UFO 理論(2)


原子炉格納容器内では、核分裂により、プラズマが発生しています。放射能の漏洩を防ぐためにあるいはプラズマを閉じ込めるために、格納容器には強力な磁力線シールドが施されています。そして数トンもある格納容器が浮き上がるらしいとのことです。やはりプラズマは反重力物質として働いていると早合点してはいけません。プラズマ内の自由電子が磁力線により整列し、プラズマが磁力線に沿って格納容器を包むように移動する、ファラディの電磁誘導の法則により、電流が発生し、磁場との相互作用により、格納容器に揚力が働くと思われます。これはドイツ式UFOと同じ揚力原理になります。どことなく古代航空兵器、ヴィマーナを彷彿させます。それにしても危険な原発はすべてを一日も早く廃炉にすべきです。

これでUFOの飛行原理は説明できると思っていましたが、ジャーマンUFOのオリジナル矢印表示概念図に電流の表示がありません。UFOの推力についてUMMO Ummite の本はフレミングの左手の法則でなく磁気流体力学について言及しています。

ウイッキペディアで解説されている、磁気流体力学をそのまま適用すると次のようになります。機体中央のソレノイドコイルによる磁力線が図の矢印のように流れます。プラズマは磁力線に誘導される性質があります。プラズマは導体であり、その移動はソレノイドコイルの磁場の影響を受け、電流が発生します。ファラディの電磁誘導と言います。プラズマに誘起した電流とソレノイドコイルの磁場との相互作用フレミングの左手の法則によりプラズマに力が働きます。機体に力が働くのではなかったようです。

ソレノイドコイルへの電力供給を増やすと、磁場は強くなり、プラズマに働く力は強くなり、プラズマの流速を加速します。プラズマは分子が電離した状態のことを言い、ガスと同じです。機体から発したガスが加速、噴出されジェット機、ロケットと同じように推力を得ます。図の矢印のようにガスが噴出します。これでは機体が左回転しそうですが、機体の形状から機首に揚力が働き、回転する力は相殺されます。

UFOが垂直発進する理由は、よく知られた従来の航空力学でないコアンダ効果で説明できます。ソレノイドコイルの接続を切り替えて、プラズマを機体頂点から四方に流し、底部中央に収束させます。そしてプラズマ流、粘性の高速流体が膨らんだ機体部分を引き寄せます。その結果、機体に揚力が働きます。水平飛行の場合も、正しくは機体にコアンダ効果が働きます。コアンダ効果はジェット機の低速飛行に応用されている技術です。

アメリカが公開した円盤型航空機に、アヴロカナダ社が開発したアヴロカーがあります。機体天井部から空気を取り入れ、ジェットエンジンで機体側面から高温圧縮空気を噴出する仕組みです。しかし実用にならなかったようです。地球製UFOは存在しない証明のために公開したと思われます。これはプラズマ流の代わりに空気流を使うものであり、コアンダ効果で揚力を得ます。その模型が発売されています。

American UFO patent(カタカナ不可)とMHD UFO のサイトに発明、特許された円盤型航空機のサイトがあります。その中にMHD、プラズマ流で推力を得るものもあります。その実物があるのか、空を飛んだのかは確かではありません。

いままでに、多くの発明家がUFOの製作に取り組んだと思われますが、UFOは今日でも謎であり似非科学です。MHDによるUFO理論は多くの博士、学者、発明家たちに提唱されてきた仮説です。しかし民間で実用化されないのは、どこか間違っているか、何か足りないかもしれません。

この仮説の具体化で、最も難しいのはプラズマの発生です。システムに供給する充分なプラズマを継続して、長時間、安定して発生させることは至難の業です。電子レンジでロウソクの明かり程度のプラズマを数秒間発生させることと違います。

イオンエンジンはプラズマを使用します。しかし推力が弱く地球の引力を脱するロケットには使われません。無重力宇宙空間の航行に使われています。プラズマ化しやすい物質はキセノン、アルゴン、クリプトン、リチウム、ビスマス等あります。UMMO UFOでは推力を得るためにメタンを使用し,ダストプラズマと言います。しかし本当のところは分かりません。コアンダ効果を得るために十分な粘性のある物質を使用すること、そして充分な推力を得る工夫が必要です。

