NEW!トピックス「12月4日の様子」を更新しています。
中学校の廊下には多くの学習成果物が掲示されています。これには、作品が掲示されることで、授業への取り組みがより丁寧になることや、他の生徒の作品を見て「次は自分もこんな表現をしてみたい」という次の学習への動機付けになるというねらいがあります。今回は2年生国語科の書写の学習成果物です。加茂中学校にお越しの際にはぜひご覧ください。
本日より期末テスト(国・数・社・理・英)が始まりました。いつもの生徒たちの活発な声は聞こえず、静寂の中でペンを走らせる音だけが響いていました。
今年度より定期テストは学期に一度の期末テストだけにし、その代わりに各教科で「単元テスト」を行っています。目的としては、定期テストの回数を減らすことで、生徒がテスト対策に追われる時間を減らし、単元ごとの本質的な学習に集中できる環境を整えました。そして、単元テストを導入することで、単元が終わるごとに理解度を確認し、不十分な点をすぐに特定して迅速に補充指導を行うことが可能になります。これにより、知識の積み残しを防ぎ、主体的な学びと学習内容の確実な定着をめざしています。
11月24日は「いい(11)にほんしょく(24)」の語呂合わせで「和食の日」と制定されています。これは、2013年に「和食・日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを受け、日本の大切な食文化を再認識し、次世代へ継承していくことを目的に定められました。11月24日は休日のため、翌日の25日に和食文化を学ぶ特別な給食が実施されました。
現在の給食は、給食センターの皆さんの工夫で、様々な地域の食文化を体験できる献立や児童生徒が考案した献立が出るなどバラエティーに富んでいます。生徒たちは、給食を食べることで様々な食文化を体験し、多くの学びを得ることができます。
保健委員会では、11月20日(木)より「いきいきキャンペーン」を実施中です 。ちょうど同じ時期に2年生の保健体育(保健分野)で「生活習慣病とその予防」という単元を学習しました。学習のまとめとして、「生活習慣病の予防のためのキャッチコピーを考えよう」という課題でキャッチコピーを考えてもらいました。何名かの生徒の作品を載せます。
「保健委員会だより」
「キャッチコピー」
環境委員会が、11月17日(月)から11月19日(水)までの3日間、「赤い羽根共同募金」を実施しました。
集まったお金は、高齢者、障がいのある方、子どもたちへの支援活動、災害時の復旧支援、ボランティア活動の支援などに使われます 。活動期間中、生徒や先生方が募金に協力してくださいました。最終的に募金総額は7,377円となり昨年度を上回る金額となりました。皆様のご協力に感謝申し上げます 。
【赤い羽根共同募金について】
赤い羽根共同募金は、昭和22年から始まった募金活動です。多くの皆様のご協力により、地域福祉の向上に役立てられています 。
本日、3年3組の給食の時間に、給食センターより学校栄養職員の河合先生が来校され、食育指導を実施していただきました。
今回の訪問は、特に受験を控えた生徒たちにとって重要な「入試対策」をテーマにした内容でした。
🍽️ 集中力・記憶力を高める食事の秘訣
河合先生からは、日々の食事がいかに「集中力」「記憶力」「エネルギー」に深く関わっているかについて、分かりやすく説明がありました。先生は、ホワイトボードの資料を用いて、脳のエネルギー源であるブドウ糖を継続的に補給することの重要性や、記憶力・集中力の強化に役立つ栄養素が多く含まれる食材について具体的に解説されました。
エネルギー源の持続:主食や乳製品などが脳のエネルギー源となり、「力」になります。
記憶力・集中力の強化:魚(青魚)、野菜、大豆製品、卵などに含まれる栄養素が、脳の働きを助ける対策となります。
体調管理:ビタミンやミネラルを含む野菜・果物、ごはん、味噌汁などが、体調を整え、万全の体勢で試験に臨むための土台を築きます。
特に、朝食をしっかり摂取することの重要性が強調され、「脳が空腹状態では、午前中の学習効率が低下してしまう」という研究結果も示されました。3年3組の生徒たちは、自身の食事習慣が学習に直結していることを再認識し、真剣な表情で先生の話に耳を傾けていました。
