服薬関連の自助具

このページでは、「点眼器」、「錠剤取り出し器・皿付き」、「薬袋固定台」、「開封スタンド」、「クジラくん」をご紹介します

点眼器

椅子に腰かけた状態で姿勢を変えにくい人や腕を肩より上に持ち上げられない人に便利です。椅子に腰かけた状態で器具の台座を頬骨において、手元のレバーを操作して薬液を点滴します。先端の容器ホルダーは形状が異なる各種の容器に対応できます。


レバーと点眼容器がひもでつながっている「ひも式」とレバー操作でサーボモーターを動かす「電動式」の、2タイプがあります。

錠剤取り出し器・皿付き

片手でブリスターパックから錠剤を押し出します。

押し型の上から指で錠剤パックを押し込めば、銀紙が破れて、錠剤が皿の上に押し出されます。指に力が入らないときは押し棒を使えば楽に押し出せます。

押し出された錠剤を皿ごと口に運んで服用します。

薬袋固定台

片手で散剤の袋をはさみで切るときに、袋を立てた状態で保持します。

(1) 散剤の袋を机の上でトントンと叩いて、薬剤を下に沈めます。

(2) 固定台に袋を滑り込ませて、立たせ、

(3) はさみで薬袋を切ります。

ウサギちゃん

薬袋固定台の発展形です。

・ウサギちゃんの耳に薬袋を立てかけて、片手で袋をはさみで切ることができます。

・口に見立てた穴にオブラートを立てて、粉薬をそそぎ入れます。

・オブラートを取り出して、丸めて飲み込みます。

・ハサミを収納すれば、髪飾りのリボンになります。

開封スタンド

薬袋固定台の発展形です。

・袋を立てた状態で保持するので、片手で袋の端からハサミで切ることができます。

・スタンドの背には繰り返し使える粘着テープがついています。

・粘着テープにホコリがついても、濡れた布巾で拭けば粘着力がよみがえります。

・背もたれがテーパーになっていて、小さなものから大きなものまで、幅広く使えます。