5月3日は憲法記念日

  最初に

5月3日は憲法記念日です。日本国憲法は現在の日本の国家体制及び統治の組織・作用を規定としています。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を基本原理としています。憲法は私たちが生活する中で、影から私たちを守ってくれています。もしも憲法がなかったらどうなると思いますか?また、知らない間に誰かの人権を侵害していませんか?この記事では憲法に関連して、基本的人権について考えていきます。


基本的人権の尊重って?

基本的人権の尊重とは、人間が生を授かったときから持っている権利を尊重することです。憲法第11条では「侵すことのできない永久の権利」と宣言されています。これだけでは具体的にはわかりませんよね。では、次に人権侵害について考えて行きましょう。

国内差別

男尊女卑(女尊男卑)、子供のいじめ、体罰、虐待、高齢者差別、障がい者   差別、外国人差別、犯罪被害者差別、    ホームレス差別、性同一性がい害者 差別、SNSでの誹謗中傷、同和問題    など

国際差別

  難民差別、移民差別、人種差別、貧困差別、政治的自由の制限、思想表現の自由の侵害、信教信条の自由の侵害  など

人権侵害はどうして起こる?

みなさんは、人権侵害の起こる原因とは何だと思いますか?私は「普通と違う=差別して良い」この考えが少なからずあるからだと考えています。自分と違うから認めたくない、自分の方がすごいからいじめてもいいそう思っているからではないでしょうか。人間は無意識に自分よりも下の存在を作ることで安心しようとしていると聞いたことがあります。その考えこそが差別の始まりだと私は考えています。もし、自分の大切な人が傷つけられたとしたらあなたはどう思いますか?少なくとも嬉しいという感情になる人はいないと思います。それと同じように、あなたが傷つけてしまった人は「誰かの大切な人」だということを忘れないでください。

差別をなくすために私たちができること

私たちの世代では、SNSでの誹謗中傷を身近に感じている人も少なくないと思います。もしかしたら心当たりがある人もいるのではないでしょうか。「直接でないから大丈夫」や「誰が言っているか特定できないから大丈夫」などと思っている人もいるかもしれませんね。ですが、決してそんなことはありません。現在、SNSでの誹謗中傷は開示請求などによって個人を特定することができます。実際に、Twitterなどで誹謗中傷を書き込んだ人が開示請求によって個人が特定され、慰謝料を請求されたという事例もあります。差別をなくすためには、「誰かを思いやる気持ちを持つ」こと。そして、「安心できる雰囲気を作る」ことが大切だと私たちは考えます。私たちのちょっとした行動で差別を減らすことができるのではないでしょうか?遠い話や変えられない話、綺麗事だと思わず、「みんなが行動し、すべての人の人権が尊重される」。そんな世の中にしていきたいです。