唐津くんち十二番曳山、京町『珠取獅子』
唐津くんち十二番曳山、京町『珠取獅子』
■完成 ※2018年10月
右斜め前上アングル。飛龍の幕は長かったので全然はねなかったのですが、今回は幕が短くどうしてもはねて、已む無くステンレス線を入れました。
正面上アングル。幕吊り枠ですが、実物は本体に鎖状の金具で取り付けられていますが、前回飛龍が空を飛び幕吊り枠が本体から外れてしまった事を教訓に、目立たぬ場所にピアノ線でがっちり四隅を固定しました。
左斜め前上アングル。たぶん『尻尾後部がもっこりしすぎなんじゃない?』と思われる方が多いと思います。これは採寸ミスで珠の後部をかさ上げした事によりそれまで合っていた尻尾が斜めに上がった事によります。もう殆ど出来ていたので諦めました。。。
左側面上アングル。さて、珠取獅子は1本心棒の曳山ですが、おそらくその中でも最大重量を1点で支える曳山だと思います。重量もさておき問題は基部が固定されている事。それにより振れ止めが装着されていますが、基部に掛かるモーメントは想像を絶します。
左斜め後上アングル。尻尾後部の稼動部の隙間が目立ちますね。。。これでも頑張ったんですけどね。。。ただ今回初めて導入した石川県箔商工協会のおりがみ付『金箔フィニッシュ』の仕上がりには満足してます♪
背面上アングル。見ての通り珠取獅子は台からはみ出すサイズが結構あります。他にも同様の曳山は存在するのですが、決定的に違うのは基部が固定されている事、兜曳山や水系の曳山は基部が稼動する様作られています。珠取獅子は接触の際、もろに基部に力が加わるはず。繊細な技術が必要なのでしょう。
右斜め後上アングル。後ろ足の巻き毛が雑ですね。。。ここが一番パイ生地状化が激しくどうやってもこれが限界でした。。。
右側面上アングル。やっぱりお尻が小さく尻尾が大きすぎる感がありますね。。。採寸上は問題ないんですがね、難しいですね。
右斜め前下アングル。幕をたくし上げた巡行スタイル。模型でもがぜん躍動感が出ますね♪
正面下アングル。判ります?左右の頬と唇の形状が違うの。これは素型は問題無かったんですが、紙を貼り固め、型から抜いて更に紙を貼り固める際、ゆがみ防止の為に輪ゴムでぐるぐる巻きにしてたのですが、口のあたりをきつく巻きすぎ変形してしまいました。。。可能な限り戻そうとしたんですけど途中で心が折れました。
左斜め前下アングル。これが一番良く撮れたかも♪開口部が狭くよく判らないと思いますが、ちゃんと舌が入っています『見えない所もきっちりと』。標語みたいですね(笑)
左側面下アングル。現在どうなっているかは判りませんが、私が入手した資料では車輪が二重構造っぽくなっていました。表面的にしか判りませんでしたが特徴的です。
左斜め後下アングル。珠取獅子は後アングルに萌える人多いですよね(笑)。しかし後ろ足やお尻の造形は本物に似せるのがとても難しかったです。やっぱ後ろ足が変。。。
背面上アングル。紐がぶらぶらしてるのはご愛嬌って事で。。。縛ってしまうと尻尾の可動をお見せ出来なくなってしまうので(笑)
右斜め後下アングル。こっちの後ろ足は良い感じと自負しているのですが。。。
右側面下アングル。ちなみに今回嫁のデジ1で撮影したのですが、スポット測光が金箔に反応して上手く撮れない事、撮れない事。嫁のカメラなんでいまいち操作法が判らず何十枚も中腰で撮り、腰言わせました。。。
十二番曳山、京町『珠取獅子』
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