私は現在、技術職員として大学の研究所に設置されている共通機器の管理を担当しています。そこには医学生物系の研究で使用されるさまざまな機器が配置されており、必要に応じてユーザーへの利用説明も行っています。共通機器の中には複数の種類の光学顕微鏡も含まれており、これらの使い方については理解しているつもりでした。しかし、「なぜそのように見えるのか」という原理的な部分については深く考えたことがなく、何となく理解した気になっていた程度でした。
実際のユーザー対応の中で、「このような像を見たい」といった具体的な要望に即座に応えられない場面が増えてきたため、このままでは良くないと感じていましたが、特に行動に移すきっかけもないまま過ごしていました。そんな折、OPTが近隣の兵庫医科大学で開催されると知り、顕微鏡の原理から実際の組み立てまで体験できる点に大きな魅力を感じ、参加を申し込みました。
座学はオンデマンド形式だったため、実習までの合間を利用して何とか視聴しましたが、その段階では完全に理解したとは言えませんでした。しかし、実習に参加して実物を操作しながら確認することで、座学では曖昧だった部分が次々と結びつき、理解が大きく深まりました。
とりわけ印象に残ったのは、レンズで平行光を作る際、わずかなズレでも平行光にならないという点で、顕微鏡がいかに精密に設計されているかを実感しました。また、撮像範囲の計算を行う際、カメラの撮像素子のピクセルサイズを基に求めるという点は知らなかったため、非常に良い学びとなりました。まだ全てを完全に理解できたわけではありませんが、実習を経て再びオンデマンド教材を見返すことで、より理解を深めたいと考えています。
今回、講師の先生方やTAの皆様には大変お世話になりました。実り多い時間を過ごすことができ、心より感謝しています。今回得た知識を自身の技術向上に活かすだけでなく、利用者の皆様にも還元できるよう、今後も研鑽を続けていきたいと思います。さらに、要望があれば四国内でのOPT開催についても検討していきたいと考えています。
写真1 実習の様子(矢野さんの班(四国勢))
写真2 実習の様子(矢野さん自己紹介)
世話人(亀井)追記
感想文をありがとうございました。岡本代表の采配で矢野さんの班は全員が「四国勢」となりました。きっと近い将来四国で開催する時の協力体制ができたことでしょう。気長に待ってますのでお知らせください。きっと、岡本さんの時のようにキラーパスを出すとは思いますが(笑)。