第49回学校読書ボランティアの会 12月例会報告

日 時:2016年12月2日(金)13:30~

場 所:福知山図書館中央館 2F研修室

出席者:約18名

内 容:オススメの本や、実際に読書ボランティアで使った時の報告など

*1番 中尾さん(日新おはなし探検隊)

『風切るつばさ』木村裕一 作 黒田征太郎 絵 講談社

作家と画家が観客に公開しながら三日間で作り上げた本。

仲間のいのちの大切さを伝える話。東京の小6の国語教材としても取り上げられている。

(五年生に読み聞かせ~じっくりと静かに聞いていた)

*2番 岡井さん(修正小学校 くじらぐも)

最近のネコブームからネコシリーズを。

『ねこでら』 御誕生寺作 芳和システム

福井県勝山市のネコを沢山飼っている寺院での写真絵本。癒されます。

『十二支のはじまり」岩崎京子 文 二俣英五郎 画 教育画劇

この季節になると読みたくなる一冊。

どうして十二支にネコはいないのか?謎の解ける一冊です。

『ネコヅメの夜』町田尚子 WAVE出版

ねこの秘密のお話し 猫が夜な夜な、しっかり猫背を伸ばして見るのは・・・

*3番 山段さん(庵我小学校)

お仕事で昭和小学校へ。そこで読んだ本

『いじめっこ』ローラヴァンカロシーガー作 なかがわちひろ 訳 あすなろ書房

『ルーシーといじめっこ』クレアアレクサンダー 福本友美子訳 BL出版

~小学校でもよくありそうなお話し

『おこる』 中川ひろたか 作 長谷川義史 絵 金の星社

~おこるとしかるのちがいはどんなでしょうか・・・?

~大人に怒られる時、しかられるというイメージ。

感情が先にたっているとき→怒る

理性と訳があるとき→しかる

*4番 西さん(夜久野図書館での「本好き集まれ」の講座に参加~前図書館館長の木下さまが講師~)

その時に好きな本を紹介

『最初の質問』長田弘 詩 いせひでこ 挿絵 講談社

図書館の季刊誌のティーンズのおすすめ本にもなっている。

中学校の教科書に使われているところも。

年代によって、感じ取れるものが違うだろう。

ものすごく絵が美しい。

*5番 田中さん(佐賀小学校 ヨムヨーム)

明後日が幼稚園のクリスマス会なので、クリスマスムードな本を。

『さんたのおまじない』菊池清 富山房

クリスマスイブに届いた箱をあけると、けんちゃんの嫌いな野菜がたくさん入っていた。でも、サンタさんからの手紙の通りにおまじないを唱えると、野菜が次々に変身!切り絵の楽しいお話し。

*6番 十倉さん(初参加、スミレのお話し会~自宅で就学前の親子さんに読み聞かせをしている~&昭和小学校 わっしょいひろば)

『ねつでやすんでいるキミへ』しりあがり寿 作・絵 岩崎書店

子供が熱で寝込んだ日、お母さんが寄り添いながら熱い手をにぎって今まで言えなかったことを話しはじめる本。親の愛がつまった本。

お母さんたちが読むと、うるうると、胸がいっぱいになる本

*7番 亀井さん(大江美鈴小学校)

『ねないこは わたし』 せなけいこ 文藝春秋 せなけいこさんの絵本の背景なども書かれているエッセイ『となりのたぬき』 せなけいこ 鈴木出版

うさぎは大嫌いな隣のたぬきをこらしめようとお月様におねがいします。

その願いをとどけるための条件とは。。。。たったの一か月。

けんかばっかりしちゃう親子、夫婦で読みたい本。

*8番 荻野さん(夜久野れんげばたけ)

★★↑『となりのたぬき』を・・・

12/4のボランティアまつりにて、パソコンスライドで劇風に演じる予定。

『鳥の島』川端誠 BL出版川端誠さんの三部作シリーズ(森の木・ぴかぴかぷつん)海のむこうにあこがれて一羽の鳥が飛び立った、鳥が一羽一羽海に沈んで、出来上がった島。これはお話ですが、実際にあるナウル共和国(バチカン、モナコに続き世界で三番目に小さい国・一周19キロ)は、サンゴ礁の上にアホウドリの糞がたまって出来た国。 ↓『アホウドリの糞で出来た国』古田靖 文 寄藤文平絵 アスペクト出版

*9番 菅沼さん(初参加、朗読グループひまわりさん、雀部小学校読み聞かせグループ)

