MOVIE-tonbori堂支配人のtonbori堂が映画についてとりとめなく話しているコーナーです。
まーなんでしょ映画っていろいろありますわね(笑)人に自慢できるほど観たのか?って言われると「ええ」と言えると思ってました。だけどインターネットを始めてビックリ😅とんでもねー人達がゴーロゴロ(爆笑)全てのそれに賭けている人からプロまでドンドコドン。正直自信を無くしましたねーだって私の周りではそんな人は、居なかったんですよいやマジで。だけど全世界、いや日本全国で考えてもランキング最下位ちかくみたいな😣でもそれで競争するってわけでもないのでまぁいいかと思いこんな趣味サイトをしているわけですが。ということでここでは(前振り長いって)映画のあれこれを書くって事でよろしくお願いします
いやマジネタフリ長すぎましたね~(苦笑)で栄えある第1回目はとりあえず支配人tonbori堂の好きな映画をあれこれ挙げて行きましょうか。まずは「ダーティハリー」言わずと知れたクリント・イーストウッドの刑事映画の代表作。それまでマカロニウェスタンで逆輸入の形で名を売っていたイーストウッドが前年「マンハッタン無宿」で組んだ名手ドン・シーゲルと放った名作です。といってもアメリカでは評論家からは全く無視されました。ええっ?と思う人も多いでしょうが警察官が犯人を射殺するような映画は当時のアメリカの知識層にとって特にリベラルと言われる人達にとっては蛇蠍のように嫌われたのです。そう「十二人の怒れる男」とは全く違うベクトルでしたししかも当時流行ったニューアメリカンシネマと言われたアウトサイダーを主人公にしたものでもなく社会に反逆もせず悪い奴らには裁きをというヴィジランティズム(自警団主義)な映画だったからです。ちなみに昨年逝去したチャールズ・ブロンソンの「狼よさらば」(原題デス・ウィッシュ)も同じテーマですが主人公は一般人というコトでさらに強烈にそれが映し出されています。それでもハリーが人気があったのは当時アメリカで起こった連続殺人事件「ゾディアックキラー」を反映した設定(これはわざとそうした)があったことも無関係ではないでしょう。もっともハリー・キャラハンって言う人はこれは映画秘宝という雑誌のライターの町山智浩氏がその著書で書いているとおり彼が以前に主演したマカロニウェスタンの主人公である「ミスターノーボディ」(これまた余談ですけどフランコ・ネロとヘンリー・フォンダの同名作品がありこれも名作!)ようは名無しの男がふらっとやってきて街にはびこる悪を一掃しいずこともなく去っていくように彼は神から使わされた使徒、蒼ざめた馬に乗る騎士ともとれます。実際にそれが伺えるシーンがあちこちに散りばめられています。しかしそれも含めてドン・シーゲルという人の保守的反骨精神とイーストウッドのニヒリズム、脚本家フィンク夫妻の加害者の権利を擁護する風潮への批判と脚本を手直ししたジョン・ミリアスのヴィジランティズムがうまく結晶となったと思います。だからハリーは誰にもおもねらず自らの信じる道を行くのでしょう。と言った感じで始まってしまいましたが温故知新や小道具ネタ、ゴシップからハリウッドやヨーロッパ映画について思うこと日本映画や時代劇までその日の気分であれこれ書こうと思ってます。
アカデミー賞のノミネートが発表になりラスト・サムライも盛り上がっていますね~。ところで前回は「ダーティハリー」を少し語ってみましたがイーストウッドの監督作「ミスティックリバー」も候補に上がってます。彼は非常に才人でジャズ好きでも知られており実はジャズを扱った「バード」という映画も撮っています。でも支配人は基本的にドンパチのある映画好きなんでベストの映画を挙げろと言われればやっぱりイーストウッドといえば「ダーティハリー」になりますね。ということで徒然と今回もいってみますか
まあ好きな映画は基本的にはプログラムピクチャー。ヴァイオレンスな描写の多いアクション映画が多いですよね。後はうまいと思った役者さんが出ている時とかがターゲットになりますけれど時には感動大作ってのも観たりはします。かなり頻度は少ないです・・・・(^^;アクション・SF・サスペンス・ホラー・ドラマ(恋愛含む)の順番ですか・・。レンタルビデオで借りるものはVシネマが出たてのときはよく借りていました。竹内力がナニワの帝王になる前でまだ若々しかったし哀川翔はチンピラ役を好演していたころでしたね。その頃に注目していた役者さんで菅田俊さんは先ごろ「キル・ビル」、「ラスト・サムライ」にも出演しいまやハリウッド俳優ですよ。いやびっくり。