2019年の年末より作成を始めたビオトープの池(第1世代)は、2024年にはシートが劣化して穴が空き、水漏れも始まってしまいました。そこで、2024年より第2世代の池への大改修を始めました。
第2世代の池では、化学製品のシートは使用せず、自然素材にこだわりました。池の遮水にはベントナイト(粘土鉱物)を使用し、池の縁の崩壊防止には割栗石を用いました。また、水界と陸界の境目となるエコトーンができるように設計しました。
ベントナイトを使用した池づくりは資料が少なく、試行錯誤しながら取り組みました。今後、ベントナイトを使用して池をつくられる方は、参考にしてみてください。
まずは池の拡張工事。
面積は、従来の約3倍になりました。
使用したベントナイトは、20Kg入りを120袋!
ベントナイトには粒状と粉状の製品がありましたが、粉状の方が使いやすかったです。
学校近くの採石場で、割栗石を格安で購入することができました。
軽トラックで8往復しましたが、池の仕上がりまでには、もう少々、必要です。
体積比で、ベントナイト1に対して土2を混ぜて、水を加えて練りました。
こうして練ったベントナイトを、池の側面に厚さ20cmほどに塗りつけていきました。
この作業は、なかなかの重労働で、何日も何日もかかりました。
池の底には、20Kgのベントナイトに土をバケツ5杯加えて混ぜたもの(水では練っていない)を敷き詰め、踏み固めました。
厚みは12cmほどです。使用したベントナイトは1平方メートルあたり2.5袋ほどです。
この作業は楽で、1日で池の底全面に敷き詰めることができました。池の縁の傾斜を緩やかにして、ベントナイトを水で練らずにこの方法で敷設するなら、かなり楽に池をつくることができます。
池づくりは、その2に続きます。