航空機にはジャイロスコープが積載されています。軸の傾きをセンサーで検出し、コンピューターで機体を制御します。説明図のイラストでは確認ができませんが、他のジャーマンUFOサイトの説明図には、大掛かりなフライホイールが確認できます。

コンピューターのない時代の航空機の開発であったので、機体の姿勢を安定させるために装備したと思われます。しかし地球人よりはるかに進んだETの科学技術にしては、単純すぎます。何か他の目的もあるはずです。

機体の見かけの重力は、ジャイロスコープ効果によって減少させることができるという説があります。ただし機体の質量に見合う充分な遠心力が働くフライホイールが必要です。反重力装置ではないが、UFOの飛行仮説の一つになっています。

MHD UFOのプラズマの推力不足は機体に組み込まれたフライホイールで解決していると考えられます。

素人が推論すると、フライホイールに遠心力が働き、軸から水平全方向にベクトル?が発生します。引力による下方へのベクトルと合成され、みかけ重力は減少します。フライホイールが斜め、垂直であっても同じです。

アヴロカーにフライホイールがありません。大きな空気吸入扇がありますが、ジャイロスコープの役割を兼用しているとは思えません。

UFO遭遇事件にグレイ型ETが登場します、あるいは米空軍秘密基地内で撮影された、死亡したグレイの写真を見ることもあります。特に戦後から70年代にかけて米国で多くの目撃情報があります。German UFOのウエブサイトにもナチス軍基地で撮られたグレイの写真があります。彼らはUFO技術を地球人に教えるために来ていると思ってしまいます。グレイはETあるいは水棲未確認生物と言うのが定説になっています。

ドイツ式円盤型UFOは、機体の構造上、電磁力線の人体への影響を完全に防ぐことは困難であったと思われます。例えれば電子レンジの中に操縦室があるようなものです

機体のプラズマ室だけがその影響下でなく、マイクロ波が機体全体を包んでいます。電子レンジは扉が完全に閉まっていないと作動しない工夫がされています、家庭用の調理器具から出力されるマイクロ波であっても人体には危険だからです。

乗務員には身体障害、精神障害が続出したでしょう。もしかしてグレイはUFO飛行実験の犠牲者、空軍パイロットのなりの果てではないかと、疑念が浮かんできます。

強電磁力線を人体に浴びせ続けられると、人はどのようになるか、推理してみました。まず脳、目、に損傷を受けます。次に髪の毛が抜け落ち、体全体の筋肉は衰え、皮膚は縮み、背骨をつなぐ椎間板が損傷を受け身長は低くなります。体が小さくなった分、頭が大きくなったように見えます。そして消化器が損傷を受け栄養失調状態になり、餓鬼のような体形になります。症状が進むほど、グレイに限りなく似てきます。

もしグレイが空軍パイロットであったら、あのような容姿に変わってしまった後は、親しい友人、恋人に合うことも、愛する家族のもとに帰ることも、当局から許されなかったでしょう。どのような経緯で死亡したグレイの写真が流出したか推測のほかありませんが、本来、軍の極秘扱いであったものです。結果的には人々の関心が、写真の生物がETらしいことに集まり、本当は何が空軍基地内で起きているかに疑念が向けられなかったようです。しかしそれは表面上のことで、疑念を持った人は少なからずいたでしょう。諜報機関は軍に矛先が向けられないよう暗躍したと思われます。このようにハリウッド映画の脚本になりそうなことが起きていたかも知れません。

プラズマ技術は原子力発電と同じように致命的欠陥が潜在しています。マイクロ波防御方法は乗務員室のシールドだけでなく、プラズマの発生方法を有害なマイクロ波から、燃焼ガス、レーザ等に変えことが考えられます。残念ながら現代の技術ではマイクロ波が最も効率がよいとされています。

機内環境の改善の余地はありますが、強電磁石と機体の表面を流れる電流はシステムから外せません、乗務員室がモーターの中にあるようなものです、有害線の除去は一筋縄には行かないようです。