星間移動
ウンモ星人は15光年の距離を7ヶ月で地球にやって来ます。なぜそのようなことができるか考えました。
ウンモ星人の宇宙船は次元の異なる2枚の薄いの層の中を飛ぶと書かれています。宇宙は一つだけでなく、多次元宇宙の構造で、私達の宇宙は双子宇宙になっており、もう一つの宇宙では私達3次元世界の物理法則、時間、空間、距離の制約を受けません。双子宇宙を経由することによってショートカットを実現しています。
リサ・ランドール博士は5次元宇宙論を提唱しています。私達の3次元宇宙を2次元の平面宇宙と仮定すると、隣に別の3次元宇宙があり、その間に空間ができます。トーストをスライスしたようになり、この空間宇宙を5次元宇宙と定義します。5次元宇宙では時間、空間、距離の概念が異なり3次元の物理法則が適用されないと考えられます。
そこで超光年星間宇宙飛行では、宇宙船は3次元宇宙から双子宇宙あるいは5次元宇宙に出ます。この空間は3次元宇宙の光が届かなく、重力だけが届く空間です。宇宙船は位置を確認するために3次元に戻り、再び5次元飛行へ切り替えます、この繰り返しで目的の星まで行きます。
ユミットの本には著者自身も理解に苦しむことが書かれています。“ユミット宇宙船はペアになった時空の層を通って近道をしながら、宇宙現象の状態が瞬間的に良好になったところを利用します” “航空距離を縮め、光の速度をさらに加速させて” “超空間の窓が再び閉じられようとするその瞬間、つまり宇宙の気象条件が悪化しかけた瞬間”。
双子宇宙、5次元宇宙はどこまでも広い空間が広がっているわけではありません。その中の3次元宇宙は多次元の宇宙と複雑に重なり合っており、次元の境目をバイパスに使います。いわゆる不確実な自然発生のワームホールのことと考えられます。“光の速度をさらに加速させて”とはアインシュタインの相対性理論ではいかなる物質も光の速度を超えられないとされていますが、異次元宇宙では異なる定理があることを言っています。
5次元宇宙は私達の3次元宇宙137億光年(宇宙膨張説計算466億光年)のかなたのさらに奥にあるのでなく、ムー誌の何年何月号であったか記事によると、地球上で8mmの幅を物質が光速に近い速度で移動すると異次元空間に到達できると書かれています。このことを実証した人はいませんが、科学者の思いつきでなく、数式から導かれたことと思います。しかし私達の3次元世界では物質の速度が光速に近づくとその質量は無限大になり、実際にはこのようなことはありえません。ウンモ星人の宇宙船は大気圏において準光速のスピードで飛んでいるのでなく、時速15,000kmと書かれています。光速の1/20 X 1/3600 です。3次元宇宙空間においても準光速でないでしょう。
宇宙船が何らかの方法で5次元へ到達したとき、その場所は、地球上のはるか上空、人工衛星が飛び交っている所でも、宇宙全体を見渡せる所でもありません。3次元世界の物理法則の適用を受けない5次元世界であり、そこを3次元と例えれば、元の位置から8mm離れた所(必ずしも連動していない、どこまでも8mmでない、無限大もある、3mm幅並行膜宇宙説なら隣の宇宙)の3次元宇宙の光の届かないところになります。次元の境に壁があるわけではありませんが、光で満たされた3次元宇宙の領域から外れたところが5次元宇宙になります。ウンモユミットの本ではメビウスの輪と例えられています。
ウンモ星宇宙船が異次元に入るときの説明があります。強力な電磁力線を発射することによって、原子中の中性子間の斥力を除去し、微力な重力の落ち込みを生じさせ、次元表面の破断を引き起こす。その結果宇宙船は異次元に入る。この説明を理解できる人はほとんどいないと思いますが、これは相対性理論と同じく、宇宙の解明に必要不可欠な量子力学による説明です。
推測すると次のようになります。プラズマで覆われた宇宙船周辺の空間に強力な電磁波を発射した時、その電磁波はプラズマに衝撃を与えます。
電離したイオンの中性子間の斥力は除去され、その空間は縮みます。例えれば方眼紙の中央の升目が込み合った状態になり、その表面は数ミリ落ち込みます。このことが周辺空間に準光速の速度でおきたとき、先に述べた8mmの仮説を用いて、空間は8mmずれた異次元の世界に移ります。
宇宙船の推力で準光速に達することは、その質量が無限大になり不可能ですが、原子レベルで変化をおこし、宇宙船周辺の空間を準光速で移動させるのであれば、結果的に質量のある物質、宇宙船が準光速で空間を移動したことになります。
重力の落ち込みに数秒かかっては何も変化しないが、中性子間の斥力の除去は原子レベルであり、それは準光速で起きると考えられます。
動画サイトでUFOが突然消える映像があります。UFOが上記の方法で異次元に移動したからと考えられます。
次元の破断(タイムマシン現象)は東日本大震災でも起きています。当日でなく1週間後に被災地に忽然と、ほんの数分、数百年前の町が現れたとの記事がありました。その他に魔の三角地帯、コミックの世界になりますが、ある神社の使われていない古い井戸もあります。活断層の歪により発生した電磁力線が 自然発生のプラズマに作用した結果であると考えられます。
超光年星間飛行の方法として、5次元空間を経路に使う方法はリサ・ランドール博士の5次元宇宙論からヒントを得ました。そしてウンモ星人宇宙船が双子宇宙を経路に使うことは後で知りました。これらの説は誰もが考える説のように思えますが、まだ一般に受け入れられていない新しい説のようです。しかし従来の説に取って代わるかも知れません。