米子市では、友好都市である中国・河北省保定市との交流の一環として、小中学校で国際交流献立が提供されました。食を通して、子どもたちが友好都市の文化や食生活に触れる貴重な機会となっています。米子市と保定市は、1991年(平成3年)10月13日に友好都市を締結しており、長年にわたる友好交流が続けられています。
今日の献立: 小ごはん、牛乳、炸酱面(ジャージャーミェン)、凉拌豆芽(リャンバンドウヤー:もやしの和え物)、白蘿卜玉米湯(バイロオボーユーミータン:大根ととうもろこしのスープ)
今回の国際交流献立は、食卓を通じて保定市の文化を学び、両市の友好を深める素晴らしい取り組みとなりました。
3年生の英語の授業「Our Project 8」では、SDGs (持続可能な開発目標) をテーマに、「レストランにSDGsの取り組みを提案しよう」という実践的なプロジェクト学習に取り組んでいます。今回の授業は、資料へのアクセスを容易にするため、学校図書館で実施しました。事前に学校司書さんにご協力いただき、プロジェクトのテーマに関連する多種多様なSDGs関連の書籍を集めた特設コーナーを用意していただきました。生徒たちは、単にインターネットでの検索に頼るだけでなく、「すぐに手に取れる書籍」という貴重な情報源も活用してリサーチを進めました。
書籍から得る情報は、体系的かつ深い視点を与えてくれます。生徒たちは、食料廃棄、地産地消、サステナブルな漁業など、それぞれの課題について書籍で基礎知識を固めることができました。
この取り組みは、デジタル検索だけでは得られない、「信頼できる情報源」に触れることの重要性を学ぶ機会にもなりました。
来週には、実際にグループで提案をしていきます。
だんだんと寒さが厳しくなってきていますが、小学生は元気です!中学生も負けじと元気いっぱい「あいさつ運動」を行いました。
「あいさつ」を誰よりも大切にしている会長と副会長です。
距離が縮まってきたかな?
昨日開催されました「鳥取県中学校生徒自然科学研究発表会(略称:西部地区科研)」において、本校の生徒2名が日頃の研究成果を発表し、見事、2年生女子生徒が「会長賞」を受賞する快挙を達成しました。
🥇 【2年生・会長賞受賞】環境・総合部門:「熱中症を防げ!~色による熱吸収性の違い」
2年生の生徒は、「環境・総合部門」において、夏の社会的な課題である熱中症予防に焦点を当てた「熱中症を防げ!~色による熱吸収性の違い」をテーマに研究発表を行いました。
衣服や建材の「色」と熱吸収のメカニズムを科学的に検証し、実生活に直結する実用性の高い提案を行った点が特に高く評価され、会長賞を受賞いたしました。
🍎 【1年生】生命・地球部門:「光合成する果実と色」
1年生の生徒は、「生命・地球部門」に「光合成する果実と色」というテーマで参加しました。
様々な果物とヨウ素液(デンプン検出)を用いた実験を通じて、植物の基本的な生命現象に迫りました。身近な疑問から出発し、探究心を深めた粘り強い研究姿勢は、会場で大きな注目を集めました。
この経験は、科学的な知識だけでなく、論理的な思考力やプレゼンテーション能力を大きく伸ばす貴重な機会となりました。お疲れさまでした!
昨日、人権教育参観日がありました。各学年が人権学習のテーマについて、一緒に考えました。参観授業後、先生たちも授業について振り返りを行い、みんなで学びました。生徒も先生も今日の学びを生かして、「誰もが安心・安全に暮らせる社会」をめざします!
生徒も学び
先生も学びます
昨日11日、本校2年生を対象に、兵庫県よりLike myself代表の前田良さんをお招きし、「自分らしく生きる」というテーマでご講演いただきました。自身の経験をもとに熱く語ってくださる前田さんの姿に、生徒たちも深く引き込まれていました。
前田さんの講演は、性の多様性や、社会に存在する「男女で決めつけていること」(性別に基づく固定概念)について、生徒一人ひとりが改めて考えるきっかけとなりました。
講演を聴いた生徒の感想(抜粋)
-生徒たちは、前田さんの実体験に基づいたお話から、多くの気づきと決意を得たようです。
固定概念と差別について
無意識に見た目で判断してしまっていたことに気づいた。
