鍵ホルダー・施錠用アダプター

玄関ドアー用の一例をご紹介します。

このご依頼をいただいた方は、車いすを使っていて、腕や指の力が弱く、充分に腕を上げることができません。そのために、鍵穴に鍵を入れて、施錠したり解錠したりの操作が困難な方です。

外出時の施錠・解錠の様子です

鍵穴に鍵を差し込んで左に90度回転させて施錠し、鍵を垂直の状態に戻して、鍵穴から鍵を抜き取ります。

帰宅したときは、同様に右に90度回転させて解錠します。

「鍵ホルダー」は厚さ2mmの塩ビ板を3枚貼り合わせ、20㎝程度の丸棒のアームを取り付けたものです。真ん中の塩ビ板には鍵がはまるように切り込みがあり、この部分に鍵を差し込んで、ねじで止めます。

次に、部屋の中での施錠と解錠の様子です

部屋うちの施錠用のつまみにアダプターを取り付けて、ひもを引いて操作します。

部屋うちの施錠用のつまみをひもで操作できるように、つまみの形状に合わせてアダプターを作ります。



この部分につまみを挟むように円盤状のアダプターをねじ止めし、ひもを取り付けます。左右のひもを引けば施錠と解錠ができるようになります。