ボヘミアン・ラプソディ感想

とうとう見ちゃいました。ずっと気になってたのに機会をのがしつづけてた映画。

Queenの映画…というより、フレディ・マーキュリーの映画といったかんじでした。とてもよかったです。


ストーリーをざくっと話すと、(といってもフレディは過去の方ですしその生き様は語られつくしたのですから、ざっくり話すというと想像通りになりますけど…)

破天荒な青年がバンドで成功して、一人の男として恋や仕事に悩み、最後の感動的なミュージックシーンに昇華する

みたいなかんじ。ざっくり。


フレディの生き様を忠実にたどった映画ではありますけど、当時メンバーやファンが感じた高揚感や緊張感がダイレクトにつたわってきます。

とても"生きたロック"ってかんじでした。

資料としての化石をながめるのでなくて、生きてるそのまんまを感じられる、とてもロックな映画でした。そしてとてもロックな生き様だったのですね。

もちろんそうでない方もですけど、とりわけ私より若い方におすすめしたいです。音響のよい大きな劇場で!!

さいきん音楽の多様化がすすんで、だれしもが好きな音楽を「さがせる」時代になった一方、世界中を震わす音楽というものはなくなってしまったようにかんじます。

ボヘミアン・ラプソディがつよい"生きた"ロックを感じる映画なので、そういうおおきな渦を見たことがない方にこそ、見てほしいなっておもいます。

こういう時代があったんだって、それはとても素敵なものだったのでしょう。今の音楽界隈にもまた別の良さがありますけど。それは確かにまぶしかったのですね。


それから、ボヘミアン・ラプソディを見て好きになった方に、愛と哀しみのボレロをちょっとおすすめしたいです。

こちらはロックではないというか…だいぶわかりにくいというか、戦争もありますし重苦しいのでつよくおすすめはできませんけど、、、

いろいろあって最後のミュージックシーンで昇華するタイプがすきならってかんじですね。

ジョルジュ・ドンのボレロが本当に…本当に…嗚呼…(語彙力喪失

愛と哀しみのボレロを私に紹介したような母ですから、やっぱりボヘミアン・ラプソディもとても感触が良かったようです。

母はQueenをリアルタイムで好いていたのですけど、その時はドラムの方を好きだったそうです。

でも映画で(つまり実際は)とてもチャラ男だったので、

「今日からドラムの人きらいになる。ギターの人すきになる」

だそうです。

ギターの人よいぞ…(ぐっ


母とはなにかと好みが合います。