福祉用具という言葉をよく聞くようになりましたが、自助具は福祉用具の中で最も身近な道具であり、生活を広げる小さな福祉用具であるといえます。自助具は体が不自由な人が日常生活をより便利に、より容易にできるように工夫された道具の事です。例えば『手が不自由でボタンがはめられない』『片手が不自由で調理が大変困る』『箸が自由に扱えない』など、どうしてもできない動作を補うように工夫された道具すべてが自助具といえます。
頚椎損傷やリウマチなどのために握る力がなかったり、痛みなどでスプーンやフォークを指で握れない人
スプーンの柄などを握れない人が、ホルダーの内側部に手を通して、曲がった部分の弾性で手に固定して使用する
頚椎損傷やリウマチなどのために握る力がなかったり、痛みなどでスプーンやフォークを指で握れない人
握ることが出来なくても面ファスナー製のバンドで、器具を手に固定することが出来る
頚椎損傷やリウマチなどで、ブラシが握れない人
ブラシの柄に面ファスナーのベルトがついているので、手に合わせて止めることが出来る
脳卒中などで片手動作の人、握力の弱い人、片麻痺の人
固定されたツメ切りに手を乗せて、軽く下へ押すだけで、片手でツメを切ることが出来る
主に片麻痺の方で、かぎ針編みができる人。
バネの間に毛糸を通し、適度な張りを持たせることによって、毛糸がたるまず、かぎ針でうまく編むことができる。