国際高齢者デー

国際高齢者デーとは

 皆さんは10月1日がなんの日か知っていますか?正解は国際高齢者デーです。国際高齢者デーとは、毎年10月1日に国連が定めている国際デーです。高齢者の権利の尊重や高齢者への差別・虐待の撤廃の意識向上などを目標としています。また、北米では9月の第2日曜日に「ナショナル・グランドペアレンツ・デー」、日本では9月の第3日曜日に「敬老の日」といった独自に同様の祝日を設けている国や地域もあります。

国連の掲げる高齢化社会の理想

 「国際高齢者デー」制定30周年を迎えた2021年は新型コロナウイルス感染症(COVID−19)が高齢者には厳しい影響を及ぼしていました。治療の優先などの件で、あまり良い思いをしていない人が多いことがその原因の一つでした。それを改善するために「健康な高齢者の10年(※)」を通じて、高齢者やその家族との協調的な取り組みを図る必要があります。そして、より包括的で高齢者に優しい社会を築いていく必要があります。

高齢者への支援

 今回は数ある支援の中で、地域包括支援センターについて書いていきます。地域包括支援センターとは、各市町村に一箇所以上設置されており、簡単に言えば高齢者のための相談窓口です。そこでは「介護」「医療」「生活支援」などの多岐にわたる分野のサービスの情報を提供しています。ただし、地域によって名称が異なる場合があるため「今はいいか」と思わず「いつかのために」確認してみるといいですね。

※「〇〇(市区町村の名前) 地域包括支援センター」と検索すれば各市区町村のホームページ内の地域包括支援センターについてのページにアクセスすることができます。

高齢者を守るために…

 公共交通機関を利用していると、元気な方が優先席に座りスマホをいじっていたり眠っていて、本当に困っている方が座れずにいる。そんな場面を見たことはありませんか?見たことがないと思った方も、もしかしたら気づいていないだけで周りをよく見てみると発見があるかもしれません。私達も日々の生活の中で困ったと感じることはたくさんあります。しかし、高齢者の方にも困っている人はたくさんいます。高齢者の方々が作り上げてくれた今の日本を守っていく意思表示を、高齢者の方々の困っていることの解消を通して伝えていきましょう。