「女は〇〇、男は〇〇」といった固定概念からくる何気ない発言が、人を傷つけることがあると感じた。
自分たちの普段の生活にも、制服など男女で決めつけていることがたくさんあることに気がついた。
「一人の人間として」向き合うことの大切さ
「人はこうだから」ではなく、「一人の人として」見ることの大切さを感じた。
相手の気持ちを理解することは難しくても、自分の気持ちを誰かに伝えることはできると感じた。
男女で分けることと、個性をなくしてしまうことは同じだと考えた。
血のつながりだけで親子と認められないという話を聞き、相手を一人の人間として見ることが大事だと分かった。
これからの行動への決意
差別がどれほど人をおとしめるかという事実を知り、これからは後悔が増えないように行動を考える。
その人をどれだけの人が守れるかが大切だと聞き、友情を持って接することの大切さを感じた。
まずは、友達、まわりにいる仲間をよく知り、一人の人として向きあい、寄り添っていきたい。
遠い未来ではなく近い未来として、性別に関係なく生きることが当たり前な社会になるように考えていきたい。
前田さんの講演は、生徒たちが、多様な社会の中で「自分らしく生きる」こと、そして、身近な人を「一人の人間として」尊重することの重要性を深く考える貴重な機会となりました。
「新米子市」発足20周年を記念し、次代を担う中学生の探究の成果を発表する「米子市中学校ふるさと教育発表会」が、米子市公会堂にて盛大に開催されました。
米子市立の全中学校から選ばれた代表生徒たちが登壇し、「中学生が主役のまちづくり」をテーマに、地域課題の解決や魅力発信に向けた独創的な探究学習の成果をプレゼンテーション。大人顔負けの着眼点と情熱あふれる発表は、会場に集まった多くの市民に感動と未来への希望を与えました。
今回、加茂中学校からは3年生の三島君が代表として、探究学習の発表をしました。テーマは、米子市の生命線とも言える「水」。発表では、豊富な地下水や大山からの伏流水に恵まれた「水の都・米子」の現状を深く掘り下げるとともに、修学旅行先の京都市との比較研究という独創的な手法で探究が行われました。
米子市が誇る水資源を、どのように未来へ守り、魅力として活かしていくべきかという具体的な提言が行われました。その堂々とした発表姿は、課題に真摯に向き合う強い意志を感じさせ、会場から大きな拍手が送られました。
この発表会で生まれた素晴らしいアイデアや企画は、今後、市の施策や地域活動への連携も検討されており、中学生の探究心が米子市の新たな原動力となることが期待されます。
秋桜祭の余韻がまだまだ続いていますが、先週の金曜日の午前中に3年生の代表クラスが米子市公会堂で合唱を行ってきました。代表クラスは、モチベーションをさらに上げ、加茂中学校の代表として合唱を披露してくれました。午後には、1年生が他校の合唱を鑑賞しました。ここでの経験をもとに2年後(もしかしたら来年?)加茂中学校の代表として、帰ってきたいですね。
多くの子どもたちにとって、家庭学習時間の確保は大きな課題となっています。「勉強しなきゃいけないのは分かっているけど、なかなか続かない…」「何をしたらいいか分からない…」そんな悩みを解消するため、本校では独自の取り組み「かもスタディー(通称:かもスタ)」を昨年度よりスタートしています。
【かもスタディーとは?】
かもスタディーは、「短い時間で集中して取り組む」ことに焦点を当てた学習習慣化のための取り組みです。
【自分と向き合う時間】
友だちと教え合うのではなく、自分一人で、じっくりと静かに課題に取り組みます。この時間は、自分の苦手な分野や、今やるべきことに集中し、学習と真剣に向き合う大切な時間です。
【期待される効果】
この取り組みの最大の目的は、「学習を始めるハードルを下げる」ことです。
「15分ならできる」「毎週この時間は勉強する」という習慣を学校で身につけることで、家庭でも自然と机に向かう時間が増え、子どもたちの「学習時間の短さ」という課題解決につながると期待しています。
近年、グローバル化が進む社会の中で、国籍や文化が異なる人々が共に暮らす「多文化共生」は、ますます身近で重要なテーマになっています。本校の2年生では、この「多文化共生」について考える授業を行いました。
授業のテーマ:「ひょうたんカーニバル」は開催できるのか!?
