講生1、受講生2; 2025馬出 受講生3)」をご参照ください。また、サテライト実習の実施をお考えのイメージング施設関係者の皆さまには「サテライト開催について」をご覧いただければと思います。
昨年度開催「OPT九州2025馬出」はこちら その他の開催履歴・予定はこちら
開催日程:2026年8月25日(火)13:00 -26日 (水) 15:00
開催場所:九州大学 伊都キャンパス
オンデマンド受講期限:8/24まで(採択通知時に視聴URLをお送りします)
九州大学 伊都キャンパス ウエスト5号館 3階 338会議室
(〒819-0395 福岡県福岡市西区元岡744) (ポスター準備中)
受講対象
教員・ポスドク等の研究者・技術職員・院生・学生
イメージングに関わる施設業務に従事されている方
*講義・実習は日本語で行われます。日本語の能力が十分ある方を対象とします。
応募方法
上記の対象に合う方で受講を希望される方は、申し込みサイトに必要情報を記入ください。
*お申込み頂きますと、自動返信メール(申込内容の控え、受講可否の連絡期日)が送付されますのでご確認下さい。
締切は7/12、受講の可否は7/24までに連絡いたします。
注意:全日程の参加が必須です。(部分参加は不可といたします。)
また、実習前日(8/24)までにオンデマンド受講を終えて下さい。
講義の合計時間は8-10時間で、視聴期間は1か月ありますが、計画的な視聴をお願いします。
申し込み締め切り
2026年7月12日(日)
募集人数
8名程度
なお、応募数が多い場合には、応募フォーム記載内容をもとに受講ニーズや学習意欲の高さ、技術・知識の波及効果などを考慮して選考いたします。選考に関するお問い合わせには回答できませんので予めご了承ください。
採否は7月24日(金)までにお知らせいたします。
旅費支給・参加費
旅費支給はありません。参加費は無料です。
なお、懇親会(3,000円)を企画しています。
本コースの到達目標(オンデマンド座学受講+現地実習)
座学・講演はOPT2025(岡崎開催)の講義内容(録画)となります。採択後にメールにて視聴サイトをお知らせします。講義時間は約10時間ですので計画的に視聴下さい。なお、録画や他者へのリンク情報の共有は禁止します。また、市販テキスト「正しい結果を得るためのイメージング&画像解析実践テキスト」(別冊実験医学・羊土社)も学習に活用下さい(本書は、本実習座学担当者らで本コースをもとに編纂しているため対応箇所も探し易く効率よく学習できると思います)。
現地実習では実機の組立を行いながら光学系の成り立ちや原理を学びます。実習用のテキストでは「触って」「考える」課題を用意しています。
〈講義内容の詳細〉
光の波としての性質を理解する。
光学顕微鏡の構成部品の機能を特に以下の項目について理解し、正しく使うことができるようになる。
顕微鏡の分解能
クリティカル照明とケーラー照明
デジタル画像の特性
顕微鏡で使う検出器(各種カメラ、光電子増倍管)の特性
蛍光・蛍光イメージングの基礎を理解する。
蛍光
蛍光色素・タンパク質
蛍光顕微鏡の光学系
以下の発展的顕微鏡について、それぞれの特性や原理、用途を理解する。
共焦点レーザー顕微鏡
二光子顕微鏡
超解像顕微鏡
ライトシート顕微鏡
〈光学系組立実習内容の詳細〉
焦点距離と倍率の関係
無限遠補正光学系のメリット
撮像素子と拡大率およびスケールの関係
透過照明法(クリティカル照明とケーラー照明)
開口数と分解能の関係
広視野蛍光顕微鏡の光学系
落射照明系(広視野:ケーラー照明と、共焦点等のスポット励起:クリティカル照明)
主催
九州大学農学部教育研究基盤技術部 コアファシリティ部門 / 九州大学大学院農学研究院研究教育支援センター
ABiS(科学研究費助成事業「学術変革領域研究(学術研究支援基盤形成)」【先端バイオイメージング支援プラットフォーム】)
共催
ソーラボジャパン株式会社、基礎生物学研究所・超階層生物学センター、生理学研究所、生命創成探究センター(ExCELLS)
協力
九州大学 医学研究院附属 ヒト疾患モデル研究センター 教育・研究支援センター
沖縄科学技術大学院大学(OIST)
亀井 保博 <基礎生物学研究所>TSB(バイオイメージング解析室)/ABiS(亀井チーム)
谷口 篤史 <北海道大学>
坂本 丞 <浜松医科大学>
堤 元佐 <防衛医科大学校>
大友 康平 <順天堂大学/生命創成探究センター/生理学研究所>ABiS(洲崎チーム)
野中 茂紀 <生命創成探究センター/基礎生物学研究所>ABiS(野中チーム)
洲﨑 悦生 <順天堂大学>ABiS(洲崎チーム)
甲本 真也 <沖縄科学技術大学院大学(OIST)/基礎生物学研究所>ABiS(甲本チーム)
勝木 健雄 <ソーラボジャパン株式会社>
<現地スタッフ(実習当日の参加講師を含む)>
奥川 友紀 <九州大学農学部教育研究基盤技術部 コアファシリティ部門 バイオイメージング技術班> (本会実施責任者)
田宮 僚祐 <九州大学農学部教育研究基盤技術部 コアファシリティ部門 バイオイメージング技術班>
遠藤 詢介 <九州大学農学部教育研究基盤技術部 コアファシリティ部門 バイオイメージング技術班>
高見 重美 <九州大学 医学研究院附属ヒト疾患モデル研究センター 教育・研究支援センター>
清田 恵美 <九州大学 医学研究院附属ヒト疾患モデル研究センター 教育・研究支援センター>
甲本 真也 <沖縄科学技術大学院大学(OIST)/基礎生物学研究所>ABiS
<協力スタッフ(OPT運営事務局)>
斎田 美佐子 <基礎生物学研究所 バイオイメージング解析室>
高木 知世 <基礎生物学研究所 バイオイメージング解析室>
市川 千秋 <基礎生物学研究所 超階層生物学共同利用推進室>
浅尾 桃子 <基礎生物学研究所 超階層生物学共同利用推進室>
記録 現地スタッフ:X名、応募者:X名・受講生:X名
(OPT全体に関する事)
OPT運営事務局(基礎生物学研究所・超階層生物学センター・バイオイメージング解析室)
opt_office[at]nibb.ac.jp ※[at]を@に置き換えてください。
(申込フォームおよび現地運営に関する事)
申込フォームおよび直前・当日の連絡等:
092-802-4801, 4802(担当:奥川)
tech-image[at]agr.kyushu-u.ac.jp ※[at]を@に置き換えてください。
お問い合せの際に、他コースとの区別のために必ず「OPT九州2026伊都」を含むタイトルとして下さい。