第22回人権フェスタ事後報告

 2023年3月11日(土)に西日野にじ学園にて人権フェスタを開催しました。従来からやり方を変え、「体験型のフェスタ」を行いました。今回のフェスタの大きなテーマは「障がい者の人権」で、「視覚障がい者と点字」「手話」「色々なマーク」のブースに別れて実施しました。

 

「視覚障がい者と点字」では、スライドを使用し、「視覚障がい者の1日」というクイズを実施し、その後「クロックポジション」の体験を行いました。クロックポジションとは、時計に見立てて食器の位置を知らせる手段のことです。また、3~5字の点字の文章を点字表を見ながら何が書かれているかを答えたり、ユニバーサルデザインの紹介を行いました。


「手話」では、まず手話を共に学び、その後耳が聞こえない人に出会った時に助けれる手話の練習を行いました。また、最後には手話で自己紹介も行いました。


「色々なマーク」では、まず「ピクトグラム」を中心とする日常生活の中で見かけるマークについてスライドを使用しながら学習を行いました。そしてその後、色々なマークに関するかるたを行いました。

まとめ

 従来のフェスタとは実施方法を変え、初めて体験型のフェスタを実施しました。そのため、準備を進めていく中で、本当に成功するのか不安でした。しかし、実行委員会の中で、どうしたらより多くの方に体験を通じ、人権について考えるきっかけを作ることができるかを話し合ってきました。その結果、参加してくださった皆さんにとっても、私たち実行委員会にとっても有意義な時間になり、体験型のフェスタを実施してよかったなと思います。

 今回のフェスタで実施した3つのブースに共通することは、「日常生活の中で目にする」、ということです。しかし、実際はそのマークがどのような働きをしているのか、また、どのような効果があるのかを知っている人がまだまだ少ないのが現状です。ですので、今回のフェスタをきっかけに知り、考えるきっかけとなればいいなと思っています。