今回の授業では、「多文化共生のジレンマ」(相矛盾する二つのことの板挟みになること)をテーマに、仮想の地域での文化摩擦をめぐる問題を、生徒たちは考えました。資料に示された6人の立場の意見を読み解き、誰の意見に共感するか、そして全員が納得する解決策を探るという、主体的で活発な議論が展開されました。
「多様な価値観」と「意見の受け入れ」の重要性
グループでの議論や多角的な解決策の検討を通じて、生徒たちは、多文化共生社会を築くために何が大切かを考察しました。
授業後に寄せられた生徒の振り返りからは、以下のような学びが見られました。
「様々な人が共生する社会では、自分たちのそれぞれのあたり前があり、誤解になったり、もめごとが必ず起こってしまう。その起こってしまうことをどうやって解決していくかを考えることが大切だと思いました。」
「国の文化や人の考え方や価値観は人それぞれちがうから、どちらの意見も受け入れることが大切だと思いました。人それぞれの意見や考え方を否定せず、受け入れることで、おたがいを認め合うことができると思いました。」
意見を聞くことの難しさと学び
当初、ある意見(Aさん)を選んだ生徒からは、周りの反対意見に直面した時の戸惑いと、そこから得た深い教訓が綴られました。
「(中略)Aさんを否定する声が多く、すこし複雑な気持ちになってしまいました。なので、意見を否定せず受け入れるということが大切だと思いました。」
「いろんな人の声に耳をかたむけることかなと思いました。」
このように、生徒たちは「自分と異なる意見があること」を肌で感じ、多様な声を否定せずに聞く姿勢こそが、多文化共生社会において私たちにできることだと学びました 。
相互理解と解決策を考える力
この授業を通して、生徒たちは「みんな同じってことはなくて、それぞれの考えを持っている」ということを知り 、周りの人の気持ちや他国の文化を理解し尊重することが大切だと認識しました 。さらに、「みんなが納得するようにするために、どんな策を考えるのかが大切になってくる」と、具体的な解決策を追求する姿勢も学びました。
11月4日(月)、本校3年生を対象に、人権教育講演会「人間が究極の輝きを放つとき」を開催しました 。 今回は、徳島県の中倉茂樹さん、福岡県の森裕生さんのお二方を講師としてお招きしました 。
最初に森さんのマジックショーから始まり、お二人の体験に基づいた熱いメッセージは、生徒たちの心に深く響きました。なんと森さんは、日本で唯一の「脳性まひ」のマジシャンなのです。
生徒たちの心に残ったメッセージ(感想文より)
講演会を聞いた生徒たちからは、以下のような感想が寄せられました。
自己決定と支え合いの大切さ
自分の人生を決めることに対し、周りから反対されるのは悲しいことだと感じた 。
自分の人生について、周囲の影響を受けずに、自分と一番大切な人の意見を真っ直ぐに言えることがすごいと思った 。
それは自分一人の力ではなく、たくさんの人からの助けがあったから乗り越えられたことが分かったため、周りの人との関わりはとても大切で、自分の人生にもつながっていると思った 。
普段の生活で周りの意見に流されがちだが、自分の意見を言うことだけでもその後のことが変わるので、自分の人生は楽しもうと思った 。
人権学習への意識の変化と共感
今までの人権学習に対して、「間違ったらいけない」「重い空気が苦手」と感じていた 。
しかし、お話の中で「自分の意見を言ってよくて、みんな平等な、いつもと少し違うけどいいところがある時間」という新しい考え方を知り、これからの人権学習も頑張ろうと思えた 。
いろんな経験や質問の中で、周りの人たちを大切にしようとしていることが伝わってきたことが特に印象に残った 。
大変な思いをしている人のために、たくさんの人たちが励まそうと行動していたおかげで幸せに暮らせるようになったと聞いて、すごくよかったと思った 。
今後は、差別をしないようにするのはもちろん、困っている人を支えることができるように頑張りたいと思った 。
多様性の尊重と寄り添う心
性別は、必ずしも女性は女、男性は男ということだけでなく、心は男性という女性や心は女性という男性もいるので、その人の個性を大切にしていきたいと思った 。
相談してくれた人には、発言する言葉に気をつけつつ、寄り添っていきたいと思った 。
部落差別のことについて知らなくても、勝手に相手を差別したり、いじめをしたりして悲しませるようなことはしないことが、自分の中でとても大切なことだと分かった 。
一緒に支えてくれる人がいると、とても頼もしく、嬉しく、心強いと感じられるのだと強く印象に残った 。
親の幸せは「子どもが幸せになること」と聞いた時、心にぐっときてとても勉強になった 。
生徒たちは、お二人の率直で真摯な姿から、自分らしく生きること、そして多様な人を尊重し、支え合って生きることの重要性を深く学びました。この講演会で得た学びを、今後の学校生活や人権学習に活かしていきましょう!
10月26日(日)、「第23回 加茂中学校区三校合同人権フェスティバル」が加茂中学校体育館にて開催されました 。
まず初めに「加茂中学校吹奏楽部」の素敵な演奏があり、フェスティバルに花を添えてくれました。
次に「かも調剤薬局」の上原隆さんに講演(「薬と人権について」~医薬品提供不安からオーバードーズ、薬局の活用方法まで~)をしていただきました。身近な存在でもある薬局について意外と知らないことや、活用方法、最近問題になっている「オーバードーズ(薬の過剰摂取)」についてなどを丁寧に伝えていただきました。また、最後には薬の飲み合わせについて、実験をとおしてわかりやすく学ぶことができました。
講演会終了後には、作業所さんによるバザーもあり大盛況の中終わることができました。
お忙しい中、多数の方にご来場いただき、ありがとうございました 。このフェスティバルが、ご参加いただいた皆様にとって、人権の大切さを改めて考える一助となれば幸いです。