でもうまい人だけどいわゆるプライムタイムの1クールの普通のドラマにはあんまりレギュラー出演しない人でどっちかというと2時間サスペンスの刑事、犯人、やくざ役が殆どなんですが・・・大杉さん(大杉漣さん)そうだったけどたけし映画からこっち芸域の広さで橋爪さんなんかと同じポジションを確立しつつありますね。あと北野映画といえば寺島進さんも渋い役者さんで最近はSABU監督と組んで面白いのを撮ってます。こういった人達が今どんどん表に出てくるのは嬉しいし日本映画の幅が広がりますよね。ハリウッドの映画はそういう意味でも役者の層が厚い!ジーン・ハックマンやダスティン・ホフマンの「ニューオーリンズ・トライアル」なんかでもジョン・キューザックという人が出ていますが彼曲者俳優として知られるレイ・リオッタと出た「アイデンティティー」やオタクなレコード店主役の「ハイフィレリティ」(?)だっけに出ており異なる役を演じています。しかもマイケル・ベイの「コン・エアー」なんかにも出ているんだから。人材の厚さは生半可じゃありません。渡辺謙さんがゴールデングローブ賞ノミネートで惜しくも受賞は逃したとき「まだ一年生」と言っていたのはこういった現実をしっているからでしょう。最近のお気に入りのハリウッド俳優はサミュエル・L・ジャクソンとコリン・ファレルかな。どちらも「SWAT」に出ていたけど出来れば他の彼らの別の出演作を見て欲しいですね。サミュエルは「パルプフィクション」「交渉人」とかコリンは「フォーンブース」どちらも面白い作品です。監督は故人ですがサム・ペキンパー、ドン・シーゲル。彼らの作品はアクがありますが面白いです。まーあれこれとりとめのない話をしましたが次はマニアックなところでいってみましょうか。ということで
いやー「ミスティック」も「半落ち」もスルーしそうな今日この頃ですが「王の帰還」は3時間半耐えて観るつもりの支配人です(爆)謙さんも帰国そうそう身辺が騒がしくそっちでも注目の的とは・・・・・・セレブっぽい?で今日はアクション映画について前回振りながらも全然違う方向に行ったのでちょっと語ってみましょう
アクション映画と言っても沢山ありますけど心に残るってのは実は少ないものです(普通の人には)そもそもスカッとさせるだけに力をいれていますからテーマとか言っていることは割と常識的な事を語っているからなんですが(ただそれを散々ドンパチして壊しまくる主人公が言っても説得力が無いこともしばしばですが)それでもアクション映画はいつでも人気が高いものです。誰しもわざわざお金を出して説教を聴かされるのはたまらんですからね。だからこそ『ファインディング・ニモ」なんかのアニメはうまいことしているけどそれはまた別の機会に。ここで支配人オススメを挙げてみましょうか。まずは「ダーティ・ハリー」またかよ!って言われるけれど現代の西部劇としてもこれはオススメです。そして「男達の挽歌」シリーズ特に第1作と最終章「狼」が特にオススメ。仁義なき戦いなどの東映やくざ路線をそのままもっていったともいえるそのストーリーとペキンパーからの引用であるスローモーションをうまく使い暑苦しいまでの男達の滅びの美学を究め香港ノワールとまで言われた第1作と全然関係ないけど主演がチョウ・ユンファと監督が同じジョン・ウーというだけで男たちの挽歌とつけられたこの「狼」はこれまた日活アクションのような筋立てで今のジョン・ウーを形作っているものが全部出ている優れもの。チョウ・ユンファが孤独な殺し屋を熱演していてまたしびれます(笑)それとペキンパー先生もので「ゲッタウェイ」は外せませんよね。マックイーンのその所作がプロっぽい!ショットガンの暴力的なまでの破壊力をああまで美しく魅せる人は他にいるんだろうか?変わったところでは「狙撃」加山『若大将』雄三氏がイメチェンを図るべく制作された映画なんですけど筋より出てくる銃とその薀蓄、ライバル役の殺し屋(このネタ結構拡大再生産されているはずでこの映画もそうだと思う)が初老で寡黙なプロフェッショナルで妙に印象に残っています。岸田森氏が革マルくずれの武器屋ってのも良かった。そしてクンフーアクションなら「燃えよドラゴン」ってことになるんでしょうがここはあえてキワモノを(笑い)「ドラゴン特攻隊」ジャッキー・チェンと御大ジミー・ウォングが出ている怪作。筋もむちゃくちゃだけどなんか異様にジミー・ウォングがカッコいい。氏の「片腕ドラゴン」とかもすごいキワモノだけどなんか観てしまうパワーがあります。それを時を越えてアメリカ人のタラ坊がリスペクトするってのもよく考えれば無茶苦茶だな(爆笑)他にもいろいろありますが次のお楽しみにとっておくとしましょうか。