絵本の奥深さに感動しています

前回6年生に向けて絵本でないものを読んだ

「ことばのつどい」で発表した作品を披露

12月4日の社協のボランティアでも披露する予定

【エルトュールル号の遭難~暖かい心遣いは百年の時を越えて】

約125年前に起きた、トルコと日本を結ぶ心の物語。

和歌山県沖で台風により遭難したトルコ船員600名のうち、救助された69人は村人の献身的な介抱により全員命をとりとめた。それから百年の時を越え、イラクイラン戦争勃発時、日本政府も救助を躊躇したほどの危険の中、トルコ航空機が途方に暮れていた日本人を救助するために救援機を飛ばしてくれた。実話でもあるこの話は、現代社会において是非とも読みたい一冊。

↑今回読んだのは抜粋ですが、引用されたと思われる参考文献

『エルテュールル号の遭難 トルコと日本を結ぶ心の物語』

寮美千子 作 小学館 2013年発行

*10番 仲野さん(みかんの木文庫)~一年生へのブックトーク~

中国では9がいい数~中国製9体のマトリョーシカを見せながら

『マトリョーシカちゃん。』 加古里子ぶん・え 福音館書店

『光の旅 かげの旅』アン・ジョナス 評論社 上下反対にしたら旅からまた帰ってこれる本『もりのかくれんぼう』末吉尭子 作 林明子絵 偕成社『ばけばけはっぱ』藤本ともひこ ハッピーオウル社『こん虫のかくれんぼ』岡田秀治監修 偕成社『にんじゃあまがえる』松井孝爾監修 ひさかたチャイルド『ざしき童のはなし』 宮沢賢治作 伊勢英子絵 講談社

じゃ、いまからクイズです!!

ももにかくれてるのは??

『ももたろう』代田昇文 箕田源二郎絵 講談社

ちゃがまにかくれてるのは??

『ぶんぶくちゃがま』岡本一郎文 村上豊絵 フレーベル館

およめさんがかくしごとしていたのは??

『へっこきよめどん』富安陽子文 長谷川義文絵 小学館

だれだ、おれの橋をがたがたさせるのは

『三びきのやぎのがらがらどん』マーシャブラウン 瀬田貞二訳 福音館書店

三びきがそれぞれ わらのお家、木のお家、れんがのお家をつくるのは?

『三びきのこぶた』イギリス民話 福音館書店

おかあさんですよ。。。っていうのはだあれ?

『おおかみと七ひきのこやぎ』グリム童話 福音館書店

*11番 岩木さん(佐賀小学校 ヨムヨーム)

『クレヨンのくろくん』なかやみわ作 童心社

『いろいろおふろはいり隊』穂高順也作 西村敏雄絵 教育画劇

にんじん、たまねぎ、ジャガイモが台所でインタビューしながら、いろんなお鍋のお風呂にはいる。最後はなんとつめたいお風呂。。。それはそれは○○の鍋でした。

*12番 河村さん(みかんの木文庫)

『ちいさな木』神沢利子ぶん 高森登志夫絵

*福知山市立図書館・中尾様より

新刊紹介~

『だれがいちばんえらいの?』ミーナ・ラグナータン文

ハーシャ・ナガラジュ絵 しかたまさみ 訳 WORLD LIBRARY 出版

地球上のリーダーを決めるべく地球をまとめる。アボリジニの民話もとづいたおなし

『干したから・・・』森枝卓士 写真・文 フレーベル館 様々な世界の干しものを写真で紹介『おばあちゃんのあかいマント』ローレン・カスティーヨさく たがきょうこ訳

『ねこのにゃーた』かわだくにこ 作 小学館

『うおいちば』安江りえぶん 田中清代え かがくのとも絵本

『ばけねこのおよめさん』大海赫 作・画 こうかい堂

『こんやもバクはぬむらない』澤野秋文 講談社

だまし絵の絵本

『夢にめざるめる世界』セーラー・L・トムソン文 ロブ・ゴンサルヴェス絵 金原瑞人訳 ほるぷ出版

『どこでもない場所』セーラー・L・トムソン文 ロブ・ゴンサルヴェス絵 ほるぷ出版

『終わらない夜』セーラー・L・トムソン文 ロブ・ゴンサルヴェス絵 金原瑞人訳 ほるぷ出版

『真昼の夢』セーラー・L・トムソン文 ロブ・ゴンサルヴェス絵 金原瑞人訳 ほるぷ出版

福知山市立図書館よりお知らせ

① 年末年始の開館日

中央館は12/28(水)まで(分館は12/27まで)

年始は1/5(木)より開館してます。(分館は1/6より)

② 12/11(日)1時30分~ 松本なお子さんの講演会 まだまだ空きがあるのでどうぞ!!

③ 冬のおはなし会スペシャル 「ハンドダンスのteteoさん」1月6日(金)14時~