OPTサテライト(OPT関西2026兵庫)を主催して

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 2026年3月2日(月)~3月3日(火)の2日間で、OPT関西2026兵庫を兵庫医科大学西宮キャンパスにて開催しました。亀井先生からサテライト開催の話をいただいたのは、OPT2022(2022年12月)に受講生として参加したなので、本学での開催までに3年3ヵ月かかりました。準備にすごく時間がかかったというわけではなく、いつ開催しようかのんびりと考えていたら3年経っていた…という理由です。

 私がOPTに参加したきっかけは、上長からの紹介でした。私が所属する施設では、装置担当制ではなく全員が全ての機器を対応する制度で運用しております。私は学位取得後すぐに新卒として入職したため、これまでの研究で使っていなかった顕微鏡については全くの素人で、機器対応も十分にできない状態でした。そんなところに、上長からOPT2022のポスターを渡され、受講してみてはどうかと提案されました。一通り勉強できそうだし、まあとりあえず応募してみるか、といった気持ちで応募したところ、ありがたいことに採択され受講することができました。

 OPT2022では講義と実習がセットになっており、3日間のプログラムを必死に受講した記憶があります。ここで亀井先生からサテライト開催の計画を初めてお聞きしました。九州大学の奥川さんも体験談に書かれていますが、私も最初は場所を提供してサポートとしてお手伝いするものだと思っていました。ここも同じですが、亀井先生より「自分たちで開催できるように頑張って勉強してください」との激励をいただいて、サテライト開催を頑張ってみようと思いました。

 サテライト開催に向けてまずはTAを経験してくださいとのお話だったので、2023年3月のOPT追加実習に受講生兼TAとして、OPT2024、OPT2025の2回はTAとして参加させていただきました。やはりはじめは、TAとしてどのように説明すれば伝わるのかなど考えることが多く難しかった記憶があります。TAとして参加して、自分で復習して、またTAで参加して…と繰り返すうちにようやく実習の大事なポイント等を理解することができました。

 自主開催をそろそろ考えようかと思っていたところにOPTのオンライン会議(2025年4月)があり、他のサテライト開催の状況把握のために参加していたところ、突然亀井先生から「兵庫医大はいつやるのか」とのキラーパスが飛んできました。正直この段階では何も考えていなかったのですが、勢いで「来年の3月にやります」と返答していました。このやり取りが無かったらいつまでも開催できていなかったような気がするので、勢いで決めてしまうのは意外と大事なのかもしれないと、終わってから感じています。

 そこから準備に取り掛かりましたが、実際に動き始めたのは11月ごろでした。北海道大学、九州大学、佐賀大学がこれまでにサテライト開催を行っていたので、ありがたいことに参考にできる内容も多く、実はそこまで準備に苦労はしませんでした。一番悩んだのが、当日のスタッフを誰に依頼するのかというところでした。紆余曲折あり、亀井先生と本学の教員1名、他学から2名の技術員の方にご協力いただくことになりました。これから開催される方は、まずスタッフの確保から準備することをお勧めします。

 一つ反省点ですが、司会進行用のスライドをしっかり読み込んで準備するべきだったと感じています。TAとして何度か実習の経験があるので、大まかな流れや押さえるべきポイントなどは把握していたつもりでしたが、司会進行役になった途端にどの順序で説明すれば混乱してしまい、自分が思っていたよりもスムーズに進行できなかったのが心残りです。改めて、OPT本会で運営されている基礎生物学研究所の斎田さんのすごさを感じることができました。次回のサテライト開催では改善したいと思います。

 OPT関西2026兵庫は、TAの皆様の手厚いサポートがあったおかげで、何とか大きなトラブルなく終了することができました。受講生からは参加してよかった、勉強になったとの声をいただいて一安心しているところです。やはり、実践しないことには得られないことが多くあるなと感じたOPTでした。

 OPTのサテライト開催は、顕微鏡についての知識がつくだけでなく、マネジメント経験もできるので、技術職員にとっては一石二鳥な取り組みだと思います。これまでのサテライト開催で蓄積されたノウハウと手厚いサポート体制のおかげで、私みたいに勢いでやってみようで進めているような人でも、十分に開催できると思います。今後は、新しくサテライト開催する方のサポートになれるよう、日々勉強していく所存です。また、この体験談を読んで開催してみようかなと思う方が一人でも増えたら嬉しい限りです。

 最後になりましたが、OPT関西2026兵庫にご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。

2026.3.4執筆

兵庫医科大学 共同利用研究施設

技術職員 岡本 貴樹