唐津くんち三番曳山、材木町『亀と浦島太郎』
唐津くんち三番曳山、材木町『亀と浦島太郎』
■完成 ※2020年10月
右斜め前アングル。甲羅の金彩が少し太すぎました。。。甲羅端の赤っぽい「梨子地塗(なしじぬり)」は、我ながらバッチリでした♪頭、手足の「石目地塗(いしめじぬり)もほぼ満足♪緑色は実際より暗めでマット(艶消し)にしました。こっちの方が印象的にピッタリでしたので。
正面アングル。亀さんは思いのほか下を向いていて、上からのアングルではお辞儀している様(笑)幕の町名は画像スキャンしトレースして描画したので良い感じでしょ?曳山名の立札斜めってますが刺し損じです。ちゃんと真直ぐ立つんですよ。言い訳ですが。。。
左斜め前アングル。写真的にはこれが一番きれいに収まったかも。太郎さんもボケずに写っています♪着物を含み、太郎さんの出来には満足しています。着物は何着作り直した事か。。。このサイズでちゃんと縫ったんですよ!接着剤、強力両面テープ等試したんですが、所詮強度不足で外れたり破けたりで。。。
左側面アングル。こちらは何といっても幕!幕左側面が全く資料画像が存在しない中、諦めかけて適当に描くかと思っていたら、かのOJGさんが神の様な資料画像を提供してくれました。幕の切れ目など想像でつないでいる部分もありますが、本当に助かりました!有難う御座います。
左斜め後ろアングル。なにげに手足の造形にはホント悩まされました。粘土型の時点で何度やり直したか。。。貼り抜いた後も角度や印象でバリバリ剥がして曲げて壊れて補強して。。。なんとか違和感は少なくなったと思います。そもそも本物の造形がこまやかで絶妙な左右バランスが美しい曳山なので再現は大変でした(涙)
背面アングル。実は尻尾の輪郭、角度でも相当苦労したんですよ。。。湾曲してるんで採寸が難しく、出来上がってみると全然違う位置になったりで。。。また、町内の同級生O君が言ってましたが、尻尾は小さく作り直した可能性があるとの事。そう言われてみると輪郭や凹凸がちょいちょい不自然な箇所があります。そういう不協和音の様な造形の再現にも苦労しました。。。
右斜め後ろアングル。最初に作った鳳凰丸などは幕の仕立て年月はコピーしていたのですが、ある時点から模型が出来上がった年月を入れる様にしました。9月中には出来上がると踏んで"令和弐年九月吉日"と。間に合わんかった。。。
右側面アングル。そう、幕右側面は資料画像がけっこうありました。かなり忠実です♪ しかし、皆さん右側が好きなんでしょうね♪亀さんも首傾けてますしね。絵面は今現在大丈夫かな?合ってますかね?多分一時期イラストチックな絵面もあったみたいですが。。。
右斜め前下アングル。幕を巻き上げた巡行スタイルを再現♪なんと今回画期的アイデアで幕を垂らした状態と、巻き上げた状態を2タイプ切り替えられる様に♪なんと幕釣り枠は木とマグネットシートのハイブリッド構造です。垂らした幕と、巻き上げた幕をマグネットで瞬時に付け替えられる様に。。。。ダメでした。詳細は後程(笑)
正面下アングル。ほら下から見たらちゃんと亀さんが見つめてくれます♪ただ太郎さんの首の角度がちとおかしい。ちゃんとはまってない。。。後で直します。。。ただ、幕釣り枠前面の波頭飾り、このサイズでよく出来てるでしょ?ほめて、ほめて!僕ほめられて育つタイプなんです(笑)
左斜め前下アングル。皆さん右アングルが好きな感じですが、自分左が好きかも♪あまり目が合わない方が好きなのかも。人と話す時も、目見れない人なんですよね。。。よくまあそれで営業やってたな?と言う人もいます(笑)
左側面下アングル。あ!振れ止めの左右の縄が!今回振れ止めの左右の縄をリアルに結んでしまうと簡単に本体を台車から外せなくなってしまうので、以前紹介した様に紐を並べタイトボンドで固め、ステンレス線を仕込み曲げて止めてそれらしくしたのですが、押さえが足らず跳ねてます。。。まあご勘弁(笑)
左斜め後ろ下アングル。今回の楽しい発見♪亀曳山の梶棒の綱、持ち手が3本あります♪静止画では判らなかったので、動画をさんざんチェックして1本の縄で3つの持ち手を出す結び方を研究。多分ほとんど同じだと思います♪
背面下アングル。病気な僕は幕釣り後部、青白のねじり紐の余った部分の巻き付けまで再現。しっかしうまくいかんのですよこれが。。。なんか幕を含め汚いですよね。。。詳細は後述。。。
右斜め後ろアングル。車輪が黒いです。青獅子では最新に採用されてなかったので表現されていませんが、中町の同級生KCN君によると黒はコールタールらしく、多分そうだとコールタールの質感再現。端の"こっぱげ"感や鋼輪のサビも再現。ちょっとしくったかな?。。。
右側面下アングル。ちょっとピンボケ。。。ただ手足の中でもこの右前足の再現が一番大変でした。。。多分和紙で貼り抜いた素材の原型がほとんど残ってないのでは。。。あと、見て判りますかね?亀曳山はけっこうな前重心です。梶の切りやすさなのか?伝統のお旅所全速突入でも前がかりで埋まりますよね♪
亀曳山の最大の特徴であり謎。尻尾は先っぽが折れる構造です♪多分大手門の高さや電線対策でのことかと。でも多分皆さん折った姿を見たことないですよね。古い写真など残ってても良さそうなのに。。。また何故尻尾先端に仰々しい滑車が付いているのか?そんなに重さはないはずなのに。。。謎は深まる。
セットした巻き上げた幕と、垂らした幕。もくろみでは瞬時にカチリと切り替えられる"はず"だったのですが、巻き上げた幕は本当に幕を巻いて固めてマグネットで着脱するはずだったのですが、思いのほかマグネットが弱くダメ。。。ダメすぎて巻き上げ状態はステンレス線で固定せざるを得なく。。。瞬時とは程遠いです(苦)
三番曳山、材木町『亀と浦島太郎』
スライドショー