大神様の恵みと御先祖様の恩に感謝し
不易の祈りを捧げます
神道は古来より、神々や祖先が私達に与えて下さる日々の恵みに感謝を捧げ、その上で、玉体安穏、皇室安泰、国家繁栄、国土平安、風雨順時、五穀豊穣、世界平和、地域の発展などを神々に祈願し、時には自然災害・疫病・戦乱など諸々の災厄と対峙しながらも、その終息・鎮静を祈願し、それらの災厄と共生したりもしながら、常に人々の気持ちに寄り添ってきました。
昭和55年に制定された神社本庁憲章の前文『神祇を崇め、祭祀を重んずるわが民族の伝統は、高天原に事始まり、国史を貫いて不易である』、同憲章第8条の条文『神社は、神祇を奉斎し、祭祀を行ひ、祭神の神徳を広め、以て皇運の隆昌と氏子・崇敬者の繁栄を祈念することを本義とする』、同憲章第11条の条文『神職は、ひたすら神明に奉仕し、祭祀を厳修し、常に神威の発揚に努め、氏子・崇敬者の教化育成に当ることを使命とする』の精神に則り、当神社神職一同は今後も、大前での日々の祈りや、諸々の祈願祭、禊や鎮魂などの神道行法、その他の神事・手段を通して、大神様に只管 “不易の祈り” を捧げてまいります。
当神社では、年間を通して様々な祭事・御祈祷等を執り行ない、日々神明奉仕しております。これらの神明奉仕のうち、「年間祭事」「秋まつり」「大祓式」「神道護摩祭」「御祈祷・出張祭事」「冠婚葬祭」についての詳細は、以下の各ページを御参照下さい(それぞれのボタンをクリックして下さい)。
玉串拝礼の作法
年間祭事として当神社の社殿にて執り行なわれる祭典、社殿でお受けになる厄祓など諸々の御祈祷、出張祭事あるいは神葬祭などに参列される場合、原則として皆様方には「玉串拝礼(タマグシハイレイ)」をして戴きます。
玉串拝礼とは、一言でまとめると「お辞儀をしてから玉串を捧げ、二拝二拍手一拝し、改めてお辞儀をする」という拝礼作法です。
▲ 玉串拝礼の作法(神道青年全国協議会公式チャンネルより)
▲ 玉串拝礼の作法(上川神道青年会公式チャンネルより)
以下に、玉串拝礼の作法を①~⑨の順に、より詳細に説明させて頂きます。宜しければ参考にして下さい。
① 神職から受け取った玉串を胸の高さに持ちます(右手は玉串の根元のほうを上から握り、左手は玉串の中程より少し上を下から添えます)。
② 玉串を持ったまま深く一礼します(腰を約45度折り曲げる)。
③ 玉串を時計まわりに廻して立て、左手を下げ、祈念を込めます。
④ 左手で玉串の根元を時計まわりに廻し、右手は玉串の真下に添えて、玉串を玉串案(玉串を奉奠する台)の上に捧げます。この時、玉串案まで距離があって手を伸ばしただけでは玉串を奉奠出来ない場合は、1歩進んで奉ります。
⑤ 腰を約90度折り曲げて深々と頭を下げ、これを2回繰り返します(二拝)。但し、もし前項で1歩進んで玉串を奉奠した場合は、1歩下がってから二拝します。
⑥ 両手を胸の高さで合わせ、右手を少し引き下げてから2回拍手を打ちます(二拍手)。
⑦ 再び両手の指先を揃えて合わせ、再び祈念を込めます。
⑧ 手を下ろして、再び腰を90度に折り曲げて深々と頭を下げます(一拝)。
⑨ 最後に深く一礼(腰を約45度折り曲げる)してから下がります。
なお、上記の説明中に出てきた、腰を曲げる具体的な角度(数値)は、あくまでも理想とされる目安であって、必ずその角度を守らなければならないという事ではありません。特に、拝(前傾角度約90度の最も深いお辞儀)については、体が固い人や腰に不調を抱えている人、御高齢の方などにとっては困難を伴う事も少なくはないので、体勢的に厳しいと感じた場合は、無理をしないようにして下さい。90度に前傾する事にこだわるあまり、腰を痛めるような事態になってしまっては元も子もありません。
神葬祭では、音が出ないように柏手を打つ「忍び手」という作法が用いられますが、忍び手を用いるという点以外は、神葬祭に参列した際の玉串拝礼も原則としてこれと同様です。
留辺蘂神社 公式ホームページ
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