ジェンダー平等

現在の社会全体で見た男女の平等感

内閣府のデータによると全調査国の結果の約7割が「男性の方が優遇されている」と答えています。調査国は日本、アメリカ、ドイツ、スウェーデンの四カ国です。ドイツでは、社会全体で男女の地位の平等感を比べると、男性の方が優遇されていると答えた人の割合が高いです。特に、男女の認識の差が他の国々と比べると多く、男性の方が認識している割合が高いです。一方日本やスウェーデンでは、男女共に男性が優遇されていると答える人の割合が高く、特に日本では30代、40代の女性で、スウェーデンでは、全年齢の女性で答える人の割合がより高いことが男女共同参画局の調査によりわかっています。

社会において男性が優遇やすい原因

各国とも「男女の役割分担についての社会通念、慣習、しきたりなどが根強いから」、アメリカ、スウェーデンでは「育児、介護などを男女がともに担うための制度やサービスなどが整備されていないから」、ドイツでは「男女の平等について男性の問題意識が薄いから」と挙げた割合が最も高いです。日本では「仕事優先、企業中心の考え方が根強いから」と挙げた割合が最も高いです。その考えは収入にも関わっています。私達は「昔の価値観を今も持っているから」だと考えています。差別をなくそうとせず、次世代に受け継いでいってしまうことが1番危険なのではないでしょうか。また、私達にできることは何だと皆さんは思いますか?

ジェンダー平等を目指すための世界の取り組み

「ジェンダー平等を実現しよう」これはSDGsの5つ目の目標である、『男女平等を実現し、すべての女性と女の子の能力を伸ばし可能性を広げよう』というところから来ています。女性だからと差別される一方で、「周りと違う性だから」「男性なのに男性らしくないから」という理由で差別されている人もいます。だからこその「ジェンダー平等」すべての人が平等になる世界、それを作るのは私達です。

男女平等の社会を目指すために

「差別をやめよう」と言っている人は多いにも関わらず、差別は減っていなというのが現状です。私達ができることは「男/女だから〜らしく」と言わない「性を指定した言い回しをしない」「その人の個性を尊重する」ことです。つまり、日々の会話を大切にするということです。みなさんのちょっとした行動が集まると社会を変えることができると考えています。ですから、日々のちょっとした行動で少しずつジェンダー平等な社会にしていきませんか?